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はじめての一枚板選び「木の種類はどう選ぶ?」

2021.4.15

 

 

一枚板テーブルとは


 

 

「一枚板」と聞くと、皆さんどのようなものを想像しますか?

「ダイナミックな表情」

「非常に希少なもの」

など、人によって感じることは様々でしょう。

家具店を覗いてみると「一枚板」と銘打って販売されているテーブルを目にすることも多くなりました。

ただ、本当に質の良い一枚板テーブルは非常に少なく、希少価値が高いものとなります。

希少価値の高さと保有する喜びに満ちた一枚板テーブルですが、しっかりと目的や意図をもって選ばないと後々イメージしていたものと違う、こんなはずではなかったという後悔に繋がってしまいます。

そこで一枚板の「木の種類の選び方」を理解し、自身に合う「最良のパートナーともいえる一枚板」を探す参考にして頂けたら幸いです。

 

一枚板は「乾燥」が命


 

 

一枚板に限らず無垢材の家具は、何よりも乾燥状態が大切です。

一枚板に代表される無垢材家具は、いわば木そのものを存分に生かした家具です。

木は、もともと水分をたくさん保有していますので、この水分をいかにして抜くかが大きなポイントになります。

そのため、「乾燥」が非常に大切になってくるのです。

とはいうものの、乾燥状態は外見だけでは判断が難しいので、乾燥状態を表す数字として「含水率」で明確に表すことが出来ます。

含水率とは、木に含まれる水分量です。

私たち家具蔵では製材後は、約1年(ものによってはそれ以上)をかけて含水率が12%~13%になるまで、じっくりと自然乾燥を行います。

その間は、風通しを良くするために、桟棒(さんぼう)を間に挟みながら積み重ねて、細心の注意を払いながら保管していきます。

現代の住環境は気密性の高い空間が多く、エアコンや床暖房などに毎日さらされる木にとっては過酷な環境です。

そのような日々の使用環境を考え、含水率が約6~7%になるまで機械乾燥(人工乾燥)と養生を行います。

この養生とは、材を外気に馴染ませるために一定期間、桟積みをすることです。

その過程の中で木の動きを出し切り、使用中に反りや歪み、割れといったことが極力起こらないようにします。

製品になった後を想像しながら、住環境に適応できるように徹底的に管理を行うのです。

このように手間と時間を要する多岐に渡る工程を得て、原木から一枚板天板へと姿を変えていきます。

 

自宅とのコーディネートも重要な要素


 

 

家具全般に言えることですが、一枚板テーブルは空間とのバランスもとても重要な要素となります。

一般的に一枚板は、木そのものが持つ自然の色素を活かして製作されます。

一枚板テーブルの色味や樹形、存在感により一枚板のテーブルは、空間の主役になるほどの存在感があります。

そのため、他の家具や床の色合い、建具の素材などを考え、トータルでコーディネートする必要があります。

壁材とのバランスも考慮すると、一層心地のよい住空間が保たれます。

 

一枚板には様々な樹種がある


 

 

一枚板に使われる木の種類はたくさんあります。

代表的なところでは、広葉樹のウォールナット、ナラ、タモ、ケヤキ、クス、トチといったあたりでしょうか。

最近では、アフリカ材のサペリやブビンガなども人気です。

それぞれの樹種は色合いだけでなく、木目や杢の表情も様々です。

ますはたくさんの樹種に触れ、「見る」ことをお勧めします。

この樹種のここがいい、という愛着感があれば、その思いを大切にしてください。

ウォールナットがいい、クスがいい、と名前まで名指ししてくれれば、その樹もきっと喜びます。

しかし、木について知識もなく、わからないという方には、木に精通したアドバイザーのお勧めも参考にしてください。

木に精通している人ほど、木が好きで楽しそうに語ってくれるはずです。

そして空間とのバランスを考えたコーディネートの相談にも乗ってくれます。

国産材、アメリカ材、アフリカ材、東南アジアや欧州の材など様々な角度でその良さを知ったうえで、それぞれの樹種の特長を知って愛着の持てる樹種を見出すお手伝いです。

見た目だけでなく、木の素性を知ることで、一層愛おしさが増してきます。

 

一枚板は、究極のサスティナブル


 

 

一枚板テーブルや無垢材テーブルは、樹齢数百年の木を自宅に置き、自然の力強さを感じる事のできるものです。

いわゆる一生ものとして、代々受け継がれて使うことができます。

そして年数が経てば、経年変化により芳醇な色合いへと変化をしていきます。

まぎれもなく世界で一つだけのテーブルであり、幅広い年代の方から高い人気があります。

環境を考慮する考え方が大きな潮流となっている現代において、日本人のモノに対する考え方が変わり、「壊れたら捨てる」から「いいものを一生使う」に変わってきているように感じます。

特に家具においては、「道具としての役割だけなく、毎日を豊かにしてくれる本物の木で製作された家具」を求める方も多くなってきています。

そんな事情からも一枚板テーブル・無垢材テーブルの人気があるのも納得できます。

 

一生付き合う一枚板ですので、「これだ!」という一枚板に出会うまで妥協せずに探したい、と思っているはずです。

家具蔵では、木に真摯に向き合い、100年生きた木を家具として100年お使いいただきたいと考えています。

時間を掛けじっくり原木を乾燥させることで、反り止めや幕板にみられる補強材を使わない一枚板テーブル、無垢材テーブルを製作しています。

お客様の最高の一枚板に出会うためにこのページをご覧いただき、一枚板・無垢材テーブルの知識を深めていただければ幸いです。

 

家具蔵の無垢材一枚板天板の詳細はこちらから

 

 

 

 

 

 


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