「空間別に考える」オーダーデスクのスタイルとは
2022.3.31
目次
在宅勤務を行う場所は
最近は新築マンションの中にテレワーク用の施設が備わっている、という物件も見られるほど、在宅勤務は一般化してきました。
こうした設備は仕事に集中でき、且つほぼ自宅という環境で非常に便利です。
ただ、そういった恩恵に預かることができる人は決して多くはありません。
一般的には自宅で仕事をする場合、その場所はおおよそ自宅のリビングダイニング、あるいは寝室や書斎といった個室であることが殆どです。
「デスクはどんなものが良いか」問題
テレワークが広まってきたタイミングで急激に高まってきた個人用のデスク(パーソナルデスク)の需要ですが、デスク自体はそれ以前にも一定の需要はありました。
お子様用の学習机はその最たるものですが、大人が自分用に、趣味や仕事を行う場としてデスクを選ぶことは決して珍しいことではなかったのです。
つまり、コロナ禍の前よりデスクの需要は低くなく、
「デスクは欲しいがどこに置けばよいか」
「置こうとしている場所にはどんなスタイルやデザイン、サイズが良いか」
という悩みは当時よりむしろ高まっていると言えるでしょう。
空間別に考えるオーダーデスクのスタイル
私ども家具蔵では無垢材でオーダーメイドの家具をご案内しています。
カタログに掲載されているような予めサイズや仕様の設定がされているもの、そこから少し、あるいは大きく変更を加えた特注品、そしてフルオーダーのものまで、多様なデスクをたくさんのお客様にお届けしてきました。
そこから言えることは、空間や個々の希望の数だけ必要とされるデスクはある、ということです。
一軒ずつ異なる空間の寸法や、それぞれに異なる細かいニーズを突き詰めていくと、その数だけ事例を挙げなければなりませんが、ここではそうした今までの事例をもとに、空間別のオーダーデスクの選び方をお話ししていきます。
デスクを子供部屋・寝室に置く場合はここに気を付ける
デスクを配置する場所として、まず思いつくのが寝室・書斎を含めた個別の部屋です。
そして、デスク購入のニーズを考えた際にまず思いつくのが「お子様へ」というものでしょう。
個別の部屋には大抵ベッドなどが置いてあります。
ですから当然、ベッドの位置・大きさを考慮して、椅子の出し入れや周囲の動線を確保してデスクを置くことを考え、それに対して見合うサイズのものを選びます。
窓の高さやドアの開閉に要するスペースもしっかりと考えておかなければいけません。
子供部屋に最適なオーダーデスクのスタイルは
お子様にオーダーデスクを買い与える場合は、なるべくシンプルなものを選ぶことをお勧めします。
飽きがこず、長く使用でき、大人になってからも使うことができるようなものであれば、後々廃棄しなければならないような手間も無く、お子様が独立時に持ち出しても良いですし、それを保護者の方が使用しても良いでしょう。
そうすると、デスク本体と引き出し部がそれぞれ独立する「デスク+ワゴン」のようなスタイルは引き出し収納が必須とも言える学生時代から、その後の時代まで長い期間使用することができるようになります。
デスクを書斎に置く際の主なスタイルは「I型」「L型」
デスクは書斎スペースには欠かせない家具のひとつです。
ベッドなどが無い分、周囲の動線については多少融通が利きやすくなりますが、それでも周囲の家具・建具との距離感の確認は必要です。
そのうえで書斎のデスクを検討する場合、スタイルは大きく分けて「I型」「L型」があります。
「I型」はスタンダードタイプともいえる、長方形のものです。
引出しや扉などの収納がついたものや、天板下に引出しがついただけのもの、あるいは天板のみのシンプルなものなど、そのデザインは多岐にわたります。
サイズや価格帯も多様で、空間や事情に合ったデスクを見つけやすいのが特徴です。
「L型」は最近テレワークの一般化とともにニーズが増えてきたスタイルです。
I型と比べて場所はとりますが、作業スペースも広くなり例えばPC作業でもモニターを複数台置くことができる、そのうえで他の作業もできる、というプラスアルファの要素を持っています。
プリンターなどの周辺機器の置き場所のゆとりもあり、機器類の大きさや作業スペースの確保を優先する場合に向いています。
リビングダイニングにデスクを置く場合に最適なデスクのスタイルは
最近は新築の際にワークスペースとしてカウンターを壁際に設置し、デスク代わりにするといった例も多く見られます。
また、ダイニングテーブルをデスク代わりに仕事を行っている人も多いでしょう。
あるいは作業をしない際には仕事道具を扉の中に隠しておけるライティングビューローもリビングダイニングにデスクを置く場合には便利です。
ここで重要なのがリビングダイニングは家族全員が集まる場所である、ということ。
一定のスペースを占めることになるデスクに別の要素、例えば家族収納としての役割を持たせてあげることで住まいの中での家具としての重要度も上がります。
家族皆で使用する文房具や日用雑貨などの細かなもの、いざという時にすぐに出てきてほしいマニュアルや写真アルバムの類、お子様の勉強道具や家族それぞれの個別収納…。
そうした役割を持たせたうえでデスク機能も兼備した「リビングボード+デスク」なら、空間に自然に溶け込むだけなく、使い勝手も良いものとなります。
特にこのようなリビングダイニングのスペースを上手く生かすリビングボード+デスクのスタイルは、サイズはもちろん(他の家具との空間の兼ね合い含め)、引き出しや扉収納、あるいはオープン棚をどのように配置するのかが、使い勝手に直結し、それが長い目で見た際の便利さやコストパフォーマンスにも繋がります。
そしてその時こそ、オーダー家具の出番です。
これから在宅勤務はますます広がりを見せ、お子様が家で勉強をするような時間も増えることでしょう。
既存の物では事情に合わない、満足できない。
そのような際にはオーダーメイドで見た目も使い勝手も自分の希望に沿ったものを検討することで、家にいる時間がさらに快適なものとなるはずです。
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