KAGURA OFFICIAL BLOG

無垢材テーブル、迷ったらウォールナットがおすすめの理由は

2022.4.1

 

 

木のテーブルを選ぶなら無垢材テーブル


 

 

新築、改装、引越し、買い替え。

ダイニングテーブルを購入するタイミングとしてはこのような理由が主になってきます。

そこで、いざダイニングテーブルを検討すると、実に多くの種類があることに気が付きます。

デザインやサイズはもちろんのこと、その素材も様々です。

最も多いのはやはり木製のものですが、例えば一言で「木製」といっても私ども家具蔵が扱うような無垢材のものがあれば、合板等を使用した木質系材料のものもあり、この両者は同じ「木のテーブル」であっても厳密には異なります。

無垢材、それも無着色のものであれば傷みも味わいになり、それを削って修復することも可能です。

経年変化によって色合いも美しく変わります。

いわゆる「貼りもの」である木質系材料のものは貼り付けた部分が剥がれてくるといった劣化は否めないのですが、「木そのもの」である無垢材はそのようなこととは無縁です。

自然素材としての見た目の奥行感も手触りも良く、長く使用することができます。

 

 

ウォールナットの無垢材テーブルという選択肢


 

 

無垢材テーブルとカテゴライズされるものは、基本的に「〇〇の樹種を使用したものは無垢材テーブルではない」というカテゴライズはありません。

木材には広葉樹材と針葉樹材があり、そのうち広葉樹材のほうが、強度があり、揺れにも強いのでテーブルをはじめとする家具に向いています。

そのなかで常に高い人気を誇っているのが「ウォールナット(アメリカンブラックウォールナット)」です。

黒に近い色合いを持ち、自然素材でありながらモダンな雰囲気も併せ持つ。

グラデーションを描く複雑な木目は水墨画を思わせるような美しさがあり、それが全体的な高級感も演出する。

もちろん単純に「格好良い」というところも含めて、そのあたりが人気の理由と言えますが、その他にもインテリアとして人気を誇る理由があります。

それはそのまま、無垢材テーブルの樹種選びに迷ったらウォールナットがおすすめである、という理由にも繋がってきます。

 

ウォールナットの無垢材テーブルには「合わせる空間を選ばない」良さがある


 

 

ウォールナットの無垢材テーブルには「合わせる空間を選ばない」良さがあります。

これは洋服のコーディネートと比較してみるとわかりやすいでしょう。

洋服を合わせるうえでTPO含めて「黒」は万能であり、場面や時を選びません。

全身を黒で固めても良いですし、差し色として使用することもできます。

インテリアでも同じです。

ウォールナットは正確に言えば濃茶の色合いであり、その由来も様々な色素から成り立っていますが、色合いとしてはその名の通り「黒」に近いものであり、程よく深みのある色合いは、例外なくその空間に落ち着きと威厳をもたらしてくれます。

同じような暗めの色合いのある床材との合わせは言うまでもなく、明るい白やナチュラル基調の床と合わせてもむしろ明暗のメリハリが生まれることで空間を広く見せてくれる効果を発揮します。

つまり「どのような空間にも合いやすい」のです。

同じような色調でインテリアを統一することはコーディネートを簡単にし、高級感をもたらしてくれますが、現代的な軽やかさやモダン性を演出する意味では、現在主流になっている明るめの内装の空間に、大きなスペースを占めるテーブルにウォールナットを選択ことは正解と言えるでしょう。

 

ウォールナットの経年変化と色合いは身体と時代にも優しい


 

 

