一枚板テーブルなら「サペリ」がおすすめの理由は
2020.8.14
「一枚板テーブル」。
存在感たっぷりで、ただひとつとして同じ木目はないという特別感など、一枚板テーブルには、他のテーブルにはない魅力が詰まっています。
テーブルにできるような大きさになるまで数百年、切り出してからまた何年も掛けて一枚板に仕上げられます。
継ぎ目のない木目ひとつひとつに永い年月とロマンが込められ、そこに魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。
今回はいつか使ってみたい憧れの一枚板の魅力と、いま大注目のおすすめ素材「サペリ」をご紹介します。
一枚板テーブルの魅力
一本の天然木から切り出した、継ぎ目のない一枚板テーブル。
樹齢100年以上の木が育った足跡が見える美しい木目や色合いはそのまま生かされることで、独特の味わいを持ちます。
木材を切り出し一枚板テーブルにするには、切り出した後も長期間乾燥させなくてはなりません。
天然木が家具材として使うことのできる大きさまで成長するのにも時間がかかりますが、木材として切り出した後にも多くの時間が必要な一枚板テーブルには、他のテーブルにはない魅力がたくさんあります。
継ぎ目のない美しい木目
木目の中でもとくに美しいものを杢目と呼びます。
珠杢、縞杢、縮み杢、鳥眼杢などいろいろありますが、どれもたいへん希少価値の高いものです。
また、切り出し方によって杢目の現れ方が異なるため、長い経験を積んだ職人による優れた木取りが必要です。
樹木が森の中で100年以上の時を生きることは、簡単なことではありません。
暴風を伴う大嵐や高温乾燥や落雷などで発生する自然発火による山火事、動物によるキズや菌の侵入による病気など、様々な困難に立ち向かって生き延びなければなりません。
厳しい自然のなかで100年以上生き続けることは、まさに自然界の奇跡と言えるでしょう。
さまざまな困難を乗り越え、命をつなぐたびに、その証が体に刻まれることになり、それが魅力あふれる杢目となります。
一点モノの価値
木目は、樹木が育ってきた歴史がそのまま刻まれ、とても存在感があります。
また、厚みのある一枚板は重厚感もあります。
一つとして同じものはない木目は、どれも個性的で見ていて飽きることはないでしょう。
そんな一枚板は他のものに代えることが出来ない唯一無二の存在であり、それを所有する人にとっては世界に一つの宝物となるはずです。
サペリ材の魅力
「サペリ」。
あまり聞き馴染みのない木の名前かもしれません。
実は今、各所で注目され、家具材としても人気が高まっているアフリカの木です。
原産国はコンゴ・ウガンダ・コートジボワールなどのアフリカ諸国。
赤味がかった色調と製材した際に表れる「リボン杢」が特徴です。
リボン杢とは縞模様のように濃淡が交互に表れる木目で、テーブルになった際に自然光や照明の光が当たるとキラキラと煌めきます。
木は基本的に時計回りか反時計回りにねじれながら成長しますが乾季や雨季の影響で定期的に回り方が反転し、そのような部分を製材すると順目と逆目が交互になり、板になったときに縞模様になって現れます。
そこには濃淡のはっきりした直線的な木目が現れ、テーブルやその他の家具になった際に、見る角度や光の差し込み方、照明や自然光の影響でリボンが風に揺られた時に見せるようなキラキラと美しく輝く表情を見せてくれます。
飽きが来ず、いつまでも眺めていられます。
家具材以外にもピアノやギター、床材等の内装材にも使用されています。
無垢材一枚板で十分な奥行(800ミリ~900ミリ)を確保したテーブルを製作するには、少なくとも樹齢が100年以上の希少な大木を使用する必要があります。
サペリも含め、世界的にもそういった大木は年々減少しています。
そんな中、良質な一枚板と出会うことのできるのはまさに「出会い」ともいえるでしょう。
特に、テーブルとして使いやすい奥行800ミリ~900ミリの一枚板はたいへん希少なことは、この樹齢という観点からも如実に明らかになります。
高いインテリア性
サペリの使い始めの色味は赤褐色ですが、使い込むほどに色味は濃くなり、茶褐色へと変化をしていきます。
使用年数が経つにつれ、少しずつ表情を変えていくあたりも、天然木ならではの魅力を存分に堪能できます。
落ち着いたトーンの色調を持ったサペリは、食事の時のランチョンマットなどで色彩を入れることで、バランスが良くなります。
また、ビビットな色調のものでアクセントを加えると一層引き立つ樹種です。
アフリカ系の観葉植物を入れても、統一美を楽しめます。
サペリそのものがインテリア性が高いので、季節に合わせて、ファブリックや小物など季節感を演出することで、インテリアをより一層楽しむことができます。
このような様々な魅力を持つサペリですが、熟練の職人が丁寧に木目を選定し、手仕上げで作られた家具にはさらなる美が宿り、ぬくもりもプラスされます。
家具蔵各店ではサペリの無垢材一枚板天板、無垢材チェアを多数展示しております。
ぜひ一度サペリの家具をご覧にお立ち寄りください。
関連する記事
最近の投稿
- ダイニングテーブルを選ぶ際の「5つ」のポイント 2024年11月24日
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,573)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (616)