マンションや集合住宅のリフォーム・リノベーションでもオーダーキッチンは可能なのか?
2021.7.18
目次
リフォームとリノベーションの違い
リフォーム、あるいはリノベーション。
似ているようで実は異なるこの2つの言葉。
老朽化したスペースを新しく改装する・修復することを「リフォーム」。
既存の建物に新たな機能や価値を付け加える改装工事が「リノベーション」です。
いわば一部を直すのがリフォームで、全体を直す・あるいはまるで違う空間に変えることがリノベーションであるといっても差し支えはないでしょう。
リフォーム・リノベーションでキッチンを考える理由
どちらのケースにおいてもキッチンの選択・取り付けは非常に重要な事項です。
リフォームはそもそも老朽化している場所を直すもの、ですから住まいの中で傷みが特に激しい風呂・トイレなどを含めた水廻りがそれに当たることが多くなります。
当然そこにはキッチンも含まれます。
リノベーションの場合も、注文住宅と同様で自身の好みを最大限反映できるのが強みです。
そうなるとキッチンにはこだわりたいものです。
そうした「新しくキッチンを!」という方の選択肢として存在感が高まっているのが「オーダーキッチン」。
画一的なシステムキッチンとは異なる満足感を得ることができることがその理由です。
リフォームやリノベーションはマンションでも行われる
こうしたキッチンリフォーム、あるいはリノベーションは戸建だけで行われるわけではありません。
3大都市圏に限って言えば関東が56.7%、中京が42.5%、近畿が48.4%と、いずれも集合住宅の割合がほぼ半数かそれ以上となっています。
リノベーションは中古マンションを改築することも多く、この割合からいってもマンションでもリフォームは日常的に行われます。
となれば、マンションが持ち家、あるいは中古マンションの購入を検討している人はそこに理想のキッチン=オーダーキッチンを導入することができるかはやはり気になるところです。
マンションのリフォーム・リノベーションには制約がある
マンションなどの集合住宅でのリフォームやリノベーションにはいくつかの制約があり、その内容によって「できること」「できないこと」が変わってきます。
マンションには「専有部分」と「共用部分」があり、個人でリフォームできるのは「専有部分」になります。
これは住戸の内側(内装材、建具等)やキッチンなどの住宅設備機器を指し、基本的にあれこれ動かしたり加えたりすることができるのはこの部分のみです。
キッチン=設備機器の場合は配管に必要なだけのスペースの有無や、全体の電気の総容量を超えないかどうかが「こんな場所にキッチンを入れたい」「こんな機器をビルトインで入れたい」「この形状のキッチンが欲しい」という理想を叶えるか否かを左右するのです。
その他、マンションの場合は管理規約で決められたルールもあります。
基本的にはリフォーム業者やリノベーション業者が行ってくれる作業ではありますが、図面や資料の控えを取って管理組合に詳細を確認することがとても重要です。
集合住宅でのオーダーキッチン導入は可能
結論から言うとマンションなどの集合住宅でのオーダーキッチンの導入は可能です。
ある程度の制約こそありますが、そこを踏まえても理想のキッチンが出来上がることは間違いありません。
リフォームの場合はすでにあるクローズドのスペースでのキッチンの入替え、ということに留まることもありますがそれでも「ここにこんな収納があれば」「水栓はタッチレスが良い」「ディスポーザーを導入したい」という、スタイル・設備両面での変更は可能です。
リノベーションであれば、配管や電気容量、あるいは既存の梁や柱の位置も鑑みながら間取り全体を考えた、リビングダイニングとの統一感もある家具のようなキッチンをつくることができるでしょう。
木のオーダーキッチン、セミオーダーキッチン
家具を木製のもので揃える、というのは以前からの定番的な方法です。
その家具を温かみがあり、温もりを存分に感じることのできる無垢材で揃える、という方が年々多くなっています。
空間全てでないとしても家族が集まるダイニングテーブルやダイニングチェアを無垢材で、ということになるとその近くにあるキッチンもやはり、木のもの・無垢材であると統一感がさらに増してきます。
そうした「木のキッチン」を叶えるのがオーダーキッチンです。
無着色でつくる無垢材家具は使うほどに深みを増していきます。
木のキッチンも同様です。
そんなキッチンを自分の理想を詰め込んだ自由設計のフルオーダーで叶える。
あるいはその理想をところどころに散りばめた、部分的にカスタマイズするセミオーダーで。
自分に合ったオンリーワンのキッチンを作り、使いこなしていく喜びを味わう。
そうすることで毎日がさらに充実し、心地よいものとなっていくはずです。
暮らしに合うキッチンを創りたい。
LDK空間を今よりもっと豊かに、華やかに。
そういったご検討は、ぜひ最寄りの家具蔵キッチンスタジオまで、お気軽にお問い合わせ下さい。
関連する記事
最近の投稿
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
- キッチン収納 “スライドレール“の違いや構造とは? 2024年11月4日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,574)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (617)