無垢材オーダー家具を使ったおすすめコーディネート
2021.8.10
目次
毎日の暮らしに欠かすことのできない家具。
機能性やデザインはもちろんのこと、長く使うことのできる家具を、と考える人も多いのではないでしょうか。
家具には様々な素材のものが存在します。
その中でも無垢材を使用した「無垢材家具」、そしてそれを自身の好みで製作してもらえる「無垢材オーダー家具」は今や高い知名度を持って、家具購入の際の選択肢に入ってくるようになりました。
天然素材ならではの癒し、木肌に触れた瞬間の質感、本物の木が持つ風合いなどに魅了される人が増えているのです。
無垢材の魅力
「無垢」とは、「混ざり気のない」という意味です。
つまり「無垢材」とは「混じりっ気のない木そのもの」であるといえ、例えば合板などの「木質系の加工材料」と言われるものとは一線を画します。
無着色で仕上げたものであれば木本来の質感や色などを存分に堪能することができ、経年での色合いの変化で長く使う程美しいものへと変わっていきます。
基本的に分厚さを持つことから耐久性も高く、傷なども目立ちにくいこと(しかも削って修復できる)から長く使用するにはもってこいのものとなります。
健康面でもメリットは多く、優れた断熱性や保温性、あるいは調湿効果に光の反射を抑えることでの目への好影響、香りによる癒し効果など、そのメリットは枚挙に暇がないほどです。
そんな無垢材を使用した「無垢材家具」。
代表的な樹種を使ったおすすめのコーディネートをご紹介していきましょう。
無垢材オーダー家具を使ったコーディネート ~ウォールナット材~
正式には「アメリカンブラックウォールナット」と呼ばれる北米産のクルミの木であるウォールナット。
漆黒ともいえるその黒味が強い色調が特徴です。
使い込むうちに徐々にまろやかな茶色となることで、その重厚さも程良い落ち着き、というように風合いを変えていくのですが、それでも
「ウォールナットの家具で統一したら部屋が暗くなってしまうのでは」
「部屋が重たい雰囲気になってしまうのでは」
と心配する人もいます。
床材や内装などと同じ色合いの家具をレイアウトするのが空間コーディネートの王道でもあり、ウォールナットのそれは落ち着きや重厚感という雰囲気を作り上げるのは事実です。
それを軽減させるには床や壁など面積が広いところを白系で明るくすることをお勧めします。
明るい床や壁などの内装(=空間の中で大きな部分)に、家具でウォールナットを使用することで「差し色」的なコントラストが空間にメリハリをつくります。
そうすることで空間の広さを感じやすくなるだけでなく、ウォールナット独特の美しい木目も引き立たせることができるようになるのです。
ボタニカルテイストや複雑な柄とも相性が良いウォールナットを活かし、ポイントごとにアクセントを作っても良いでしょう。
無垢材オーダー家具を使ったコーディネート ~チェリー材~
北米産のチェリー材はその鮮やかな飴色が特徴的な樹種です。
最初は淡く、ピンクがかった色合いがみるみるうちに色を変えていく様はまさに劇的で、無着色で仕上げる無垢材家具の醍醐味を分かりやすく享受できる樹種ともいえます。
そんなチェリー材は木肌も滑らかでその赤みも自然なものであることから主張しすぎることなく、それでいてしっかりと空間のアクセントとなってくれます。
温かみや優しさ、といった言葉が似合うチェリー材なら、ウォールナットと同様のコーディネートを行ってもどこか優しい雰囲気となるはずです。
温かな色合いを持つチェリー材は、自然素材に由来する繊維との相性がとても良いのも特徴。
ソファ生地やラグ、カーテンだけでなくランチョンマットなども滑らかな肌触りの生地を取り入れるのも良いでしょう。異素材同士ですが、相性の良さを発揮してくれるはずです。
無垢材オーダー家具を使ったコーディネート ~ナラ材~
ナラ材の持つ明るい色味はどんな空間にも馴染みやすく、ナチュラルな中に温かさを感じさせてくれます。
それは凹凸感のある木肌は手に触れた際にホッとするような素朴さから来るかもしれません。
一方でその質感は多くの著名な建築家やデザイナーにも愛され、素朴なだけでは終わらない、モダニズムとの相性の良さも併せ持っています。
デザイナーズ家具やインテリアに敢えて合わせても、しっかりとそれを受け止め共存する懐の深さを持つナラ材は北欧テイストのインテリアとも良く合います。
北欧スタイルには、動物をモチーフとしたデザインや幾何学模様などの特徴溢れる生活雑貨が数多くあります。
これらを上手に取り入れることが北欧風の空間をつくることになるのですが、それらを活かす場所に置く家具としてナラ材は最適です。
もともと、その生態から共存共栄のシンボルでもあるナラ。
家具材になってもそうした出自の違うものを活かすものになるのは納得です。
ナチュラルで上品な印象にするのであれば、観葉植物の他にドライフラワーを取り入れても良いでしょう。
無垢材オーダー家具を使ったコーディネート ~ハードメープル材~
ハードメープル材は、その絹のような滑らかな質感と爽やか且つ清潔感のある木肌が特徴的です。
ですので、そういった空間を創りたいのであれば、ハードメープル材の家具でまとめるのは大正解と言えるでしょう。
経年変化により少しずつ色合いを変えていきますが、その変化の速度は決して急激ではなく、また真っ赤になるような変化でもありません。
基本的な色調はそこまで変わらないので、白い画用紙に色を塗るような、自由なコーディネートが可能です。
そのため、ビビッドな色やパステルカラー、あるいは派手な柄物などを他のインテリアで効果的に使うことでアクセントが生まれ、空間に良い意味での変化を生みやすくなります。
観葉植物の持つ鮮やかな緑も「色」という意味では差し色に使いやすく、現代の住環境に多い白基調・ナチュラル基調の空間には合わせやすい樹種と言えます。
それぞれが個性的で合わせ方によって表情を変える無垢材家具。
家具と床、壁、インテリアなどその組み合わせ方にルールはありません。
大切なのは「長時間いても居心地が良い」ということ。
無垢材家具を使って自分なりのコーディネートを楽しんでみませんか?
家具蔵各店では今回ご紹介しきれなかった樹種も交えた多数の無垢材家具の展示を行っています。
是非、お気軽にお近くの店舗までお越し下さい。
家具蔵の無垢材ウォールナットの家具がある暮らしの事例はこちらから
家具蔵の無垢材チェリーのテーブルがある暮らしの事例はこちらから
家具蔵の無垢材ナラで製作した家具のある暮らしの事例はこちらから
家具蔵の無垢材ハードメープルで製作した家具のある暮らしの事例はこちらから
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