プランニングの重要性を知る
2020.6.22
目次
一般的に、家具は服飾品や日常品などに比べ、購入頻度が低いとされています。
この「家具を買う」という経験が他の買い物と比べると少ないことが、家具選びに失敗が起きやすい原因のひとつです。
つまり、経験値の不足からくる失敗、ということになります。
自分の洋服のサイズは大抵の人が把握しており、その場で試着も可能なことで失敗自体が少なくなります。
そもそも購入の頻度は比較的多いので、それが経験値となることで失敗が少なくなるのです。
一方で家具はどうでしょう。
サイズも見た目も使い勝手も「なんとなく」大丈夫だろう、他の家具とも合うだろう、と思いがちです。
または高額だからきっと使い心地も良いだろう、とも思うでしょう
(これは洋服選びにも言えることですが)
家具選びの失敗は、その後の毎日の暮らしにも大きく影響するものです。
基本的な事柄をしっかりおさえ、失敗しない家具選びをすることが大切になります。
家具を選ぶための「プランニング」とは
家具を選ぶ際に、みなさんは何を基準に選んでいますか?
人それぞれにその「基準」はありますが、事前にやっておかなければならない、とても大切なことがあります。
それは、「プランニング」です。
プランニングの要素としては、大きく4点に分けることが出来ます。
●家具の適切なサイズ・置きたい場所にしっかりと配置できるのか
●既存家具やインテリアエレメントと色調の調和性
●デザイン・空間との調和性
●使用したい機能を備えた「道具」として適切なものか
をそれぞれをチェックした上で「こんなはずでは」とならない為に、インテリアとしての見え方のチェックを含め、しっかりとプランニングする事が大切です。
それでは一つ一つ見ていくことにしましょう。
家具の適切なサイズ・置きたい場所にしっかりと配置できるのか
家具を置きたい場所をしっかりと採寸することが大事です。
調べた寸法は、必ず書き留めておきましょう。
家具のサイズの表記ですが、おおよそ「W・D・H」で表記され、W=横幅、D=奥行、H=高さとなります。
また、設置したい場所にコンセントや電気のスイッチなどがあるかもしっかり把握しておくと配線や通電に困ることがありません。
ソファや食器棚、ブックボード(本棚)といった大きなサイズの家具であれば、搬入経路も確認しておきましょう。
同様に、廊下やドアの幅なども併せて確認しておくと安心です。
もし、自身での計測に不安があるなら家具店のスタッフに訪問してもらい、採寸を依頼することをお勧めします。
家具蔵でも無料で訪問採寸サービスを行っています(お伺いできる地域には制限があります)
既存家具やインテリアエレメントと色調の調和性
家具店に行くと、色とりどりの家具があり、ついついその場の雰囲気=まあ大丈夫だろう、多分部屋に合うだろうという感覚で購入する気持ちになりがちです。
そうではなく「絶対に部屋に合う」という考えのうえで購入しないと思わぬ失敗を招きます。
ただ、意外と難しいので、これも知識が豊富な家具店のスタッフに相談することがお勧めです。
無料で相談できるところも多いので自宅の画像や合わせたい家具の写真を撮っていくと、適切なアドバイスが受けられます。
家具蔵でも様々なツールを使いながら、既存の家具やインテリアと合うような家具探しをサポートしています。
デザイン・空間との調和性
他の家具や室内の内装との統一感があると、空間もスッキリとまとまって見えます。
メインで置くような、サイズの大きい家具とアクセントで置くような小型の家具。
空間とのバランスで選ぶ基準も変わってきます。
それらのバランスと空間やデザインとの親和性を考えてインテリア全体を考えることがグレードの高い空間を作ることに繋がります。
家具蔵の無着色・無垢材の家具は自然の色味でどんな空間にもマッチします。
そこにルールはありませんが、セオリーは存在します。
そうしたセオリーを交えながら家具選びや樹種選びを行うことでワンランク上のインテリアコーディネートが可能になるのです。
使用したい機能を備えた「道具」として適切なものか
例えばテーブルひとつをとっても、飲食はもちろんのこと、来客の多さ、仕事で使う頻度、または配置する場所のスペースによって使いやすいテーブルのサイズや形状は異なります。
チェアについても、そこでゆっくりくつろぐことが多いのか、立ち座りが多いのかでアーム付き・アーム無しなど適したスタイルが変わるというもの。
最近では在宅ワークも格段に増えています。
そこで仕事環境の見直しとして、テーブルとデスクと兼ねて使われる方もより増えてきました。
収納家具でも、入れたいものがきちんと入るのか、扉と引き出しはどちらが良いのか、等には何を入れるか、どこに配置するかで変わってきます。
自分が求めているもの=優れた機能を持つものです。
この点が明確になっていると要望も出しやすく、理想の家具選びと部屋作りに繋がります。
具体的に伝えられる様にしっかりとまとめておきましょう。
家具購入前のプランニングの重要性
プランニングのやり方も色々あります。
一番簡単なのは、実際の間取図に置きたい家具の大きさを当てはめていくことです。
直接書き込んだり、縮尺を合わせた台紙やシールを置いたり、方法は様々です。
そこでは「置きたい家具のサイズ確認」と「生活動線の見極め」といった数値的なものが確認できるでしょう。
この場合、「生活動線の見極め」については、知識のある家具店のスタッフに一般的なもの(例えば人ひとりが通行するためのスペースなど)を聞いておくと一人でも判断は可能です。
ただ、確実に教科書通どおりの数値がとれる場合は良いですが、そうでない場合はやはり誰かに聞くのが一番です。
家具蔵でも様々な事例を知る経験豊富なスタッフが丁寧に解説します。
より具体的に配置時のイメージを確かめるなら、「3Dプランニング」がお勧めです。
間取り図から(必ずしも間取り図自体が無くてもOKです)CGで3Dのパース(立体図)を作成し、住まいそのものを再現します。
そこに検討中の家具や既存のインテリアを仮想配置することで、配置時の雰囲気や内装との相性、さきの回遊動線の具体的なイメージが確認できるのです。
いわば、「家具の試着」ともいえます。
この3Dプランニングのメリットは実際の空間に居るかの様に立体的に家具を配置したイメージが見える事です。
間取り図は見慣れていないと、なかなか実際の空間をイメージする事は出来ません。
そこで立体的なパースを見る事で、実際の住まいに家具を収めたイメージがわかり、判断がしやすくなります。
それと同時にさきにあげた数値的な根拠もふまえて検討することで失敗の確率はたいへん小さなものとなります。
イメージと数値、この2つをしっかりと押さえる事がプランニングでの大切な要素と言えるでしょう。
家具蔵では、間取りプランニングと3Dプランニングの両方を無料で行っています。
またZoomやLINEによるリモートでのご案内も行っていますので、自宅に居ながら、理想の暮らしを目指した相談が可能です。
事前の入念な確認で「失敗しない家具選び」を行い、家具がもたらす幸せをより大きく実感してみませんか?
トータルインテリアコーディネート無料相談会(3D PLAN)の詳細はこちらから
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