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ナラ材の家具がつくる「癒しの住まい」とは

2021.5.11

 

 

ナラ材の家具には「癒し」がある


 

 

「ナラ材の家具に囲まれた空間で過ごしていると、不思議となんだかホッとする」

「ナラ材の家具を見ていると、とても癒される」

ナラ材の家具を愛用している人から、こんな言葉をよく耳にします。

木の家具に囲まれていると癒される、という人はたくさんいます。

ですが、ナラ材の場合は「木の家具」ではなく「ナラ材の家具」と、意識して発言する人が非常に多いのは特徴です。

ではなぜ、ナラ材の家具を使う人がよりハッキリと「癒される」と感じることができるのでしょうか。

その理由を探っていくと、『ナラ材の家具がつくる「癒しの住まい」とは』の答えにたどり着けるはずです。

 

 

ナチュラルカラー(自然色)の持つ力


 

 

ナチュラルカラーとは、綿・麻・絹・羊毛などのような天然繊維をイメージした色合いです。

そうした自然のものに近い、ということからそのように呼ばれています。

このナチュラルカラーから受ける印象や気持ちには、どのようなものがあるでしょうか。

「飾り気がない、ありのままの姿」

「静かでのんびりとした落ち着いた様子」

「空が晴れて、天候が穏やかな様子」

「あたたかみやぬくもり」

「新鮮で生き生きとしている」

「田畑が広がる風景」…。

例えば、このようなイメージが思い浮かびます。

なぜ、ここでこの「ナチュラルカラー」を引き合いに出したのか、というと「木材の色」には、多くの人がナラ材のような色合いをイメージしている人が多いためです。

つまり、木の色合い=ナラ材と言っても過言ではなく、ナラ材の持つ雰囲気がそのまま「木の自然な色(ナチュラルカラー)」として多くの人の心の中に印象づけられていることがわかります。

私たちがナラ材の家具を目にすることで癒しを感じることができるのは、その色合いがナチュラルカラー(自然色)として故郷の田園風景を想像したり、森や里山の木漏れ日を想像したりすることができるためです。

長じてそれが「のんびりと時間を過ごすこと(もしくはそのイメージ)」に繋がるからでしょう。

ナチュラルカラーは洋服のコーディネートの際にも他の素材との相性も良く合わせやすいことで知られています。

インテリアにおけるナチュラルカラー、そしてナラ材も同じで他の樹種との相性やバランスが良く、石や革などの天然素材との相性も良いことでも知られています。

まとまりや統一感のある空間はやはり美しく見えるものです。

そんな空間が自分のお気に入りの場所であれば、同時にそこが一番落ち着く場所になるのです。

 

ナラ材の杢目を楽しむ


 

 

ナラ材は「最も進化した木」と言われており、特にその放射組織が他樹種よりも発達しています。

ナラ材は柾目(直線状の木目が出る)で材を採ると、穏やかで優しい表情の中に独特な放射組織からなる「虎斑杢(とらふもく)」という杢が現れます。

日本では虎の毛皮模様に似ているとことで、虎斑と呼ばれていますが、欧米のオーク材(ナラ材)では「シルバーグレイン」という名で銀色に輝く杢として、評価の対象となっています。

シルバーグレインは、窓から差し込む太陽光で見た印象と、夜になって室内照明の光で感じる印象、見る角度や光の強さなどで様々に変化する姿が魅力にもなっています。

さらに、無着色の天然木材は、経年とともに色を重ね、その色合いにも変化を見せてくれるのです。

作りたてのナラ材は、明るいベージュ系(染色していない羊毛の地のままの色)から、黄金色にまで色味を増し使い込むほどに艶が出てきます。

ナラ材は、このようにいつまでも変わらない良さと毎日一緒に過ごしていても飽きがこない変化のそれぞれを持ち合わせています。

だからこそ、洋の東西を問わず、長い間、人気の素材であり続けているのです。

 

ナラ材の持つ癒しの手触り


 

 

天然木には色以外にも大事な癒しポイントがあります。

それは「質感(手触り)」です。

一言で「木」と言ってもスベスベなもの、しっとりしたもの、様々な質感のものがあります。

ナラ材のそれは、ざっくりいうと「細かい凹凸感」です。

その心地良い凹凸感は、まず触っていて気持ちよさを感じるので、そこに癒しの効果があります。

そのうえでその凸凹感は目に浮き上がってきて素朴な雰囲気を演出します。

艶やかな清潔感を持つハードメープルや、スベスベの質感に光沢感を持ったアメリカンブラックチェリーなどと(修正)比べるとその差は歴然です。

木材に触れた際の身体的な影響も、科学的に実証されています。

木材・ガラス・金属・プラスチックにそれぞれ触れた際の生理的変化を血圧の変化で測定したところ、木材以外の素材では血圧が上昇したのに対して、木材ではほとんど変化がみられませんでした。

このことから、木材は金属やプラスチック、ガラスよりも体への負担(ストレス)をかけないということが科学的にも証明されたのです。

様々な木材の中でも、程良い凹凸を感じることが出来るナラ材の家具は、無意識に木材に触れる機会を促すことでしょう。

そのことで快適な生活を送ることができるようになるのではないでしょうか。

私たち家具蔵でも、ナラ材はもちろん、様々な樹種の家具を展示しています。

その触り心地を比較してみてください。

きっと、樹種による手触りの違いを実感していただけるはずです。

 

ナラ材は、家具としてだけでなく私たちの生活にとても馴染み深い素材でもあります。

ナラ材の家具と一緒に過ごすことは癒しと落ち着きを享受することであり、帰宅した際に、休日のふとした時に、ホッとするような、そんな場所になることでしょう。

ナラ材の無垢材家具で、そんな空間をコーディネートしてみてはいかがでしょうか。

 

家具蔵の無垢材ナラで製作した家具のある暮らしはこちらから

 

 

 


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