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ナチュラルテイストの空間を作るのにおすすめの無垢材は

2022.3.26

 

 

家で過ごす時間を好みのテイストでまとめたい


 

 

職種によってもその程度は異なるとはいえ、在宅ワークもますます一般化を続ける現代。

いわゆる「新しい生活様式」が進むことは、家で過ごす時間の増加を意味します。

そのようになると、これまで以上に「家で過ごすこと」に対して「快適さ」を求めることは必然の流れであるといえます。

つまり、それは「いかに自分好みの空間を創り上げるか」ということでもあります。

住空間にさほど興味が無い、という人でも何かしら好みのテイストというものはあるはずです。

同じ時間を過ごすのであれば、やはり好みのテイストでまとめた心地良い空間で過ごしたいものです。

 

 

多様化を続けるインテリアのスタイル


 

 

そのような理想の空間をイメージする際に参考となるようなインテリアスタイルは、たくさん存在します。

「モダンテイスト」「ナチュラルテイスト」「ヴィンテージスタイル」「オーセンティック」「ラグジュアリースタイル」「南欧風」「西海岸風」「ボタニカル」…。

などなど、枚挙に暇がありません。

情報の多様化は同時に選び手の多様性をもたらします。

インテリアも同様で、様々なスタイルが生まれ続ける現代において、その選択肢や組み合わせは非常に多様なものとなってきました。

 

ナチュラルテイストという選択肢


 

 

その中で根強い人気、定番的な人気を誇り、インテリアスタイルの代表格とも言える「ナチュラルテイスト」にフォーカスして話を進めていきます。

インテリアにおける「ナチュラルテイスト」は時代や流行を問わず、そのうえで幅広い年代から支持されています。

家族で過ごす・一人暮らし・小さなお子様がいる。

どのような住まいのかたちや暮らしのスタイルにもマッチする、不動の人気ともいえるのがナチュラルテイストです。

ナチュラルという言葉には明るい・温かい・優しい・爽やか・清潔感・可愛い、といったポジティブな印象が強くあります。

そして、(決してそれに限るというわけではないのですが)いわゆるナチュラルテイスト、と聞いて思い浮かべるのは色味の明るい木材をふんだんに使用したものではないでしょうか。

 

本当のナチュラルテイストを求めるなら無垢材のものを選ぶ


 

 

ウォールナットやチェリーといった色彩を色濃く持つ木材がナチュラルテイストに属さない、あるいは合わないというわけではありません。

あくまで一般的に多くの人が思い浮かべるのが、白木と呼ばれる、色合いが明るい樹種ということです。

一言で木の家具と言っても、その素材は実に様々。

正確には「本物の木の家具」と「それ以外」に分けることができます。

いわゆる人工的にプリントされたようなシート材でもナチュラルテイストは演出することはできますが、やはり本物の木=無垢材を使用したものと比較すると素材としての奥行感・質感・色味は異なります。

触って感じるわずかな凹凸感、様々な色味の混じり合いによって生まれる色の見え方はそのまま素材としての奥行感となり、空間全体を本当の意味で温かみのあるものに変えてくれます。

そのようななかでナチュラルテイストの空間を創る家具材として代表的な2樹種である「ナラ材」「ハードメープル材」にスポットを当ててお話しをしていきましょう。

 

ナラ材でのナチュラルテイストのコーディネート


 

 

「フローリングはナチュラルな色合いです」

と言われたらどのような色調を想像するでしょうか。

多くの人が同じようなイメージ、いわゆるナラ材などにみられる黄色味がかったベージュ系の色合いを思い浮かべるのではないでしょうか。

御存知の人も多いでしょうか、ナラはいわゆるドングリが生る木のひとつです。

現代でも秋口から冬に掛けて公園などで見かけることで馴染みも深いことでしょう。

ドングリの実は食用として、そしてその木は材としては燃料・建築材・家具材、有名なところでは、ウィスキーを醸造するために必要な酒樽として使用されたりと実に多くの場で活躍し、人間の生活を支える木となっていました。

手で触ると微かに感じることのできる細かい凹凸感は素朴さを醸し出し、空間にメリハリを与えてくれます。

また、虎斑(とらふ)杢という独特の模様は装飾的な意味合いも併せ持つ、ナラ材独特の表情です。

このような質感や特徴から、ナチュラルテイストを標榜する空間でも一定の存在感を出しながら決して全体を邪魔しないような調和も見せてくれるのがナラ材です。

家具としても、生活に必要な家電などの無機質な雰囲気を和らげてくれる意味でうってつけの樹種と言えます。

ダイニングテーブルをはじめとする家具はナラ材で揃え、ダイニングチェアのみをウォールナットなどで「締める」コーディネートは一つ上のレベルのナチュラルテイストの作り方といえますが、非常におすすめです。

 

ハードメープル材でのナチュラルテイストのコーディネート


 

 

もうひとつ、代表的なのが北米大陸を代表する銘木「ハードメープル材」。

馴染み深いところで言うと、日本でいうカエデに相当する樹種であり、国旗のモチーフとして使用されるなどカナダを代表する木となります。

パンケーキにかける甘いメープルシロップは言うまでもなく有名ですが、こちらも人との付き合いは非常に長く、古代から現代において様々な場面で使用されています。

その表面の質感はまさしく「滑らか」で、ナラ材と並べて置くとその違いが如実にわかります。

色合いは薄い桃色に近いものもあるところから徐々に黄色味を帯びていき、ナラ材の当初の色合いがハードメープル材の数年後の色合いと言っても良いでしょう。

まさしく「爽やか」「清潔感」という表現がぴったりの樹種であり、ナチュラルテイストにその種の雰囲気を求めるのならばこちらをお勧めします。

ナラ材もパステルカラーなどとの相性は非常に良いのですが、こちらはより原色に近い色合いのファブリックと合わせることで、お互いの存在感を際立たせることができます。

モダンで都会的な印象も取り入れたい時は寒色系のグレーなどの落ち着いた色調のファブリックを加えても良いでしょう。

もともと明るい色調の木なので、アレンジ次第で様々なテイストに変更できる点も好まれる要因です。

 

今回は、ナラ材とハードメープル材を中心にお話を進めました。

インテリアは日々の生活を豊かにしてくれる力があります。

住まう人が感じるままにインテリアコーディネートを楽しむ傾向になっていることが多くなった昨今、最低限守るべき「セオリー」はあっても、発想や好みを縛る「ルール」はありません。

自由な考えで好きなものを選ぶことが何よりも大事です。

そこで失敗が無いように、私ども家具蔵でも様々なツールや事例をもとに、好きなテイストの空間づくりをお手伝いしていきます。

 

ナチュラルテイストの実例も満載の、家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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