ウォールナット材の家具に合うカーテンは?
2021.6.28
目次
高級木材のひとつとして知られる「ウォールナット」。
重厚感漂う雰囲気と落ち着いた色合いから高い人気を誇ります。
その高級感と抜群のコーディネート性はウォールナット材の家具がひとつあるだけでも、空間の格を上げてくれる存在となります。
もちろん、空間の家具全てをウォールナットで揃えてもOK。
そんなウォールナットの家具がより映える空間をつくるためには、空間全体をこだわって考える必要があります。
カーテンにこだわるとウォールナット材の家具はより一層映える
たとえばリビングダイニングという「一部屋」を切り取ってみても様々な要素が存在します。
壁・照明・ドア、そして「窓」。
この窓を飾り、プライベート性を確保するのがカーテンです。
同時に重要なインテリアエレメントとして、そこには数多くの選択肢が存在します。
折角のお気に入りのウォールナット家具ですから、カーテンやウィンドウエレメントにもこだわってみることで普段過ごす空間が、より美しいものとなるのです。
カーテンの種類
カーテン、もしくはウィンドウエレメントには数多くの種類・素材が存在します。
例えば非常にポピュラーなのが「ドレープカーテン」。
いわゆる厚手の布生地で作られたカーテンのことです。
多くの素材や生地が存在し、そのチョイスは空間の印象を大きく左右します。
「ローマンシェード」とも呼ばれる1枚の布をコード式やドラム式で縦方向に開閉するシェードカーテンもよく目にします。
その他、ロール状の布を、くるくると上下させて開閉するロールスクリーン、べネシャンタイプ・バーチカルタイプとカテゴライズされる各種ブラインド。
生地をプリーツ状(ジャバラ状)になるように加工したプリーツスクリーンも見かける機会が増えてきました。
このように、様々な選択肢があるカーテン、あるいはウィンドウエレメント。
ウォールナット材の家具と相性が良いのはどんなものなのでしょうか。
結論から言うと、「〇〇はウォールナットと合わない」ということはありません。
そのうえでそれぞれが持つ素材感や柄が、ウォールナット材の家具と組み合わせた際にどのような印象となるかに違いが生まれます。
ドレープカーテン×ウォールナット
ドレープカーテンでも無地のものはその色味によって空間の印象は変わります。
基本は壁と同じテイストの色合いにすることで空間の連続性を保つことができます。
そうしたものを選び、部屋全体が広く見える効果を狙います。
ドレープカーテンでもジャガード織りのものはボタニカル柄や花柄のものが多く、この場合、ウォールナットの家具と合わせるとナチュラル感あふれる空間になりそうです。
ただ、この場合でもウォールナット材の家具自体の存在感もあるのであまり大きくない柄のものを選ぶのがベターです。
また、ベルベット素材のものはその高級感がウォールナットと上手くマッチします。
シェードカーテン×ウォールナット
布生地の持つ温かみのある雰囲気とメカニカルなつくり両方を兼ね備えたシェードカーテンは、木の温かみを感じることができつつもモダンなイメージを持つウォールナットにぴったりです。
一番メジャーなのは「プレーンシェード」と言われるものですが「オーストリアンシェード」と呼ばれるものは伝統的なヨーロッパの雰囲気があり、アンティーク調にまとめたい時には最適です。
ロールスクリーン×ウォールナット
機能的でスタイリッシュなロールスクリーンは空間全体をノーブルに、シンプルに仕上げてくれます。
これを窓に掛けることでウォールナット材の家具の存在感は高まり、ウィンドウエレメントは引き立て役以上でも以下でもない、最高の脇役となってくれます。
シンプルに、部屋に置いてあるものや飾るものを引き立たせたい、そんな時はロールスクリーンの出番です。
明るめから寒色系の色合いのものを選ぶことで、ウォールナット材の家具との相性はより高くなります。
ブラインド×ウォールナット
ベネシャンブラインドと呼ばれる縦方向に開閉するタイプが一般的で、よくオフィスなどでも採用されています、
アルミ製のものが多く、その場合はその無機質な雰囲気がウォールナットの色合いと落ち着いた雰囲気と良くマッチします。
一方で今増えているのが木製の「ウッドブラインド」。
これを採用することで空間のナチュラル感・優しい雰囲気はグッと上がります。
もちろんウォールナット材の家具とも好相性です。
その場合、同じような焦げ茶色(に近いもの)を選ぶとより空間の統一感が増します。
また、横方向に開閉できる「バーチカルブラインド」も最近人気を博しています。
ドレープカーテンのように使用でき、通常のブラインドと同じくスラットと呼ばれる羽根の角度で光の量や視線の入り方が調節できる点が使いやすいのが理由です。
デザイン自体もモダンな雰囲気になりやすいので、やはり同じような特徴を持つウォールナットの家具との相性は折り紙付きです。
このように同じウォールナットでもカーテンやウィンドウエレメントにどんな色・物を組み合わせるかによって印象が変わってきます。
自慢の家具をより良く見せるには空間全体を俯瞰で見る。
その時に窓周りは欠かせない部分のひとつです。
私たち家具蔵ではこうした家具周りのコーディネートについても実際の事例やCGを活かしたご提案含め、具体的なアドバイスを行っています。
家具そのものだけでなく、住まいそのものを考える。
そのことで毎日の暮らしは「見た目も使い心地も良いもの」になるのです。
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