お子様と楽しむ収納術とは?
2019.8.24
「自分で片付けができる子に育ってほしい…」
多くのお子様をお持ちの方が自然と願うことです。
その気持ちが強くなるとこんな風に言ってしまうことも。
「早く片付けなさい!」
「片付けないと捨てちゃうよ!」
これは言う方もあまり良い思いはしませんし(後から後悔することも)、言われてしまったお子様の方も「片付け」に対してマイナスな気持ちになってしまうようです。
多くの場合、お子様は「片付けられない」のではなく、そもそもの「片付け方が分からない」ことの方が多いのです。
最初はできなくて当たり前。
ここで大切なのは「正しい片付け方を知り、お子様に分かり易く伝える」ことです。
「片付け」つまり整理整頓は、そのコツやポイントが分かれば誰でも簡単に行うことができます。
今回は大きく3つある、そのポイントを知り、お子様と一緒に楽しく片付けをしていきましょう。
不要なモノをなくす
片付けの基本となるこの作業は、「子供の選択力を高める作業」とも言われます。
なんでも捨ててしまうのではなく「必要か不必要か」を持っているモノひとつひとつに問いかけるようにしていきます。
成長するにつれ増えていくおもちゃ。
おもちゃを見ると楽しく遊んでいた時のことを思い出して
「全部いる!」「まだこれで遊ぶ!」
となって、なかなか作業が進まなくなることも多々あります。
しかし、
「もう遊んでいないじゃない?」「もういらないでしょ?」
というような大人目線の声かけは要注意です。
子供の片付けに対する「やる気」を奪ってしまいます。
大切なのは、
「手放すことが勿体ないのではなく、おもちゃは使ってあげないことが一番もったいないこと」
ということを教えてあげることです。
大好きなおもちゃを手放すのはどんなお子様にとってとても大変な作業。
だからこそ、それが出来たときにはたくさん褒めてあげましょう。
きっと益々やる気をだしてくれるはずです。
必要なモノの出し入れを簡単にする
「自分だけのスペース」を作ってあげることで、お子様に「ちゃんと片付けをしよう」という気持ちが芽生え始めます。
ここで大切なのは
「大人目線ではなく子供の目線で本人の気持ちを優先する」
ということです。
収納は住まいの空間をきれいにスッキリ見せることも大きな目的ですが、同時にその場所を使う人がモノの出し入れを
簡単にする、ということもたいへん重要です。
おもちゃであれば、大きめの箱に入れておくだけでもOK。
ぬいぐるみやブロック、絵本などグループに分けて収納するのもおすすめです。
どういう風に収納したら遊びやすく簡単に出し入れができるか、を考えながら進められると良いでしょう。
「自分でできた!」という喜びは、いわゆる「成功体験」です。
これを実感してもらうことでますます本人もやる気になり、結果、自分だけの大好きな場所を作ってあげることに繋がるのです。
使ったモノを元に戻す
「不要なモノをなくす」ことは、いわば「整理」をするということ。
「必要なモノの出し入れを簡単にする」ことは、「収納」にあたります。
この2つの基本ができたら次はいよいよ「片付け」です。
片付けとはとどのつまり、「使ったモノを元に戻すこと」です。
この「使ったモノを元に戻す」
お子様をお持ちで、このようなセリフを口にした記憶がある方は意外と多いのでは?
不要なモノが処分され、モノの出し入れが容易な場所をしっかりと確保できている状態。
これで毎日の片付けはとても楽になります。
(その意味で時間がかかり大変なのは、さきの「整理」や「収納」の方なのです)
その片付けをお子様が簡単にできるようにする方法、それは「ラベリング」です。
「どこに戻すか」「何が入っているか」
など一目で分かるように表すこと。
そこに入れているモノの名前を書いたり、文字が読めない子には入れているモノのシールや写真を
貼ってあげます。
それぞれの個性や好みにあったラベリングをしてあげると楽しみながら片付け習慣が身につきます。
子供の成長に合わせて収納も成長させる
この3つの方法と流れは一度きりで終わりにするのではなく、お子様の成長に合わせて、少しずつ変化を加えながら継続を心がけていきましょう。
お子様は成長と共に持っているモノや、考え方などの変化が生まれます。
「どんな風に収納すればいいか」「どうすれば出し入れし易いか」
など、その時々で違いがあるはずです。
だからこそ、お子様の成長を感じるタイミングで今回の方法を都度行い、繰り返すことが大切となります。
子供の片付けを通して
「今、その子が大切にしているモノは何か」「どんな考えを持っているか」
など新たな発見を得る機会にもなるでしょう。
お子様が自身で楽しみながら「できた!」という事柄を増やしてあげることで、住まいも他の家族の気持ちもスッキリとします。
そのなかで家具蔵でも、住まいの状況や家族構成に応じた無垢材収納家具を多くの方にご案内しています。
無垢材のやさしい風合いは情操教育にも繋がり、それがお子様との「片付けコミュニケーション」に繋がるかもしれません。
収納について悩みごとがある場合は、誰かに相談してみるのが一番です。
家具蔵でもお客様ごとに異なる「住まいの悩みごと」を多くの事例を手掛けたプロスタッフが経験則も交えてお話しいたします。
ご相談お待ちしております。
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