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一枚板テーブルと相性の良い「脚」の選び方

2020.12.1

 

 

そのどれもが「一点もの」である一枚板テーブル選びは、もちろん一枚板そのもの、つまりテーブル天板を選ぶことがメインとなります。

このメインの天板選びと並んで重要なことのひとつに「“脚”選び」があります。

天板を支えるこのパーツは、それのみならずそのテーブルの印象や空間の雰囲気を大きく変える存在でもあります。

合わせるチェアとのコーディネートにも関わる、大事な部品です。

選ぶものひとつで大きく印象が変わってくるテーブル脚ですが、一枚板の脚の素材は大きく分けて「木製」「スチール製」「アクリル製」があり、その取付け方法は「ノックダウン式(組み立て式)」「固定式」「載せるだけ」に分けられます。

それに加え、それぞれのデザインや色などを含めると選ぶことのできる種類は相当な数となります。

まずは、それぞれにどのような特徴があるのかを知ることが大切です。

特徴を知ったうえで、好みや空間の雰囲気に合わせた脚選びをしていきましょう。

 

 

「木製脚」の特徴


「木の板」である、一枚板テーブルに木製の脚を取り付ける。

ある意味一番シンプルで必然的なものですが、このスタイルは定番として今もなお親しまれています。

この場合

「天板と同じ木の種類のものを脚にする」

「天板とは異なる木の種類のものを脚にする」

といったことが考えられますが、どちらも天板と同じ木製脚にすることで、「統一感」を演出することができます。

また、天板と脚を同じ樹種でつくるほうが、全体の統一感は格段に上がるでしょう。

天然素材である無垢材は木の種類によって色や木目が異なります。

無無着色であればなおさらですが、同じ樹種なら天板から脚まで一体感が生まれます。

一枚板天板の持つ、自然な質感を損なうことなく、存分に味わうことができることも木製脚を選ぶ大きなメリットです。

着色をしていない木製脚であれば、

脚も含めた全体が無垢材で仕上げられたテーブルは、空間にやさしい、自然な雰囲気をもたらしてくれます。

 

「スチール脚」の特徴


スチール、つまり鉄製の脚は特に黒塗りされたものが人気です。

ここ数年で人気を伸ばしたメンズライクなインテリアコーディネート、いわゆる「シャビィ」なインテリアにマッチすることがその要因です。

いわゆる「一枚板専門店」でも、このスタイルを提案しているところも数多くあります。

スチール脚は工業的で無機質な雰囲気を演出します。

例えば、壁はコンクリートやざらざらした荒削りな印象のもの、テーブル以外はヴィンテージ感のある金属などを

使った家具でコーディネートしている、という人や金属と木材をうまく組み合わせ、少しあたたかみのある無骨感を好む人におすすめです。

一枚板の重厚感が主張され、フォルムをより美しく見せることができます。

ここで注意点を挙げるなら「経年での変化」。

スチール脚の場合は、着色してあるものであれば傷が付いてしまった時にいわゆる「地」の色が見えてしまいます。

サビなどのリスクがあることも注意しなければなりません。

テーブルの脚は天板と同様にメンテンナンスを考慮しながら選ぶことも忘れてはいけないのです。

 

「アクリル製脚」の特徴


透明度の高いアクリルを使用することで、天板が宙に浮いているかのように見えるのが、最大の特徴で、一枚板の存在感をより引き立ててくれる脚の素材です。

注意点はその価格。

アクリル製の脚は木製脚、スチール脚に比べ価格が高く、脚のみで30万円前後する場合があります。

値段が高い理由は、厚みのある一枚板をアクリルで支えるには、アクリルの強度を高めなければならないため。

その厚さは約3センチほどで、そう聞くとさほど厚くないように聞こえますが、この「厚さ3センチ」というのはアクリル板としては規格外。

そのため、価格が高くなってしまいます。

 

取り付け方


脚の取り付けにも様々な種類があります。

まず、天板と脚を完全にくっつけて離れないようにする「固定式」。

ネジ留めでない限りは基本的に緩みなどが起こることもなく、その点ではメリットですが、常に脚が固定されていて外すことができないので搬入搬出の際にスペースを要すること・傷みが出やすくなること・配送費用が割高になるといったデメリットも多くなります。

次に「ノックダウン式」。

いわゆる組み立て式のことで、天板と脚に分けて搬入搬出を行うことで、嵩を小さく出来る・配送時に無駄なスペースがなくなり、輸送コストを圧縮できる・傷みが出にくくなる等のメリットが生まれます。

現在、多くのテーブルがこの手法で製造されています。

最後に「載せるだけ」のもの。

このタイプの脚は基本的に天板と脚は固定せずに付属の滑り止めを使用します。

そのため、ライフスタイルや使用用途に合わせてダイニングテーブルとしても、ローテーブルとしても使い分けることができます。

また、天板の裏表をひっくり返して使うことも可能です。

 

家具蔵の一枚板テーブルで使用する脚は


私たち家具蔵では、脚の素材はすべて木製、それも天板と同じ樹種でほとんどのものを製作しています。

その総数は全部で16種類にも及び、脚のデザインはもちろんのこと、脚の付け位置、脚の長さもお好みでお選びいただけます。

一枚板テーブルの場合は全部で6種類の形状の「4本脚」とテーブルと座卓を自由に使い分けることができる「D&L脚」をご用意。

前者はノックダウン式で長さの違う脚を用意することでダイニングテーブルからリビングテーブル、またはその逆での使用も可能にし、その高さ設定も自在に御案内できます。

「D&L脚」は黒く着色したものとナチュラルな色合いのものの2つをご用意。

黒く着色したものであればスチール脚のような錆の心配をすることなくよりインダストリアルな雰囲気を楽しむことも可能です。

また、このタイプはいわゆる「載せるだけ」のスタイルなので、脚の向きを変えることでダイニングテーブルとしても座卓としても簡単にその用途を変えることができます。

また、これらの脚はすべて店舗で提示している天板価格に含まれています。

一枚板天板は提示の価格に脚の代金が別途掛かることも珍しくなく、実勢価格は5万円~8万円強といったところです。

これらが実質無料というのは嬉しい驚きを持って多くの方に支持されています。

 

一枚板テーブルに使用する脚の種類には、それぞれに良し悪しがあるでしょう。

インテリアですのでどうしてもデザインに目が行きがちですが、テーブルを何人で使用するのか、合わせるチェアの大きさは、などデザイン以外にも考慮する点がいくつもあります。

そのため、使用用途との相性の良さを見極めながら選ぶことも大切です。

家具蔵では専門スタッフが好みや暮らし方、そして何よりも選んだ一枚板テーブルにとって、どのような脚形状が最適かといったことを豊富な知識と実際の事例を交えながら御案内しています。

せっかくの一生モノの一枚板テーブル、それなら脚も長く付き合うことのできるものを選びたいものです。

 

脚形状のラインナップも見ることのできる家具蔵の無垢材テーブルのラインナップはこちらから

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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