キッチン家電のトレンドから見る最適なキッチンボードの選び方
2022.9.13
目次
在宅時間の増加はキッチン家電の需要や買い替えニーズを生んだ
ここ数年は外食よりも家で食事をする機会が多くなった、という人は増えています。
事実、家電においては冷凍食材の需要やバリエーションの増加による「セカンド冷凍庫」が大きく売り上げを伸ばしています。
家にいる時間が増えたことで「住まいの中の暮らしの充実」を求め、これまでよりも調理や家での食事に目を向けることも増えました。
セカンド冷凍庫に限らず、キッチン家電の需要や買い替えのニーズはより高まりを見せています。
キッチン家電を効率的に使いながら美しく見せるキッチンボードの選び方
新築、あるいはリフォームなど、キッチン周りの環境を新しく作る、もしくは改善する際にはバックセットと呼ばれる背面収納、いわゆるキッチンボードの見直しも併せて行うケースも少なくありません。
キッチンボードはその名のとおり、キッチンで使用する収納家具で、従来の食器棚の機能に電子レンジやオーブンレンジ、トースター、炊飯器、電子ケトルなどのキッチン家電も配置しておけるものです。
家電はその技術の進歩や世相を反映して様々なものが生まれています。
キッチン家電も同様で、もはや主流になったものから最新のトレンドまでその様相も多士済々です。
そのようなキッチン家電を効率的に設置でき、美しく見せることのできるキッチンボードの選び方とはどのようなものなのでしょうか。
人気のキッチン家電の特徴と「機能性」「時短」「インテリア性」
人気の高いキッチン家電の特徴として「充実した機能性」「調理の時短に繋がる」「インテリア性を持ったデザイン」
の3点に注目が集まっています。
このコロナ禍で買い替え需要が増えたキッチン家電は「電子レンジ」「炊飯器」「トースター」の3種類です。
通常通りに「今使っているものが古くなったから」という理由は勿論のこと、いわゆる巣ごもり需要による調理の機会の増加(回数しかり、普段は料理を行わない人が料理を行うようになったなど)によって機能性の高いものに注目が集まるようになったのです。
在宅時間も多くなり、外出も少なくなることはそのまま外食機会の減少を招きます。
また、運動不足に陥り、そこで生じる問題も出てきます。
その為、オーブンレンジや炊飯器、あるいはトースターなどではカロリーを抑えながらも美味しく料理を作ることや、外食で味わえるような美味しさを表現できる機能などがボタン操作で簡単に出来るようになりました。
調理の際にストレスを感じることとして、「作るのが面倒」「時間がない」「レパートリーが少ない」といった意見も多くあります。
「そうは言っても手抜きはしたくない…」そのような需要に応えるかたちでオートメニュー操作やIOT機能を活用することで手間を省き、調理以外の時間を有効に使うことが出来るようになったことも最近の調理家電の特色でもあります。
「見せる家電」のニーズの増加とインテリア
家電メーカーから発売されている様々な家電商品を見てみると、デザイン性のあるものが目立ちます。
いわゆるインテリア性に長けた「おしゃれなもの」です。
特にキッチン周りで使う家電は、フォルムや色使いなどにも現代の住まいの雰囲気や感性に溶け込むようなスタイル・デザインのものも多く見受けられるようになりました。
さきに挙げた「オーブンレンジ」「トースター」「炊飯器」だけでなくいわゆる白物家電と呼ばれる冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどにもその波は見て取れます。
家電もインテリアの一部であることが求められていることの証左ですが、住まいの間取りとしてオープンキッチンが主流となり、リビングダイニングからキッチン家電も目に見える位置に置かれるようになった事にも起因します。
キッチンが閉塞的な空間であった頃に比べ、現在のキッチンは室内側、つまりリビングダイニング側に向いた開放的な設置が多くなっています。
開放的なキッチン空間、つまりLD空間との親和性がより求められるなかではそこに置かれるキッチン家電も機能以上に、その見え方が重視されます。
いわゆる「見せる家電」へとデザイン性も求められるようになっており、そこにはかわいいもの、格好良いものなど、選ぶ楽しみが加わったともいえるでしょう。
キッチンボードへのキッチン家電の配置の仕方は
キッチンボードは、キッチン家電の置き場所としての役割を担います。
キッチンボードは大きく分けて「床から天井(あるいは天井付近まで)のトールタイプ」「腰高のもの」「腰高収納と吊り戸やシェルフに分かれるセパレートタイプ」
の3タイプがあります。
どのキッチンボードにおいても言えることですが、キッチン家電や調理家電は一番使いやすい配置場所というものが存在します。
それが「ゴールデンゾーン」と呼ばれる、手が届きやすい位置に良く使う物を配列する寸法設定です。
主に立っている人の手が届く範囲から、床上75cm~135cmが収納家具でも一番頻度の高いものを置く事が良いとされています。
奥行きや高さなど、そのキッチン家電をきちんとボード内、あるいはボード上に置くことができるか否かは当然のことながら、このゴールデンゾーンにそれぞれの家電を置くことができるかどうかを確認するようにすると良いでしょう。
折角インテリア性のあるデザイン家電を納めるとしても、キッチンボードが無機質な物だとそのデザイン性が際立ちません。
無垢材を使ったキッチンボードであればキッチン家電自体をひきたたせてくれる事と同時に、しっかりとキッチン周りを「見せる」役割も果たしてくれます。
そのうえでオーダー製作であれば、さきのゴールデンゾーンをふまえたベストな位置への家電配置も可能になります。
普段の料理をよりおいしく、少し贅沢に食事を楽しむことは毎日に暮らしを豊かにしてくれます。
食事という行為、あるいは調理の過程は、家族のコミュニケーションの幅を広げてもいきます。
家具蔵各店では収納に精通したプロのスタッフが、最適なキッチンボード選びと豊かな暮らしへのお手伝いをしています。
お薦めのキッチン家電についてのお話も出来ますのでお気軽にお声がけ下さい。
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