使いやすい収納家具とはどういうものか
2022.5.5
目次
無いと困るのが収納
収納、というものは日々の暮らしの上で、そして住まいを考える上では欠かせないものです。
暮らしを営むには様々なものが必要で、無いと困るものも多々あります。
頻繁に使用するもの、定期的に必要になるもの、滅多に使用しないが無いと困るもの。
良く使用するものはすぐに手の届くような場所に置いていても良いですが、美しく整理されていないと見映えもしないうえに使う際に探すような手間が生じます。
定期的に使用するものも、滅多に使用しないものも定位置が決まっていないとその度に探すのは面倒です。
まして、日常的に使用するものならまだしも、使用頻度が少ないものが出しっ放しになっているのは部屋の美観を損ねる意味でも好ましくありません。
収納スペースの不足をカバーする収納家具
収納という作業をサポートする設備や家具は、使い勝手の良いものでなければなりません。
皆さんの住まいの収納は、快適で使い勝手が良いものになっているでしょうか。
住まいの収納スペースに満足していないという人は全体の68%、なんと7割にも及びます。
その中でも「収納スペース」に不満を感じている人が41%にのぼります。
ここから導き出されるのは「住まいに元々備え付けられている収納スペースが不足している」という事実です。
これを読んでいる皆さんも思い当たる節があるかもしれません。
建売戸建やマンションなどの集合住宅において、画一的な間取りの中での収納スペースは限られます。
そのスペース不足を解消し、空間を美しく保つ助けとなるのが収納家具です。
選びたいのは「使いやすい」収納家具
収納スペースが足りない、ではいざ収納家具を検討した際、果たしてどういった収納家具を選べば良いのか。
部屋の雰囲気に合っているのは当然として、ものがたくさん入る、出し入れがしやすい、中に入っているものが見分けやすい、といったいわゆる「使いやすい」収納家具を選びたいところです。
この「使いやすい」の定義はある意味で人それぞれではありますが、どういったものが「使いやすくなる」のかを知っておくことで、本当に自分にとって使い勝手の良い収納家具を選ぶことができます。
「何を」「どこに」「どうやって」が収納家具の選定には重要
まずは何を収納するのか、という部分は当たり前ですが非常に大事なポイントです。
当たり前だからこそ見落としがちになる、と言っても良いかもしれません。
中身をイメージせずして収納はイメージできません。
今、散らかっている原因となっているものは何か、何を整理して仕舞っておけば便利なのかいう点を確認します。
その中でそれはどこにあれば一番便利なのか、使う際には探すことなく、使った後も片付けという作業が億劫にならないか、という場所、つまり配置の確認も重要です。
そのうえで、それらはどのような仕様やサイズの収納家具に仕舞われていれば、収納物の確認やものの出し入れに不便を感じないのか、ということも検討します。
何を収納するのか、を見定める
何を仕舞うか、という点を限定させることは意外と難しいものです。
本棚(ブックボード)や食器棚、テレビボード(テレビ台)など、使用目的が最初から確実なものはともかく、サイドボードやリビングボードの類は使用目的が限定されません。
反面、テーブルの近くやカウンター下などサイズを度外視すれば置く場所を選ばないので、収納するものを見極めたうえで「引き出し+扉」のような汎用性のある組み合わせのものを選ぶと非常に便利です。
「空いているスペース」と「良く過ごす場所」の見定め
収納家具にはそれを置くスペースは付き物です。
スペースにきちんと収まる、ということは大前提で、それがきちんと「使いやすい場所に置いてあるか」という点も加味しなければなりません。
ダイニングテーブルで過ごすことが多いのであればよく使用するものはテーブルの近くに。
ソファで過ごすことが多いのであればリビングスペースに日常使うものを。
そうした「どこに置くのが一番効率的か」がおざなりになっていると、一度使用した後に片付けがおざなりになり、散らかりがちになることも少なくありません。
生活動線や、普段よく過ごしている場所、というものを見定めながら収納家具の配置スペースを決めていくと、その使いやすさや活躍度は飛躍的に上がります。
パーツとその構成選びが使いやすさを左右する
収納とはものを仕舞い、そして取り出すものです。
つまり、そこには仕舞いやすさ・取り出しやすさ・中に入っているものの見分けやすさ、が求められます。
引き出しの位置ひとつとっても、腰の位置にあるのと、足元にあるのでは開閉のしやすさが異なります。
扉収納でも、横幅のあるものは引き戸の場合は入れにくいケースもあります。
引き出し、扉、オープン棚というものが収納を構成する主な要素ですが、それらをどのように組み合わせて、どの位置にどのパーツがくるのか、それを収納物や配置場所とも照らし合わせて、適切な仕様のものを選ぶことが使い勝手の良い収納家具を選ぶことに直結します。
長く使用できる無垢材収納家具
仕舞いたいものがしっかりと収納でき、それが適切な場所に置いてあり、取り出しやすく仕舞いやすい。
そのような収納家具が「使いやすい」ものとなります。
そういったものは長く使用したいもの。
無垢材で製作された収納家具は、強度や耐久性に優れているため、長く愛用することができます。
特に広葉樹材で製作されたものであれば揺れや荷重にも強く、強度も抜群です。
年月とともに徐々に傷が目立ち、劣化が進んでいくのが多くのものの宿命ですが、無垢材、それも無着色のものであれば時間とともに味わいが増し、時間の経過と共に愛着が増していくような、そんな家具になります。
私ども家具蔵が展開する無垢材収納家具は、多くの声を集めたレギュラー品から、それに少しの変化を加えるセミオーダー、そして住まいや個人の事情に完璧にフィットするフルオーダーまで幅広くラインナップされています。
日常では見過ごしてしまうようなポイントを解決すると、間違いなく暮らしのクオリティが上がるのが収納です。
長く愛用できる、使いやすさを考えた無垢材収納家具で、皆さんの日常をより良いものにいたします。
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