ウォールナットの一枚板でつくるモダンインテリアとは
2022.9.14
目次
いわゆる「インテリアスタイル」には様々なジャンルが存在します。
そのなかでも流行に左右されずにホテルのインテリアなどにも採用されることの多い「モダンインテリア」は、憧れとして人気のスタイルのひとつです。
「理想のインテリア」を考えた時の選択肢のなかでも大きなものとなっています。
モダンインテリアとは
モダンとは元々「現代の」「最新の」などといった意味を持ち、「モダンインテリア」も都会的で洗練された印象のインテリアスタイルを表します。
インテリアにおけるモダンスタイルの定義は、主に金属やガラスなどの硬質な素材を用いながら現代的な無機質かつ直線的なエレメントを無彩色や原色などでコーディネートしたものです。
無駄をそぎ落としたシンプルな雰囲気が魅力であり、そのジャンルも細かく分けることができます。
シックモダン、シンプルモダン、和モダン、ナチュラルモダンなどはその代表的なものです。
高級感がありながらも、シンプルな色使いでまとめられた空間となることがモダンスタイルの特徴であり、比較的取り入れやすいことも人気の理由のひとつです。
モダンインテリアをコーディネートするには
モダンインテリアの特徴は「直線的なデザイン」「全体的な無機質感」であり、それを体現する素材は主にアルミやステンレスなどの金属、ガラス、プラスチックなどです。
その流れから最近ではモノトーンを基調としたシンプルな色使いのキッチンやキッチン家電がよく選ばれているのもモダンスタイルからの流れと言えるでしょう。
モダンインテリアを取り入れるのであれば、空間を構成する壁面にこだわってみるというのもひとつです。
現代アートをディスプレイすることも良いでしょう。
また、モノトーン基調の中にハッとするような原色を取り入れることで空間のなかにメリハリがつき、より洗練された空間コーディネートとなります。
柄物を取り入れても良いでしょう。
色を使わずとも白や黒などのシンプルな色使いのもので空間の基調と揃えることで失敗の少ないモダンインテリアを楽しむことができます。
モダンインテリアに自然素材を取り入れる
艶やかな金属やガラスの素材、モノトーンの色調は都会的で洗練された印象を与えますが、一方でそれだけではどこか冷たい、無機質な印象を与えかねません。
生活感が薄く、いわゆる非日常を味わいたい高級ホテルなどであればそれも演出のうちですが、自宅は毎日過ごし、外での疲れを癒すことを求められる側面を持っています。
モダンインテリアスタイルは崩さずにどこか温かみを感じたい時にオススメなのが自然素材を取り入れることです。
つまり床・壁などの内装やカーテンなどのインテリア、あるいは調度品に自然素材を取り入れることで都会的なすっきりとした美しさの中に温かみややさしさといった要素を兼ね備えることができるようになります。
自然味をもたせたモダンインテリアにウォールナット材は好相性
一番簡単に自然素材を取り入れることができるのはインテリアとして空間に付け足すことでしょう。
家具でモダン性を表現したまま自然性を取り入れるとすればウォールナット材などの比較的濃い色のものを選択することがおすすめです。
ウォールナット材は「アメリカンブラックウォールナット」の総称が示すように漆黒に近い色合いを持ち、着色することなくモノトーン基調の空間にもはまりやすい木材です。
水墨画を思わせるような複雑な木目とグラデーションの色合いは「白×黒」のような明快な基調の空間や人工物で出来あがった空間にアクセントと自然味と与えてくれます。
モダン性を保ったまま空間にナチュラル感を演出したいのであればもってこいの樹種といえます。
ウォールナット材の一枚板テーブルをモダンインテリアに
ウォールナット材の家具と言ってもたくさんの種類がありますが、ぜひ取り入れていただきたいのが一枚板テーブルです。
一枚板テーブルとは木のそのままの自然な形状を活かして製作したテーブルです。
木の一番外側のゆらぎのある部分は「耳」と言い、このような耳付きのテーブルは目で見た時、触れた時に家に居ながらにして自然の心地良さを味わえるものでもあります。
一枚板テーブルと聞くと和のイメージを持つ人もいますが、一枚板テーブルもまた、北欧家具やイタリア家具などどのようなものとも相性は良く、どのような空間に置いても問題はありません。
むしろ、細かいところまでち密にデザインされたモダン家具とは互いの良さを引き立たせる意味で好相性ですし、北欧家具も自国の自然にインスパイアされたモチーフのものも多いのでやはり相性は良いのです。
ウォールナット材はその色合いから落ち着いた印象があり、モダンインテリアにもよく馴染みます。
モダンインテリアでのウォールナット材の取り入れ方は
例えば床や壁など室内に「白」の分量が多い空間であれば、ウォールナット材とのコントラストが強く出て、特に一枚板テーブルを目立たせることが出来ます。
全体として明るい印象を保ちながらもシンプルモダンな空間を志向する人におすすめです。
革張りのチェアや照明などの小物で黒を多く取り入れた空間の場合、ウォールナット材の一枚板もより一層ダークで落ち着いた印象が増します。
一枚板テーブルの脚も黒を取り入れることで温かみを感じつつもさらにモダン性の強い空間になるでしょう。
逆に自宅の心地良さを優先し、床や天井、その他ローボードやソファ、テレビボードなどの家具にもウォールナットを取り入れて無垢材の質感を増やすと、洗練された中にも温かみが増した空間作りが叶います。
特にマンションなどの集合住宅や建売住宅では選ぶことのできる内装材も限られ、景色からも自然を感じることが難しい住まいも多くなることもあるでしょう。
自宅に帰った時にどのような空間であれば心地良さを感じるか、どんな空間で休みの日を過ごすかイメージすると、やはり自然が少しでも感じられる住まいの方が心地よさを感じるのではないでしょうか。
現代のモダンスタイルを考えた際に、落ち着いた印象を与えながら温かみや居心地の良さを両立させてくれるのがウォールナット材の一枚板です。
憧れのインテリアスタイルを叶える最初のピースとして、まずはお気に入りのウォールナット材の一枚板天板選びから初めてみてはいかがでしょうか。
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