チェリーの無垢材家具は吉祥寺で探す
2020.12.15
長く使うことのできる家具をお探しの方。
そんな方は「無垢材家具」というジャンルを検討候補に入れるのをお勧めします。
無垢材はいわずとしれた、原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。
それを使用して製作した家具は「無垢材家具」とカテゴライズされます。
丈夫で長持ち、使い勝手も良く、メンテナンスをしながら付き合うことで、一生モノの家具となります。
使い込む程に味わい深くなり、愛着が増していきます。
そんな無垢材家具の中でも人気の高い素材の一つがチェリー材です。
様々な家具店が軒を連ねる吉祥寺で、チェリー材の家具を探してみましょう。
チェリーとは
正式名称は「アメリカンブラックチェリー」です。
原産地はアメリカ東部全域(ペンシルバニア、バージニア、ウエストバージニア、ニューヨークの各州)に及びます。
バラ科・サクラ類の木で、北米大陸の約30種類のサクラ類の中でも家具材としては断トツの人気を誇ります。
アメリカンブラックチェリーの木は高さ15~30mほどにもなるので、森の中で堂々とした雰囲気を漂わせています。
もともとチェリーはアメリカの原住民であったネイティヴ・アメリカンたちにとって家具などの加工用というよりは、食料としての実を重要視したり、樹皮を薬として活用したりと、生活に密着させていた樹であったようです。
その後は、その加工性の良さにより工芸細工に使用され、中でもその手触り感・艶の美しさからパイプ材として世界各国の愛好家から絶賛されている時代もありました。
製材したての心材は淡い桃色をしていますが、年月の経過の中で紫外線などの影響により最終的には濃い赤褐色になり、その劇的な変化から「使い込むほどに風合いを増す」という無垢材ならではの特性を実感することができます。
また、手触りが滑らかでいつまでも触れていたくなる心地良さがあります。
よく小さな褐色の斑点や筋が見られますが、それは一般的にガムスポットやビスフレックスと呼ばれる樹液が硬質化して木の性質の一部になった現象です。
木の表面に濡れ出た樹液に、集まった虫や鳥が樹液を吸うために付けたキズ跡を、樹木が長い成長過程の間に表皮で巻き込み、自己再生した跡であるバークポケットと呼ばれる箇所もよく見受けられます。
樹液が美味しい木なので様々な生き物が集まってくるのでしょう。
まさに森の人気者です。
家具材としても装飾性の高い木目が出てくることがあり、重宝されています。
例えば、有名なさざなみ紋(リップルマーク)と呼ばれる湖の湖面の漣を見ているような立体的で大変美しい表情を見せることもあります。
リップルマークは見る角度によっても表情が変わり、飽きの来ない魅力があります。
すべてのインテリアをチェリーで揃えてもよし、他の樹種と合わせても相性を選ばない良さも併せ持っています。
吉祥寺の家具店
吉祥寺は江戸時代から発展し続け、関東大震災後、被害の少なかった武蔵野台地には多くの人々が移住するようになり、吉祥寺の人口は急増してきました。
また、1899(明治32)年には甲武鉄道(現・JR中央線)に「吉祥寺」駅が開業し、1934(昭和9)年には、帝都電鉄(現・京王井の頭線)も「吉祥寺」駅まで開通するなど交通アクセスの利便性が向上。
近年では中道通り、昭和通り、大正通りなど「東急裏」と呼ばれるエリアを中心に、おしゃれな雑貨のショップやカフェが集まり、高感度な人々に注目されるようになりました。
吉祥寺には多くの人が集まり、その多くの人のニーズを満たしてくれる様々なショップがあります。
洋服、電化製品、雑貨、園芸、インテリアなどなど、吉祥寺で揃わないものはないとまで言われるのも納得がいきます。
そんな吉祥寺にある家具屋ですが、以下の3種類に分類する事が出来ます。
●家具量販店
国内外の様々なメーカーの家具を扱うお店です。
主に価格を抑えた大量生産家具がメインとなっていますが、近年ではデザイン要素も加わってきています。
一部無垢材家具も扱っており、ごく少数ですがチェリーの家具も展示してあります。
●輸入家具・アンティーク家具
北欧のヴィンテージ家具やイギリスのアンティーク家具など輸入家具を取り扱う店舗になります。
輸入家具は珍しい1点ものなどが多く、日本でも輸入家具のファンの方は多いのではないでしょうか。
また、ユーズド加工を施した家具なども多く出回っています。
チェリーで作られた家具は少なく、チークやマホガニー、オーク、ビーチといった材料が主流になります。
●工場直営のオーダー・無垢材家具店
こちらは私たち「家具蔵」と同じ業態となります。
展示品の販売ではなく、基本的にはご注文を受けてから工場で製作し、お届けするスタイルの家具店です。
工場が直営であれば、お客様の細かいご要望にも対応でき、こだわりの空間をつくりたいという方に向いています。
このような業態でもチェリー材を扱っているかいないかは別れます。
家具蔵は前者で、目利きの者が現地まで赴いて細かな観点で原木を選定し、製材の立ち合いや徹底した乾燥を経て、「機械のスピードに頼るところ」と「手間をかけるところ」をバランス良く振り分けることながら日本が誇る伝統の木造建築の工法を家具作りに活かしています。
チェリー材の家具がおおよそフルラインナップで揃う体制づくりで、数十年にわたり多くの方に無垢材家具のある暮らしをご案内しています。
家具をお探しの方もそうではない方も皆さん楽しめるのが、吉祥寺という街です。
駅の近くには井の頭公園や動物園もありますので、ご家族で遊びに来てみるのもお勧めです。
そして、吉祥寺にいらした際は個性豊かなインテリアショップ、そして家具蔵吉祥寺店を覗いてみて下さい。
きっと素敵な出会いがあるはずです。
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