180㎝のダイニングテーブルは大きすぎる?
2020.12.11
目次
ダイニングテーブルを新しく買うときや買い替えようと考える際、そのデザインや素材も大切ですが、サイズもとても重要な選考基準になります。
大きすぎると部屋が狭く感じるだけでなく、周囲の回遊も困難になります。
逆に小さすぎると使い勝手が良くなかったり、空間全体の大きさとバランスが合わなかったり。
いわゆる「適正なサイズ」はその家庭での使い方や過ごし方でも変わってきます。
例えば4人家族であればおおよそ幅150cmのテーブルで十分な大きさです。
しかし、食後も家族で過ごすことや来客のことなどを考えると幅は165cmあってもいいでしょう。
また、ご来客が多いのであれば幅は180cmあると安心です。
今回は一般的な4人家族を想定して、どのようなサイズのテーブルにすると過ごしやすいのか。
実際に迷うことが多い幅150cm・165cm・180cmでの過ごし方の違いについて考えてみましょう。
サイズ別テーブルでの過ごし方 ~幅150cm のテーブル~
幅150cmはダイニングテーブルとしては非常にポピュラーなサイズとなります。
4人が座り、隣同士で肘がぶつかるようなこともありませんので余計なストレスも感じません。
例えば鍋料理などの際にも中央にカセットコンロを置いて問題の無いサイズです。
また、ほとんどの空間に対して「大き過ぎる」ということは決してありません。
空間を広く感じさせてくれるうえ、回遊に必要な動線を確保するにはメリットの多いサイズではないでしょうか。
サイズ別テーブルでの過ごし方 ~165cm のテーブル~
幅165cmのダイニングテーブルは、一般的には5人掛けのサイズと考えられていることも多いサイズです。
しかし一方で、4人掛けとしての「理想のサイズ」と考えている人が多くなっていることも事実。
その理由はやはりサイズの大きさ。
テーブルのサイズが大きければ当然のことながら、よりゆったりとした気持ちで食事ができます。
また、食後もダイニングで過ごすという人が増えてきており、そうなるとやはり大きなスペースが欲しくなるものです。
人は空間にゆとりを感じると心にもゆとりが生まれるといわれています。
空間全体だけでなく、テーブルだけで考えても同じことがいえるのではないでしょうか。
広々した空間では気持ちも開放的になり、過ごしやすさを感じます。
幅165cmのテーブルは、そのようなゆとりや心地良さを生み出してくれるのです。
サイズ別テーブルでの過ごし方 ~180cmのテーブル~
幅180cmのテーブルは大きいか?
この答えは「イエス」です。
空間を選ぶことは否めないので事前の確認は必須です。
そのうえで家に収まったあとしばらくは少し大きく感じるかもしれません。
しかし、ご両親や友人、来客など人が集まることが多い家庭では大活躍します。
長手に4人、妻手に2人と通常6人で余裕を持った使用が可能ですが、詰めて座れば最大8人まで座ることも可能でフレキシブルな利用が可能です。
普段は4人(もしくはそれ以下)で使用しているのであれば、広々ゆったりと。
書類やパソコンを片付けることなくテーブルの片隅に寄せて食事も可能です。
食後にそのまま作業を再開することもできます。
また、それぞれの距離感を十分に保って着座できるのでお互いのスペースをしっかり確保できます。
自然と家族が集まる場所にもなっていくようなスペースになっていくのが幅180cmのサイズです。
部屋が狭いからテーブルを大きくするという発想
いまやダイニングテーブルは食事をする以外にも様々な作業を行うスペースも兼ねています。
とすれば少しでも大きいサイズである方が作業性も良いというものです。
ただ、そうはいっても実際問題として、部屋が狭いので大きなテーブルは置けない、という方もいるでしょう。
これは一つの考え方ですが、あえて部屋が小さいから大きなテーブルにするという逆転の発想を持つのはどうでしょうか。
テーブルをメインに考え、大きなテーブルでゆったり気持ちよく過ごす。
そんな選択をする人も実際多くいます。
また、ソファがあるので大きなテーブルを置きたくても置けない、というケースもあります。
その場合は思い切ってソファを置くのをやめて、アーム付きのゆったり長い時間座ることのできるダイニングチェアに大きなテーブルを置く、という選択もあります。
ゆったりできないサイズのソファと窮屈なテーブルを置くことで、どちらも落ち着かない場所になるのであれば、いっそ大きなテーブルを置くことで逆にゆったり過ごすことができるようになるかもしれません。
失敗しない「大きなダイニングテーブル」のサイズ選び
そんななかで幅180cmのテーブルは魅力的な選択肢であり、ゆったりと広いスペースを享受できるものとなります。
ただ、このサイズ選びは快適な毎日の暮らしに欠かせない要素。
そこで失敗をしないように事前の確認をお勧めします。
例えば、原寸大の型紙を拡げて大きさを確認するのも良いでしょう。
また、間取り図面を家具店に持ち込んでプロにベストな大きさを選んでもらうという方法もあります。
家具蔵でも行っている「3Dプランニング」であれば、CGを駆使して実際の空間にそのテーブルがあるようなイメージが具現化できます。
それによって実際の配置イメージも明らかになり、失敗のないテーブル選びとなるはずです。
ダイニングテーブルは食事をする場所だけでなく、コミュニケーションの中心という位置づけにもなってきています。
テーブルを「人を呼ぶ、人が集まる」そんな場所にしたい!ということであれば180cmのテーブルは決して大きすぎることはなく適正なサイズになるはずです。
空間に合わせるだけではなく、暮らしに合わせたテーブルのサイズ選び。
暮らしに合わせたうえで空間にもマッチしたテーブルのサイズ選び。
家具蔵では多様な無垢材無着色のダイニングテーブルのバリエーションとともに、そんな暮らしをお手伝いします。
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