無垢材オーダー家具が長く愛用できる理由とは
2022.6.7
目次
「いつまでも使うことができる家具」と「いつまでも使いたいと思える家具」
新しい家具を選ぶにあたって、皆さんは何を基準に選んでいますか?
せっかく買い替えるなら、自分の好みに合っていて、使い勝手が良く、耐久性もあるものにしたいと考える人が圧倒的に多いことでしょう。
無垢材オーダー家具は、非常に長い期間愛用することができると言われていますが、それはなぜなのでしょうか。
「いつまでも長く愛用することができる」
という言葉の中には、2つの要素が隠れていいます。
それは、「長く」という要素と「愛用する」という2つの要素に分解できます。
さらに、この二つを言い換えるならば「いつまでも使うことができる家具」と「いつまでも使いたいと思える家具」となります。
「いつまでも使いたい」家具とは
「いつまでも使いたい」と思うことができるかどうかは、それが使う人に合っていて、且つその空間にも合っていることが大切です。
例えば、椅子の高さが座る人の身長に合っていない、収納家具の扉や引出しの取手の位置や高さが手を掛けにくいなど、
家具が使う人に「合っていない」と、人が家具という「モノ」に合わせて生活をすることになり、些細ながらもストレスを感じやすくなってしまいます。
また、家具の大きさが生活スペースに合ったサイズであることも大切です。
家具が大きすぎて生活動線に侵入してしまうと、それを避けて遠回りしながら室内を行き来しなければならなかったり、急いでいる時に爪先などをぶつけてしまって痛い思いをしてしまったり、ということもあります。
たとえこれらがちょっとした「ズレ」であっても、それが毎日の繰り返しともなれば、ストレスも蓄積され、場合によっては健康にも影響を及ぼしてしまうかもしれません。
そこで、いわゆる量販品や既製品にちょうど良いサイズやデザイン・形状がなければ、「オーダー家具」の出番です。
その家具を使う人の体格やニーズに合うように作り上げられた家具は使いやすく、生活のストレスを軽減することができます。
さらに、家具はインテリアの大切な要素です。
使い勝手が良いことによる満足感だけではなく、室内空間に調和しながら彩りを与えてくれることも求められています。
無垢材家具は無着色で作り上げると、その多彩な色合いがどんな空間にも見事に調和してくれます。
また、木目が持つゆらぎと美しさは、人の心に癒しを与えてくれます。
そのような要素は、その空間にずっと居たいという気持ちを与えてくれることでしょう。
そのような家具と共に毎日を過ごしていると、家具に愛着が沸き、長い期間愛用したい、つまり「いつまでも使いたい」と思うことができるようになるのです。
少し大げさになるかもしれませんが、使い勝手の良いお気に入りの家具に囲まれた暮らしとそれを突き詰めることは、人生を豊かにすることにも繋がると言えるでしょう。
いつまでも使うことができる家具とは
どんなに気に入った家具でも、耐久性が低くては使い続けることは出来ません。
その点では、無垢材は家具の材料として、非常に耐久性が高いことが知られています。
一般的な木の家具と呼ばれるものの中で、合板の表面に化粧シートや突板を貼り合わせた木質系加工材料と呼ばれるものは、経年と共に表面が剥がれる、あるいは捲れたりしてしまうことがあります。
それに比べて、無垢材では厚みもあり、貼り合わせて作られた木質系加工材のように表面が剥がれるようなことはありません。
たとえ、表面にキズが付いたとしても、中身も同じ木なのでキズも目立つことがなく、むしろ味わい、あるいは思い出の証となることもあります。
また、無垢材家具であれば、キズが付いたとしても、表面を削って修復することができるので、良いコンディションを保ったまま長く使い続けることができるのです。
それと同時に、無垢材を無着色で作り上げたものは、時間と共に少しずつ色合いを変えていきます。
その変化はその家具が醸し出す味わいを深め、キズがあった場所を周りの色味と馴染ませてくれる効果も併せ持ちます。
そのことでキズ自体が次第に目立たなくなるという効果ももたらしてくれます。
長く使うことで、色褪せが起きたり、古びていくのとは違い、その魅力をより積み重ねているのです。
家具蔵の無垢材オーダー家具作り
私ども家具蔵ではそのような無着色の無垢材を使用した、無垢材オーダー家具を製作しています。
樹種も多くの中から選択でき、住まいの様子や自身の好みに応じたチョイスが可能です。
そしてそれらは日本に古代から伝わる伝統的な木工技法を応用して作り上げています。
ネジやクギなどの金物に頼るのではなく、適材適所で木組みを使うことで強度を高めることが長期の使用を可能にし、愛着を持って長い期間愛用してもらうことを実現するだけでなく、エコの観点も持ち合わせています。
「作ったら終わり」ではなく、「何かがあっても直すことが出来る」ものづくりを
一生モノと言われる道具や家具は、その形のまま永久に変わりません、ということではなく、メンテナンスや修理を行いながら使い続けることができ、その魅力を持続させることができるものです。
修理やメンテナンスが将来的に可能なことも、木組みによるものづくりの特徴と言えます。
「作ったら終わり」ではなく、「何かがあっても直すことが出来る」ということで、安心して使うことが出来るのです。
このようなことから、私ども家具蔵ではお客様一人ひとりのニーズを専門のスタッフがお伺いしながら、インテリア・家具プランを作成しています。
そして、納得のいくプランが出来上がりましたら、熟練の職人たちが高度な木工技術と丁寧な手仕上げで一点一点の家具を作り上げていきます。
家具蔵で長く愛着を持って使い続けられる家具を見つけてみてはいかがでしょうか。
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