収納家具の選び方と「オーダーボード」という選択肢
2021.8.26
暮らしの中で増える「モノ」と「整理」
暮らしの中でモノが増えていくということはある意味仕方の無いことです。
そして公私で忙しくなってくると知らず知らずのうちに部屋はどんどん散らかっていきます。
モノが散らかった、あるいは溢れかえった空間は見た目のうえでの精神的な疲弊を生み、同時に探し物が見つからないといった時間的な損失を被ることになります。
たくさんの「モノ」に囲まれ、また、それが増えていくことから逃げられない私たちの暮らし。
そこに折り合いを付けるために重要なのは「整理」です。
「整理スペース」をつくるための収納家具選び
この「整理」を行うことは日々の暮らしの上で重要な要素を占めています。
そのため、ネットや書籍でも「○○な整理術」「○○の片付けテクニック」といった類のものを多くみることができます。
そうした「ワザ」と同時に収納可能なスペースを増設することはおそらく手っ取り早い方法のひとつです。
新しく部屋を増築する、といったことがそんなに簡単に行えるわけではありません。
そこでいわゆる「収納家具」の出番となります。
収納家具の種類
一言で収納家具、といってもその種類はじつに多様です。
食器棚(カップボードあるいはキッチンボード)・キッチンボード・洋服などを整理するチェスト(洋服タンス)、ローボード、サイドボード、ミドルボード・フリーボードといった分類のあるリビングボード、テレビボードやワードローブ、あるいは下駄箱などの玄関収納もその仲間ですし、これらを集中して収納する壁面収納もあります。
そうした収納家具を最大限に活用するために必要なこととは何でしょうか?
収納家具を選ぶ前にやっておくべきこと
収納家具を新しく購入する理由は人それぞれです。
多いのはやはり「収納スペースの増設」でしょう。
「もっと容量の大きい収納があれば」と新規に購入するのは確かに理に適った整理の解決方法です。
ただ「新しく家具を買えば片付く」というのは少し違います。
まずは要るもの・要らないものの仕分けは重要です。
そしてその家具をどこに置くのか。
生活動線を考え、適切な位置にその収納家具を置くことが、その家具の価値を最大限高めること・そして整理整頓を効率よく行う第一歩です。
同時に「何をどのくらい収納するか」を考えます。
それによって配置予定のスペースと折り合いが付く全体のサイズ・大きさも決まってきます。
このうち「何をどのくらい収納するか」という点についてはあらかじめ何をその収納家具に入れるかを決めておくことで不要になったものを処分したり、買い過ぎを防ぐことにも繋がります。
そして全体の「大きさ」を決めることは、買い替えの頻度が基本的に少ない家具というものを選ぶ上でとても大切な要素です。
空間に対して大きすぎると、収納性はあってもそもそもそこに置けるものではなくなります。
あるいは小さすぎても収納性に乏しく、同時に空間全体のバランスを欠くことになるかもしれません。
背の高い家具は圧迫感を生むこともあり、その配置は非常に重要です。
「何を入れ」「どこに置くか」が効率の良い収納と美しく心地よい空間を創る助けとなるはずです。
「見せる収納」と「隠す収納」どちらを選ぶか
収納したいものの内容を把握し、サイズの目安がついたら次はいよいよ具体的な家具選びです。
ここでポイントとなるのは「見せる収納」にするのか「隠す収納」にするのか。
「見せる収納」は、ガラス扉・扉の無いオープン棚、ウォールシェルフ、あるいは収納家具の天板上を飾り棚として使用するといったケースがあります。
「隠す収納」は、扉・引出し・蓋を開閉するボックス収納と言ったところです。
「見せる収納」「隠す収納」にはそれぞれメリットがあり、同時に気を付けなくてはいけないことも諸々あります。
また、片づけが得意な人・苦手な人に対しての向き不向きや掃除の効率性といった点も考慮対象です。
こうした要素を加味していった時、いわゆる「既製品」では自分の理想のものが無いことも多々あります。
そんな時には「オーダーメイド」という選択肢があります。
サイズや細かな仕様を自分好みにすることで空間と使い勝手にぴったりなものが出来上がります。
こうしたオーダーメイドで製作する収納家具を「オーダーボード」と言います。
このオーダーボードは基本的に専門店や家具販売店に相談するのですが、そこでプロのスタッフに自分の住まいにはどんな収納家具が適しているかを聞いてみるのも買い物を成功させるためのポイントです。
前述の「見せる」「隠す」といった内容でも自分の気付かなかったことを教えてもらえるかもしれません。
そんな理想が叶うオーダーボード、できれば長く使用し続けたいもの。
それにはどんな素材で作るかもまた重要です。
ここでお勧めなのが「無着色」の「無垢材家具」です。
厚みのある部材でつくられる無垢材には強度があり、無着色で製作されるものならキズも気になりません。
(削って直すことも可能です)
また、年月と共に美しく色合いを変えていくので長く使用してこそその価値も上がり、愛着も湧いてきます。
無垢材で製作するオーダーボードは、自分の暮らしの質を上げ、それを長く保たせることのできるものです。
私たち家具蔵でもフルオーダーはもちろん、豊富なラインナップからお選びいただけるセミオーダーも承ります。
収納家具をお探しなら、いつでもお気軽にご相談ください。
関連する記事
最近の投稿
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
- キッチン収納 “スライドレール“の違いや構造とは? 2024年11月4日
- 「良い家具を選ぶと長持ちする」と言われる理由との選び方とは 2024年11月2日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,573)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (617)