秋に向けた無垢材家具を使った空間コーディネート術
2019.9.21
真夏の暑さも落ち着きを見せはじめ、秋本番を迎えるこの頃です。
夏は見た目にも涼しさを感じるガラスや、ひんやりとしたカラーのブルーをはじめとしたマリンカラーなどを使うことが多いインテリア。
衣替えと同じように、住まいの空間も秋に向けた「温もりを感じるインテリア作り」をはじめてみてはいかがでしょうか?
秋のイメージと言えば、温かみのある暖色や毛糸などの温かみのある素材。
秋の夜長にほのかな優しい明かりで読書やDVD鑑賞など、季節に合わせたインテリアを取り入れることで、ほっと気持ちが安らぐ空間を作り出すことができます。
そこで今回は無垢材家具を使った簡単な空間コーディネート術をご紹介します。
温かみを演出するレッドのカラーコーディネート
無垢材家具を引き立てるインテリアのコツは暖色系のカラーを取り入れることです。
暖色系とはレッドやオレンジなどのこと。
クッションやランチョンマットなど簡単に取り入れやすいところから始めるのがおすすめです。
それだけでもお部屋のアクセントとなりイメージが一変します。
また、木の実や落ち葉を連想させるブラウンやキャメル、ベージュやグリーンなどの落ち着きのあるアースカラーもおすすめです。
温かみのある色を取り入れるとなぜ落ち着いた気持ちになるのかというと、古来から獣や動物は火を恐れ、人は木材に火をつけることで獣から身を守ってきました。
そのため人は火を見ると落ち着くように自然と身についています。
木材と火を感じられる暖色系のカラーは、温もりや安心感を得られるようになっているのです。
足元から温まるラグを取り入れる
気温の下がり始める秋の季節にぴったりなのがラグ。
ラグは使う面積が広くなるため、視覚的に影響を与えやすくお部屋の雰囲気をガラッと変えてくれます。
そこでポイントになるのが「毛足の長さ」と「色」。
この2つのポイントを抑えて選ぶことで秋らしい温かみのある空間コーディネートが実現します。
毛足の長さは30ミリ前後くらいの少し長さがあるモノを選ぶといいでしょう。
ふわふわとしたシャギータイプであれば横に寝転んだ際も気持ちがいいです。
色は温かみのある暖色系の中でも、色味を抑え少し濁ったようなカラーを選ぶと間違いなしです。
床の色合いに合わせるのもいいですね。
床とラグが同じブラン系だったとしても素材の違いで同じ色には見えず、むしろ同系色を上手く組み合わせることでおしゃれな空間を作り出すことができます。
ラグは床から上がる冷気を遮断してくれ暖かみを保ってくれる秋には欠かせないアイテムです。
ほのかに照らす間接照明を取り入れる
最後におすすめしたいのが間接照明です。
秋色カラーや温かみのある素材で秋を取り入る。
そこに間接照明をプラスすることでワンランク上の空間を作りだすことができます。
間接照明により壁面を優しく照らすことで、落ち着いた空間に仕上がります。
プラスチックやアイアン製ではなく木製が入ったものを選ぶと、ほっとした雰囲気になります。
白い明かりではなく柔らかい光を放つ白熱球を選ぶと暖色の温かみのある印象に仕上がります。
時にはメインの照明を消して、間接照明だけで過ごす夜があってもいいですね。
●3つの電球の違い
【部屋を温かく見せる白熱球】
照明を買った際に付属で付いてくるもっともポピュラーな電球です。
暖色の明かりでお部屋を温かく優しい印象にしてくれるのが特徴です。
この暖色の明かりは食事をおいしく見せてくれるので、ダイニングの照明におすすめです。
【省エネの蛍光灯】
蛍光灯の特徴は何と言っても省エネであることです。
白熱球の約1/4となります。
そのため、長時間電気をつけるリビングダイニングなどにはおすすめです。
【長寿命・長省エネのLED】
電気代は白熱球の約1/8、電球の寿命は白熱球の20倍以上の、最も経済的な電球です。
一度設置すると当分、電球を変える必要がないので、取替えが億劫な高い場所などにもおすすめです。
そしてLEDは電球が熱くならないため、観葉植物を照らしたりする際は葉を傷める心配がありません。
お部屋の家具を全て無垢材家具にすると統一感が出ますが、何か物足りなさを感じたら季節に合わせたインテリアを取り入れることでお部屋に彩りをプラスしてくれます。
さらに無垢材家具であれば自然な木目や色合いを活かしているため、幅広いアイテムや素材、カラーを自由に取り入れることができます。
このようにインテリアが楽しめるのは日本には四季があるからです。
季節に合わせた模様替えをしてお気に入りの空間コーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回お話した内容は簡単に取り入れられる内容ばかりなので、ぜひお試しください。
「こんな色とも合うのかな?」
「こういう素材との相性は?」
などお悩みのことがございましたら、お近くの家具蔵店舗までご相談ください。
専門スタッフがお答えいたします。
ご来店おまちしております。
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