「失敗しないオーダー家具」 ダイニングボード編
2021.4.6
目次
ダイニングボードと、いわゆる「食器棚」のこと。
その名のとおり、ダイニングルームやキッチンまわりに置く収納家具のことです。
ダイニングルームは生活空間の中でも特に使用頻度が高く、家族みんなが集う場所。
そこの「顔」となる、ダイニングテーブルやダイニングチェアには是非ともこだわる、と考えるのは当然のことです。
そんなこだわりのダイニングセット、その良さをさらに引き立てるためにも、そこに置く収納家具にもこだわってみてはいかがでしょうか?
お気に入りの家具に囲まれて大切な家族と過ごす時間は、日々の暮らしを素晴らしいものにしてくれるはずです。
今回は、ダイニングルームの「格」を上げる、ダイニングボードの選び方などをお話しします。
ダイニングルームの使用用途の変遷
ダイニングは日本語では「食事」という意味に相当します。
つまりダイニングルームは食事をする部屋=食堂ということになります。
以前はダイニングルームとリビングルームは別々の空間として存在していました。
場合によってはダイニングルームはキッチンと同室でこじんまりとしているようなケースも。
そこでは食事が終わると皆リビングに行き、または銘々の部屋に移動し、それぞれの時間を過ごします。
来客対応などもリビングで賄うことも多く、ダイニングルームはあくまで「食事をとる場所」または「家事の補助的な場所」だったのです。
時は流れ、現代の住空間ではリビングとダイニングが一繋がりの空間となった「リビングダイニング」が主流となっています。
さらにはオープンスタイルのキッチンも併設した「LDK」のスタイルを、ほぼすべての新築住居で見ることができます。
仮にダイニングゾーンが食事を行うだけであっても、同じ空間に家族が留まることでお互いの存在を常に認識していられる、そんな暮らしがスタンダードになっています。
ダイニングボードの重要性
そのなかで趣味や仕事といったこともリビングダイニングで行うことも多くなり、そこで過ごす時間も長くなります。
そうするとやはり、そこに置いてあるものにもこだわりたくなるもの。
座り心地良くデザインの美しいチェアやソファ。
大きくて見た目も美しいテーブル。
そして収納家具です。
ダイニングボードはつまるところ食器棚であり、ダイニングルームやキッチン周りに置くことを目的としています。
テーブル近くに置くことも、オープンスタイルが増え背面収納がダイニングから丸見えになるキッチンに置くこともあるでしょう。
そこではやはり美しく使いやすい収納家具が必要であり、ダイニングボードが必要になるのです。
ダイニングボードに求められるもの
繰り返しになりますが、ダイニングボードは「食器棚」です。
食事に使う食器やカトラリーなどを仕舞い、グラスやカップなどのコレクションを飾るのが本来且つ最低限の役割。
ですが、ダイニングルーム自体が多様な使い方をする空間となっている現代では、そこには様々な役割が求められます。
また、ダイニングボードを置くことでその他の収納家具を置くスペースがなくなる、ということも少なくないような日本の住宅事情もあります。
であれば、様々な用途・個々の事情に即したものである方が便利です。
そこで「オーダー家具」という選択肢となるわけです。
オーダーのダイニングボードでできること
オーダー家具は個々のニーズを反映させ、それを叶えるもの。
収納家具の場合は収納したいものや見せたいものを効率よく、美しく仕舞うことができるか。
引き出しや扉の位置・仕様も自由自在で使い勝手と見た目を両立させることができます。
高さ、幅、奥行きといったサイズや素材等も自分好みで設定可能です。
オーダーの際に気を付けること
まずは食器棚ですから、どんな食器をどの程度入れるか、を把握しておくことが重要です。
そのサイズやボリュームによって奥行などを変更する可能性も出てきます。
また、量によっては重さが出るので棚板を厚くするなどのカスタムを行うこともあります。
また、日本の住宅事情を考慮すると、食器だけを入れるわけにはいかない、ということもありえます。
日用品や文具、郵便物、会社や学校関係の書類などが入ることもあるでしょう。
その場合は何を入れて何を入れないか、これは必ずここに片付けるというような「モノの住所」を決めたうえで設計を検討します。
テーブル近くに置くことが多いダイニングボードですが、えてしてテーブル回りは散らかりがちです。
丁度良い場所に丁度良い高さのものがあるためですが、例えばダイニングボードに引き出しをいくつか用意し、カトラリーを収納する以外にも、「日用品はここ」「郵便物はとりあえずここ(後で仕分ける)」というように決めておけばいつでも美しいダイニングゾーンが出来上がります。
せっかくオーダーで作るのですからそうしたことまで叶えてくれるものであるといいですね。
家電などを置く際には配線なども気を付けておきたいところです。
だから家具蔵でオーダーする
とはいえ、家具を購入する機会というのは他のものに比べてそこまで多くはなく、ましてオーダーで家具を依頼するということもそう何度もあることではありません。
「こことここを気を付けよう」と思っても、必ず抜けは出てきます。
大事なのはその「抜けがち」な部分をきちんとフォローしてくれる人との出逢いです。
言われてみれば「ああ!」ということや、気が付かなかった便利なカスタムなどを経験則や知識から導いてくれるような出会いがあれば、その家具選びはきっと上手くいきます。
家具蔵では使うたび、見るたびに気持ちが嬉しくなるような無垢材無着色のダイニングボードを一点一点受注生産で作っています。
それらのチョイスを経験豊富なプロスタッフがしっかりオーガナイズ。
細かなオーダーにも対応できますので、きっと世界に一つだけの、あなただけのダイニングボードを見つけていただけます。
皆さんのお越しをスタッフ一同お待ちしております。
関連する記事
最近の投稿
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
- キッチン収納 “スライドレール“の違いや構造とは? 2024年11月4日
- 「良い家具を選ぶと長持ちする」と言われる理由との選び方とは 2024年11月2日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,573)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (617)