オーダーキッチンボードがつくる「暮らしやすさ」とは
2020.12.31
目次
住まいの暮らしやすさを左右する場所の一つにキッチンがあります。
一昔前は「男子厨房に入らず」と、主に奥様が調理をする「だけ」のスペースであることも多かったキッチン。
現在は家族皆で調理をしたり、片付けをしたりと共有スペースになっている家庭も多いようです。
また、間取りも以前は食卓とキッチンは壁で仕切られていて、完全に別スペースであることがほとんどでしたが、最近はオープンキッチンが増えてきており、日々の生活の中でキッチンが常に視界に入るようになりました。
そのため、キッチンにも見栄えが重要になり、無垢材キッチンをはじめとした「家具としてのキッチン」が増えてきています。
同時に対となる存在の、背面のキッチン収納もそのバランスを取るために仕様や素材にこだわるようになってきました。
今回はそのキッチン収納を既製品ではなく、オーダーで製作した場合にどのようなメリットがあるかまとめます。
オーダーキッチンボードのメリット その1.住まいにピッタリのサイズで製作が可能
大規模な家具量販店に行くと様々な種類の食器棚やキッチンボードが置いてあります。
しかし、サイズのバリエーションには限りがありいわゆる「よくあるサイズ」ばかりで自宅に丁度良いものがなかなか見つからない、といったことも多くあるものです。
そのため、こうした既製品の中からキッチンボードを選ぼうとすると、キッチンボードと冷蔵庫の間に中途半端な隙間が発生する、既存の家電が上手く収まらない、キッチンボードと天井の間に空間が出来てしまう等の問題が生まれます。
例えば生じた隙間を有効活用できれば良いのですが、なかなか上手く、美しくはいかないものです。
そういうものである、と諦めるのはまだ早く、そこでオーダーメイドという選択肢はいかがでしょうか?
フルオーダーは敷居が高い?
そんなことはありません。
私たち家具蔵でも様々な事例を知る、経験豊富なプロスタッフがサイズやニーズを細かに確認しながら提案します。
ある意味お任せで良いのです。
また、サイズや仕様のちょっとした変更も思いのまま。
あるいは豊富に用意したサイズバリエーションの中からのセミオーダーからの提案もあります。
これであれば、決して敷居が高いからちょっと…、ということなく気軽にご相談いただけるはずです。
オーダーキッチンボードのメリット その2.目的のものをスッキリ収納
収納したいもの、またはその目的は人それぞれです。
そんななかでなかなか自分が仕舞いたいものが丁度良く収まる収納は意外と見つかりにくいもの。
大皿や鍋、備蓄用の食料や米びつ、保存容器、水筒、酒瓶等、色々とかさばるものが多いキッチン周り。
まずは今どのようなモノを収納しているかを把握し、理想としては今後どのようなものを収納したいかを検討しておくことで、収納の内寸がどの程度必要か、扉と引出しどちらが良いか等が見えてきます。
既製品だとカラーやデザインは良いが引出しが無い、引戸が良いが開き扉しか無い、といった細かな仕様の調整が利かず、妥協を余儀なくされることも多くあります。
これもオーダーメイドなら解決できます。
通常は開き扉のものを引き戸仕様に変更する、扉になっている箇所を引き出しに変更する…。
そうした変更があることで使い勝手は劇的に上がります。
また、収納に必要な寸法がどれくらいか分からない場合や、どのような仕様が良いか悩んでいる場合も、やはり相談してみることでクリアになる部分は多いはずです。
オーダーキッチンボードのメリット その3.素材を選べる
せっかくオーダーでキッチン収納を製作するのであれば素材にもこだわりたいものです。
既製品は素材そのものが決まっていて、且つ色なども限られた中から選ぶのみとなります。
オーダーであれば、もっと多くの素材から選ぶことが可能です。
キッチン本体と素材感や色味を合わせたり、オープンキッチンの場合は食卓やリビングの家具と色調を合わせることで空間全体の統一感が生まれます。
また、見た目だけでなく素材の質にこだわることも重要です。
例えば、概ねキッチンボードの素材はプリント化粧板、化粧合板(突板)、メラミン化粧板等が一般的です。
大量生産とコストパフォーマンスに特化したこれらの素材は安価なモノも多く、お求めやすいのは事実。
ですが、新品の時は綺麗でも傷が付くと中身のベニヤが見えてしまったり、端から捲れてきてしまったり、湿気の多い場所でもあるキッチンでは空気中の湿気が内部に浸透してしまい、ミミズ腫れの様に浮き上がってきてしまうなど、使用していくなかで徐々に劣化していきます。
また、どうしても人工的な感じが否めないものも多いでしょう。
無垢材でオーダーキッチンボードをつくる
その解決策として最適なのが「無垢材」です。
無垢材とは表面材、心材に分かれている合板物とは違い、天然木そのもののことをいいます。
「木そのまま、木そのもの」であり、わかり易く言うと丸太の木から伐り出した板材のことです。
表面に何かを貼り付けているものではないので、端から表面が捲れるといった劣化もありません。
私たち家具蔵の家具のように無着色で仕上げたものであれば、使い込むことで経年美化という現象が起こり、色合いが深くなる等味わいが増していきます。
キズなども味になり、それだってメンテナンスが可能です。
丈夫で長く使用することができ、そのうえで空間に格と品を与える無垢材は収納家具で使用することにおいても、たいへん有益な存在なのです。
家族全員が日々触れて見るもので、使いやすく長持ちするものであればそこには価格以上の価値が生まれます。
収納のサイズ、扉や引出の仕様、素材の選定等にお悩みであれば、お気軽に家具蔵各店まで足をお運び下さい。
実例や実際の商品を元に経験豊富なスタッフがアドバイスをさせて頂きます。
関連する記事
最近の投稿
- ダイニングテーブルを選ぶ際の「5つ」のポイント 2024年11月24日
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,573)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (616)