既製品?オーダー?家具選びで「失敗」がないのはどちらか
2022.1.20
目次
既製品家具とオーダー家具という選択肢
新築や引っ越し、あるいは買い替えや新規の導入。
家具の購入を行う際に、たいていの場合は家具販売店やインターネット上でそこに展示、あるいは掲載されているなかから、好みのものを選んでいきます。
こうしたいわゆる「既製品」から選ぶのではなく、自分の理想のものを製作してもらう「オーダー家具」という選択肢もあります。
いったいどちらにするべきか?と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
自分の暮らし方やイメージにはどちらが合っているのか?
既製品、オーダー家具、どちらであっても、まずは「それぞれがどのような家具であるか」という事を知っておくことは大切です。
物事には「メリット」と「デメリット」という比較が存在しますが、ある人にとってはメリットであることが、違う人にとってはデメリットとなることもありえます。
まずは家具選びをしていくうえで、既製品家具、オーダー家具双方の「メリット」と言われる部分を見ていきましょう。
既製品家具のメリットは「価格・種類が豊富・実物を見て選べてすぐ使用できる」
ここでは既製品家具とは、インテリアショップや量販店で売られている一般的な家具のことを指します。
いわゆる出来上がっている完成品を選び、それを住まいで使用します。
選べるサイズや色柄、デザインは予め決まっており、大量生産されるものも多いので、その分生産コストが抑えられることから安価に購入できることが多いのも特徴です。
こういったものは家具に限らず、安価なうえに選べる種類がとても豊富です。
家具においてもシンプルなものから、ナチュラル、デコラティブなものまで様々な選択肢があります。
また、安価なことは引越しや環境の変化があった際の買い替えがしやすいという点を重要視する人もいるのではないでしょうか。
また、既製品家具の多くは、家具販売店での購入の場合は実物を見て購入することができます。
そのうえで持ち帰りや早期の納品が可能なので、急なニーズや引越先ですぐ使いたいという際などにはとても便利です。
オーダー家具のメリットは「サイズも雰囲気も空間にぴったり・使い勝手も良く世界に一つのものが手に入る」
オーダー家具はその名の通り、サイズやデザインをオーダーして作ることができる家具のことです。
いわゆる自由設計であり、自分のニーズに沿って作られたものは世界に一つだけ、という特別感があります。
オーダーメイドですから、設置したいスペースに合わせて作ることが可能です。
もちろん細かいサイズ調整もできるので、既製品ではカバーできない隙間収納やキッチンカウンター下などのデッドスペースを活かしたものでも、その場所にぴったりとサイズを合わせ、スペースを有効活用できます。
梁や柱の出っ張りなどがある部屋でも、オーダー家具であれば隙間を作らずスペースを有効に使えるのです。
また、家事動線や生活動線を踏まえた家具を作ることができるのもオーダー家具ならではです。
無駄な動きを無くすことで、作業効率を上げることにもつながります。
また、オーダー家具はサイズだけでなく、素材や色を部屋に合わせて選ぶことができます。
家具は部屋の印象を大きく左右します。
オーダー家具でデザインや素材を合わせることで、自然と統一感のある部屋が完成します。
さらに、希望に応じて収納家具などは壁に固定ができるため、地震などがあったとしても倒れてくることはありません。
追加で転倒防止グッズなどを使用しなくても、家具のデザインや部屋の景観を損ねることなく耐震への備えが可能です。
オーダー家具を選ぶならこんな所で
オーダー家具を作るとき、どこに依頼すればいいのか迷ってしまう、そんな声もあります。
せっかくオーダーしたのに思い通りの仕上がりになっていない、ということにならないよう「どこに依頼するか」は非常に重要なポイントです。
オーダー家具選びにおいて失敗しないためには、オーダー家具専門店に依頼することをおすすめします。
専門スタッフが最初のヒアリングから完成・納品後のアフターフォローまで行ってくれるため、何かトラブルが発生したりした場合もスムーズに対応してくれます。
オーダー家具専門店の中には、製作を外部に委託しているところもあります。
その場合、仲介手数料が発生することで高額になるケースもあるので、工場直営のスタイルをとっている家具販売店の方が全体に価格を抑えられることも多くあります。
また、担当スタッフとの相性もとても大切です。
オーダー家具の場合、自分のイメージを実現するためには、やはり何回かの打ち合わせが必要となります。
この打ち合わせでは、自分のイメージを伝えるだけでなく担当スタッフからの適切なアドバイスを聞きながら話を進めていきます。
仕様やデザイン、機能性など専門スタッフだからこその視点でアドバイスをしてくれる人であることもポイントです。
プロのアドバイスを聞き入れることで、オーダーならではの要望を叶え、使い勝手の良い家具が仕上がっていきます。
既製品家具は価格が手頃でおしゃれなものが多いですが、オーダー家具には既製品にはない魅力があります。
新築をする際に、使いたい家具を先に決めてから間取りを考えられると理想を実現しやすくなりますが、現実的には
中々ハードルが高く、多くの場合、間取りにあわせた家具選びとなることがほとんどです。
間取りが完成した後でも、オーダー家具であればサイズや素材、デザインを自由に選ぶことができるので、部屋に合わなかったという失敗を防ぐことができます。
オーダー家具は何度も買い替える必要がなく、世界に一つだけの使用感と存在感は一生使い続けたいと思うことのできる家具となるでしょう。
今、家具の購入を検討している方はオーダー家具を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
私ども家具蔵でも皆様のご相談をお待ちしております。
関連する記事
最近の投稿
- ダイニングテーブルを選ぶ際の「5つ」のポイント 2024年11月24日
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,573)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (616)