ウォールナットのデスクの特徴は
2020.9.29
木のデスクは集中力を高める、といわれます。
これはいわゆる「木目」がリラックス効果を生み出し、結果的に作業への集中を助けるためです。
また、黒のデスク作業効率を高める、というデータもあります。
洗練された引き締まった色を目にすることで気持ちや脳も適度な緊張感を持ち、作業性が上がるのです。
つまり、木のデスクで黒い色を持ったものは作業を行うデスクとしては最適である、といえるわけですが、ただ黒に着色しただけでは本来の木目が活きず、効果は半減します。
つまり、本来の木のデスクの効果を享受するのであれば無着色のものが良いのです。
そこで、無着色で黒い色を持った樹種の代表格、人気樹種のウォールナットの出番です。
今回はウォールナットでつくるデスクを取り入れるメリットについてお話ししていきます。
デスクを選ぶ
「デスク」と一言で言っても使用目的によって多くの種類があります。
使い方や設置場所、どのように使うのかなど、それぞれに適した様々なデスクがあります。
デスクのサイズ選びも重要です。
家具は一度買ってしまうと長く使っていくものになりますので、自分に合った一台を見つけるとよいでしょう。
デスクの種類
では実際にはどのようなデスクがあるのでしょうか。
その種類と用途をまとめてみましょう。
●平机
天板と脚だけの収納を最低限にしたシンプルなつくりのデスクです。
収納力はありませんが必要となればデスクの上にブックスタンドを設置したり、デスクワゴンを追加します。
●袖付(そでつき)デスク
平机の左右の片側あるいは両側に袖(引き出し)のついたデスクです。
平机と比べるとサイズは大きくなりますが引き出しの中に文具や書類を収納でき、作業がスムーズになるのでデスクの上にモノが散乱し、散らかることも少なくなります。
●学習デスク
平机にワゴンがついて、天板の奥には上棚がついて照明もセットになっているタイプのデスクです。
小学校の間だけに限定したコンセプトのものから、大学生になるまで使えるような本格的なものまで幅広く種類があります。
●サイドボードデスク
収納家具と作業スペースが一体になったデスクです。
特にリビングにデスクを置くときに別々のサイドボードとデスクが並ぶような場合はサイドボードデスクにすることで空間をスッキリと統一感を出すことが出来ます。
お子様にとってはお部屋に行ってお勉強をするのではなく、ご両親の目の届く範囲での安心感を高める「リビング学習」ができる環境にもなるでしょう
デスクのサイズ
デスクのサイズ選びに関しては、使用目的と使い方、収納力などによって変わってきます。
では、どのような基準でサイズを選んでいけばよいのでしょうか。
一般的な平机、袖机でサイズ別に検証してみてみましょう。
●横幅600~700ミリ
デスクとして最低限のサイズになってきます。
人が腕を天板に置いた幅が約600ミリで、この幅以下になると腕が置きづらく、作業が容易ではない、疲れやすいデスクとなります。
また、600ミリの幅はA4の本を開き約400ミリ、残り約200ミリは文具を置いたり、ノートを半分折にして使えるという最低限の作業性を持ち合わせることになります。
●横幅900~1000ミリ
ほとんどの学習デスクサイズはこの900~1000ミリ、つまり100センチ前後のものが多くなります。
このサイズは、A4の教科書を開き約400ミリ、ノートを開き400ミリ、えんぴつ、筆箱、消しゴムなどの文具を置いて100~200ミリ、すべてを足して900~1000ミリという根拠に基づきます。
大人用のデスクとしてもこのサイズはポピュラーな使い勝手のサイズではないでしょうか。
●奥行きについて
天板の奥行が600ミリ~650ミリのデスクが多いのはA4の本やノート、教科書を縦2列に設置できるように計算されているからです。
またリビングに置くようなデスクには奥行450ミリ程度のものもあります。
これは皆が集まるリビング空間に圧迫感を出さないようにとの理由と、サイドボードなどの家具の奥行と合わせることでの統一感を出すためです。
ウォールナットのデスクを取り入れる
チーク、マホガニーという世界でも指折りの高級材と並び称されるのが、ウォールナットという樹種です。
北米産のアメリカンブラックウォールナットがその最高峰とされ、その木肌が放つ重厚感、そしてきめ細やかで様々な表情を描く美しい木目は古くから多くの人をとりこにしてきました。
確かな存在感で住まいの空間を彩ります。
その風合いは空間を選びません。
和洋ともに相性も良く、床の色目や素材も問わない万能性が定番的な人気の理由の一つでもあります。
様々な種類の木の中でもウォールナットの人気が高いのは深い色味とその変化が楽しめる、というのが大きな理由となります。
人は年を重ねていくと色の好みは明るさではなく落ち着きを求める傾向があるようです。
長く使う家具で、毎日触れる家具ということもありウォールナットの人気が不動のものになっているように感じます。
家具蔵では、デスクだけでなく、多くの家具をウォールナットで製作しています。
ホームページの画像では感じ取ることができない、本物の深みや艶を感じに家具蔵各店へお気軽にお越しください。
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