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一枚板テーブルはこんな空間におすすめ

2020.6.25

 

一枚板の魅力。

数多く挙げることができますが、代表的なものとして、「自然が作り出した形状と雄大な木目」「100年以上生きてきた1本の丸太から数枚、ものによっては一枚つくることができるかどうか、という希少性」「その響きが持つステータス」といった点があります。

いわゆる「その他」のテーブルとは一線を画すものといってよいでしょう。

「広くて豪華な空間にしか合わないのでは?」

というのは間違った先入観です。

実際に一枚板テーブルを使用している人からは

「不思議とどんな空間に置いても違和感がない」

という意見を多くいただきます。

自然美ともいうべき独特のフォルムをそのまま生かして製作される一枚板テーブル。

森林国であり、普段から木というものに慣れ親しんでいる私たちの心情にスッと入ってくることだけが理由ではないように感じます。

今回は一枚板のテーブルを入れることで自宅や自室の住まい空間がどのように変わっていくかをみていきましょう。

 

 

空間に穏やかさをもたらす


一枚板テーブルのユーザーから多く聞こえてくる声、それは自然素材であるが故の「空間にもたらす穏やかな空気感」です。

木という植物はおよそすべからく、表面が微妙な凹凸をその表面に持っています。

それは木材となっても同じです。

その凹凸が太陽や照明などの強い光を分散し、人の目に最も心地よいとされる光の反射率50~60%に抑えてくれます。

嫌な眩しさを感じることがなく、目に優しいことで穏やかさが感じられるのでしょう。

同時に木目の流れや木肌の色の濃淡は「1/fゆらぎ」とよばれる動きのパターンがあり、このパターンが人の目に心地よい刺激を与え、気分をリラックスさせてくれます。

また、一枚板に限らず無垢の木材にはさまざまな化合物が含まれており、樹種ごとに特有の香りを作り出しています。香り成分のうちもっとも多く含まれるのが、テルペン類とよばれる揮発性の成分。

かすかに漂い続けるその香りは、ストレスや不安をやわらげる心理的作用のほか、気道の働きを良くする効果や血圧を下げる効果なども認められています。

また、木の香り成分には、アレルギーの原因となるダニやカビの繁殖を抑える働きもあります。

心地良い木の香りは、現代のストレス社会において気分をリフレッシュさせるだけでなく、清潔で快適な室内環境を維持するためにも大いに役立ちます。

 

空間の「顔」が生まれる


一枚板テーブルを含む自然形状をそのまま生かしたテーブルを総称して「耳付きテーブル」と呼びます。

耳つきテーブルには独特の存在感があり、それを置くだけでいつもの空間がガラッと変わります。

接ぎ合わせのものよりも大きな木目が現れる一枚板であれば、その形状と木目こそが自然が生んだデザインで、その有機的な表情が空間に彩りを与え、見る人の心を奪います。

大きさもおおよそ、その空間のなかで小さくない部分を占めるものですから、それは当然「空間の顔」となります。

その部屋、その住まいに来た人が強い印象を持って帰るような存在、それが一枚板なのです。

 

大黒柱のような存在に


大黒柱はいわずとしれた住まいの中心に建ち、構造全体を支えるもの。

その存在感が概して、家庭を支える家長などの別称として定着しています。

いわば、なくてはならない家族の中心ともいえる存在です。

現代の建築では戸建・集合住宅問わずその製法もあって、昔ながらの大黒柱のある家は少なくなってきています。

ですから、ここでの意味合いはあくまで「家庭でのランドマーク」的な意味合いです。

堂々とした存在感が空間の顔となるのは先程お話ししたとおり。

そしてランドマークとは、その地域を代表し、皆が集まる場所のことです。

空間の顔として、家族や来客が必ずそこに集まる、そこにいれば誰かと通じ合える、住まいの中でそんな場所になるのが一枚板テーブルのある場所といえるでしょう。

スマホやタブレット、個人で楽しむことができるコンテンツが増えるにつれ、以前より叫ばれていた家族間の没コミュニケーションがますます進んでいます。

そんななかで、自然と家族が集まり、様子を通じ合えることができる場所となる力が一枚板テーブルにはあるのです。

 

洋間に一枚板を置く場合


洋間、いわゆる現代のリビングダイニングに最も多いのが床がフローリングの空間。

この色合いや素材にどのような樹種を合わせれば良いか、を悩まれる方は大勢います。

基本的に無着色の物であれば自然の色味であり、それは決して「何色」と定義できるものではありません。

つまり、厳密な意味でのカラーコーディネートの範疇からは少し外れるものであり、その場合、「何を合わせても大丈夫」という結論にもなってきます。

ただ、ここであえて方向性を出すなら「床材とテイストを揃える」もしくは「床材と真逆なものにする」というものがあります。

また、樹種を限定するならやはり人気のアメリカンブラックウォールナット(ウォールナット)やアメリカンブラックチェリー(チェリー)といった定番且つ、色味が濃いものがコーディネートしやすいのではないでしょうか。

もしくはアフリカ産で銘木マホガニーとも並び称される「サペリ」やアフリカンチェリーとも呼ばれる「ボセ」もお勧めです。

どれもその鮮やかな色調で、空間の中で確かな存在感を発揮してくれます。

「サペリ」の一枚板テーブル

 

和室に一枚板を置く場合


和室にはやはり日本育ちの国産材、具体的にはケヤキ、ナラ、クス、セン、トチなどが浮かぶ方も多いでしょう。

もちろん、その選択もおおいに「有り」です。

ケヤキはその勇壮な木目が存在感を、ナラやトチ、クスなどの白木は空間のなかで爽やかで優しい印象を残してくれるでしょう。

ここで違った目線を向けるなら、お勧めしたいのがやはりアメリカンブラックウォールナット。

アメリカ生まれの木を和室に?

と思う方もあるかもしれませんが、ウォールナットはその色味からどんな空間にも合いやすい材です。

また、その木目はどこか水墨画を思わせるところがあり、和室との相性も抜群です。

節や割れなどを樹脂やチギリで修復したような味のあるものをあえて選ぶことで整然とした和室空間にメリハリをつけるのも面白いですね。

 

そこから感じる重厚感、高級感は一枚板ならではです。

100年以上という途方もない時間を経て育った木には、言葉では言い表すことができない魅力が詰まっています。

その魅力をあるがままに表現したテーブル、それが一枚板テーブルです。

このコラムが一生ものとなるテーブルの検討の一助になれば幸いです。

家具蔵の無垢材一枚板テーブルについて詳細はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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