壁面収納をオーダーする際の注意点とは?
2020.5.13
住まい、という空間の中で、特にリビングまわりが散らかりがち…という方は多いのではないでしょうか。
キッチンや、寝室、洗面室などはある程度部屋としての性格・用途が決まってきます。
「その場所に関係のあるモノ」を絞り込みやすく、日々の暮らしのなかで必要な量も決まってきます。
ある意味、整理整頓へのハードルも低く、どちらかというと散らかりにくい場所ともいえます。
子供部屋や書斎なども、基本的にそれぞれの持ち物をそれぞれの居室で管理します。
散らかってしまう場合も責任の所在が明らかな分、改善するのはそう難しくありません。
しかしながら、リビングダイニングという場所では使用頻度が高く、家族全員でシェアしているモノや、家族それぞれのモノが混在しています。
「ゆとりを持った大きさの収納」と「その運用ルール」を家族間で共有していないと、すぐに散らかりがちになります。
今回はリビングダイニングでも大活躍する、「壁面収納」のメリット・デメリット、オーダーをする際の注意項目など詳しくお伝えします。
収納計画や事情は人それぞれ
自宅の収納設備や家具の使い勝手は住んでみないと良いのか悪いのかよくわからない…、という意見も多くあります。
たしかに実際に生活してはじめて
「ここに収納があれば便利なのに」「収納スペースの位置が遠すぎて使いづらい」
などといった希望や不満が顕在化してくるというものです。
また、収納計画の優先度は住まう人により千差万別です。
小さいお子様のいる家庭では、遊び道具の収納方法に悩まれるのは勿論、大事なものや危険があるものにお子様が手に触れないように、もしくはものを置きっぱなしにしないための収納家具が必要になるでしょう。
ティーカップや食器をコレクションされている方は、お気に入りのものを「飾る収納」と同時に「隠す収納」も必要になります。
在宅の仕事をする人は、書類や書籍の置ける壁一面の本棚が欲しいということもあるかもしれません。
収納家具をあらためて検討しなければいけない人とは?
そのうえで以下の3つのうち、1つでも当てはまる項目があれば、あらためて収納家具を検討したほうがよいでしょう。
●モノの定位置が決まっていない
使ったら元の場所に戻すというのが収納の大原則です。
収納が足りない、という方はこの元の場所が決まっていないことも多くみられます。
モノの定位置も決まらないからこそ、収納場所がより多く必要になる、ということです。
また、これに当てはまる人は出かける前に忘れ物に気付き、且つそれが何処にあるのかわからない、といったことを頻繁に経験しているはずです。
●頻繁に使うものがいざ使うときに取り出しづらい
収納するモノと収納家具のサイズが合っていないことによって、非常に取り出しの際に使い勝手が悪くストレスの原因になっていませんか?
●掃除しているはずなのになぜか部屋が散らかってしまう
気付くと洋服やチラシや書類など「ちょっと置いておこう」が続いて、それが溜まることで部屋が散らかってしまっている状況。
この状態を解消する手段としては、そもそも上記の3点を見直すことも重要です(それで事態が解消することもあります)が、新たに収納場所・収納家具を導入することがあります。
そして、その収納家具にも「既製品」と「オーダーメイド(オーダー収納)」があります。
収納家具をオーダーでつくるメリット
オーダーの収納家具には、既製品の収納家具にはないメリットが沢山あります。
●収納を置きたい場所の幅・奥行・高さに合わせて作ることができる
既製品ではサイズが決まってしまっているために置きたい場所に家具を置けない、もしくは置いても無駄なスペースが生まれてしまうようなことが多く、結局部屋が片付かないことがよくあります。
オーダー収納の一番のメリットは「サイズを自分仕様に自由に変えられる」ことです。
壁いっぱいの本棚や天井までの収納など、置きたいスペースに合わせて作ることができます。
●部屋の建具の色や他の家具のデザインに合わせて作ることができる
既製品では用意された中からデザインや色などを決めないといけません。
それが自由に変えられるのがオーダー収納の良さです。
扉や窓枠の色とあわせてお部屋全体に統一感を出すことができます。
●材質などにこだわり、強度が高く高品質のものが手に入る。
素材から選べるオーダー収納は長年使用しても劣化しない無垢材などを選ぶことができます。
長く使える高品質のものをお探しならば必ずオーダーにするべきです。
●収納したいモノにあわせて引き出しの深さや棚の奥行などを自由に決められる
モノを収納するために収納家具を買うのに、そのモノがしっかりと収納できないようでは本末転倒です。
モノのサイズに合わせた収納家具は、その見た目もすっきりと、生活空間を上質なものへと変えてくれます。
●デッドスペースを有効活用することができる
既製品を置けない狭いスペースや、既製品を置くことで途端に狭くなってしまうスペース。
そんな勿体ない空間にぴったりの家具を作ることができます。
●配線や照明など、収納の中に組み込むことで機能を付加できる
コンセントやテレビのアンテナ線、インターネットのLANケーブルなど、配線が見えることで部屋がゴチャゴチャしてしまいがちですが、そのような配線もすっきりと収納内部に収めることができます。
また、デスクライトや飾り棚のトップライトなど照明を組み込むことで、収納自体に機能を付加することもできます。
長く使うことのできる収納家具を
オーダーで収納家具を作るということ。
それは今の住まいに長く住むことを前提に「長く使うことのできる家具を作る」ということです。
であれば、長く使ってもボロボロにならない、使えば使うほどに味わいの出る素材で作られた家具を選ぶべきです。
家具蔵の無垢材無着色の家具はまさに使えば使うほどに味わいが増し、愛着を持って使い続けることが可能です。
また各店には収納アドバイザーやインテリアコーディネーターが常駐し、出張採寸なども無料で行っております(お伺いできる場所には条件があります。詳細はお問い合わせください)。
皆様の収納家具のお悩み、ぜひ一度ご来店の上お聞かせください。
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