無着色で製作する無垢材家具が時間の経過によって色合いを変化させていくこと、そしてそれが大きな魅力であることは先程お話ししました。

その変化の度合いや速度は樹種によっても異なりますが、大抵のものは当初よりその色合いを「濃く」していきます。

しかしウォールナットはその逆です。

当初の「漆黒」「濃茶」の色合いが徐々にまろやかで優しい茶色に変化していきます。

これは紫外線による影響も大きく、紫外線を吸収することでウォールナットに含まれるタンニンの成分が酸化し、明るい茶褐色へ変化するのです。

そのことでまるで水墨画を思わせるような複雑で美しい木目も際立ち、使い始めとは異なる表情を楽しむことができます。

長く使用していて、それが「古さ」と直結せず、むしろ「味わい」「良化」に繋がっていく。

そのことは現代のサステナブル社会に生きる私たちにとってもインテリア性とはまた違った観点での大きな魅力に映ります。

明るくなるといっても落ち着いた雰囲気が損なわれることはなく、高級感が薄れることもありません。

また、そのことは長く使用するうちに加齢とともに弱くなっていく私たちの「目」を反射する光から保護してくれることにもつながります。

無垢材はそもそも光の反射率が低いことで目に優しい素材ですが、ウォールナットは濃い色合いも相まってその効果をさらに期待できるのです。

 

ウォールナットの無垢材テーブルのデザインはどのようなものが良いか


 

 

コーディネート性や高級感、といった魅力があるウォールナットの無垢材テーブルのデザインには様々なアプローチが存在します。

ご存知一枚板なら独特の雰囲気を持ったものに、シンプルな長方形ならモダンな印象が強く、ラウンドテーブルなら優しい雰囲気の中にも精悍な高級感が加わるでしょう。

一枚板というと現代的な空間には合わないのではないかと考える人もいますが、ウォールナット材の持つ色合いや質感であれば、マンションなどの集合住宅にもすんなりハマります。

むしろ、来客をもてなす場でもある現代のダイニングテーブルという場においては、空間の顔となり、住まいの印象やそれを使用している人たちの印象も大きく決定づけてくれるような存在になるはずです。

ウォールナットの無垢材テーブルに合わせるならダイニングチェアも同じくウォールナットのものがお勧めです。

他樹種のチェアが合わない、ということではありませんが明るい色合いのチェアを合わせると、面積の大きいテーブルに対してチェアが「負けてしまう(ように見える)」可能性もあるためです。

無垢材テーブルと無垢材チェアの合わせに厳密なルールはありませんが、このような「合わせのセオリー」に気を付けることで「見た目も使い勝手も美しい空間」ができあがります。

実際に家具販売店で合わせを試してみたり、3DCGを使用したシミュレーションを行うことをお勧めします。

 

ウォールナットの無垢材テーブルを映えさせる「色」の選び方


 

 

ウォールナットの無垢材テーブルをさらに格上げするなら、周辺に合わせる色にも気を使うと、その効果は抜群です。

例えばビビッドな赤、もしくは正反対なグレーのインテリアを合わせるのもお薦めといえます。

例えば赤とウォールナット材のイメージである黒は補色の関係にあり、その相性は抜群です。

この場合、あまり鮮やかな明るい赤ではなく、深みのある赤を選ぶことで、大人の落ち着いた雰囲気とラグジュアリーなイメージを向上させることができます。

また、グレーにはチャコールグレーやミディアムグレー、ライトグレーなど明度の違いがあります。

チャコールグレーよりもライトグレーを使うと、広さを強調した、洗練された印象の空間を演出できます。

更に、ライトグレーは「ダークブラウンを強調する」という視覚的効果もあるので、メリハリのあるスタイリッシュな空間が作れるでしょう。

 

ウォールナットの無垢材テーブルは、空間コーディネートのなかで実に様々な可能性を秘め、使い手に多くの選択肢を与えてくれます。

毎日の暮らしの中心となり、空間においての面積も多分に占めるダイニングテーブルにウォールナットを選択することはそのまま「ウォールナットの良さ」を享受することとなります。

そしてその魅力を余すことなく楽しむのであれば、無着色で仕上げた無垢材テーブルを選ぶのが一番です。

例えば洋服は一生使えるクオリティがあってもトレンドに左右されることで箪笥の肥やしとなることも少なくありません。

それとは違って、普遍的なものの多い家具という存在であれば、そこで一生にわたって使用できるようなものを選ぶのが賢い買い物と言えます。

そのうえで今までもそしてこれからも高級材の代名詞としてあり続けるであろうウォールナットを選ぶことが間違いのないテーブル選びへの近道の一つ、なのかもしれません。

ウォールナットの無垢材テーブルに関心のある方は、お気軽にその質感、色合いを確認しに家具蔵各店へご来店下さい。

 

ウォールナットでつくられた家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (167)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (368)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.