ファッションとインテリアの関係を紐解く
2022.10.13
目次
服装がおしゃれな人は住まいも洗練されている
服装がおしゃれな人、つまりファッションセンスの良い人は住まいも洗練された雰囲気であることが多いものです。
皆さんも雑誌やテレビ、WEBなどのメディアからそのように感じる機会も多いのではないでしょうか。
「センスが良い」とはその人の持っている感覚や表現方法などが優れていることを表す時によく使います。
服装がおしゃれ、ということは自身を表現する感覚や方法に長けており、その延長上にインテリアの美的感覚があることで住まいも雰囲気の良いものとなるのでしょう。
センスはルールやセオリーを知ることで磨くことができる
センスというものは才能でもありますが決して先天的なものだけではなく、方法論を知ることで磨くことができるものです。
服を着る、という行為にもTPOやそのスタイルにおけるルールがあり、サイズや素材選びの良し悪しはその時々のトレンドも関わってきます。
色や柄の組み合わせにおけるセオリーも存在します。
そのような要素を知っていて、それを表現するからこそおしゃれに見えるわけです。
それはインテリアも同様です。
「私はセンスが無いから…」とあきらめる前にルールやセオリーを知り、実践することが大事です。
ファッションもインテリアも無数の選択肢があり、その中から自分が着たいもの、使いたいもの、表現したいことを選ぶには一苦労ですが、おしゃれな人たちがどのように自宅のインテリアを選ぶのかを探ってみましょう。
色数は3色まで+アクセントカラーを加える
ファッションでもインテリアでもあまりに多くの色を使いすぎるコーディネートは好き嫌いが分かれます。
多様な色彩で表現された洋服や空間も美しく素敵ですが、服装においても自室においてもそのようなものを取り入れることは難しいものでもあります。
ファッション、もしくはインテリアにおいて、自分にはセンスがない、なぜかちぐはぐな印象になってしまう…という人は「色の使い過ぎ」が原因の一つかもしれません。
ファッションもインテリアも色数は3色くらいまででまとめるとバランスが取りやすく、おしゃれに見えます。
とはいえ、明確に3色まで、というわけではありません。
カラーコーディネートをする際はまずは面積の大きなベースカラー、例えば白、グレー系、ブラウン系と大まかな色を決めます。
そこに自分の好きな色や目を惹くポイントとなるアクセントカラーを入れてメリハリをつけていくとまとまった印象になります。
色数が多いと賑やかな印象になる反面、視線が散るのでインテリアでは散らかって見えてしまい、ファッションではちぐはぐな印象になりやすいのです。
男性の着用するスーツを例にとるとわかりやすいかもしれません。
ネイビー系のスーツに白いシャツ、黒い革靴の組み合わせの場合はベルトも同じ黒であるべきで、そこに差し色として華やかな柄や色合いのネクタイやチーフを差し込むことで統一感とアクセントが生まれます。
インテリアもある意味で同じです。
全体を同じトーンでまとめる、あるいは正反対の色合いでまとめ、差し色をどこかに持ってくることで空間の洗練度はぐっと上がります。
異素材を適所に取り入れる
色合いや素材感が揃っていると洗練された印象になりますが、あまりにまとめすぎると今度は単調に見えてしまうこともあります。
そこで差し色(あるいは柄)をアクセントとして持ってくることでより洗練性が増すのですが、これは素材を変えることでも成立します。
つまり「異素材」のものを取り入れてみるとメリハリがつきます。
ファッションで例えると、女性であれば光沢のあるバッグやパールなどの素材を活かしたアクセサリー、男性ならアイアンフレームのメガネや織の凝ったネクタイなど「小物」で異素材をうまく取り入れメリハリをつけています。
1着の洋服でもうまく着回しをしている人はこういった小物使いがとても上手です。
インテリアでいうと、例えば木製の家具で空間をまとめる場合にソファは革製のものを選ぶ、ガラス素材のペンダントライトを設置する、収納棚の上に陶器の置物を飾る、など空間のところどころに素材感の異なるアイテムがあることで良いアクセントとなります。
そうすることでより木製の家具を引き立たせて見せることができるようになるのです。
好きなものを選ぶことが何よりも重要
よくおしゃれな人が自宅や自分のワードローブ、あるいはお気に入りのものをメディアで紹介するとき「好きなものを揃えているだけ」というような表現をすることがあります。
好きなものを揃えていて、それがおしゃれに見えるのであればそれが一番良いことです。
しかし、実はそれが一番重要なことなのかもしれません。
一番重要なことは洋服もインテリアも自分が「好き」「心地が良い」と思えるものを選び、使用することです。
どんなに有名で人気でも、どんなに高価であっても、自分にとって心地の良いものでなければ本当には満足がいかず、すぐに手放してしまうこともありえます。
「好き」が理由で選ぶファッションもインテリアもちょっとした工夫でおしゃれに見せることができます。
そしておしゃれな人は「見て」「使って」「心地が良いもの」を「長く使う」目線で選び、身に着けるものや身の回りにあるものを最小限に抑えることが上手です。
上質なものを最小限で置くことはものを大切に扱うことに繋がります。
余計なものを置かなければ空間が乱雑に散らかることもありません。
いつも心が満たされていれば無駄なお買いものでの失敗もなくなります。
モノ選びが上手な人がおしゃれな人というのは誰でも合点がいくはずです。
おしゃれな服装も、見栄えのいい住空間も、まずは自分の「好き」と思えるものから。
そして使っていて心地よく、長く使用できるものを選び、そこに幾ばくかのセオリーをプラスすれば、決して難しいことではありません。
家具蔵では多くの「好き」に出会ってもらえるように、8つの樹種で多様かつ普遍的で飽きの来ないデザインの家具を長く使用できる無垢材でご案内しています。
3Dシミュレーションによる空間全体のコーディネートも行い、「見た目も使い心地も良い空間づくり」をお手伝いいたします。
詳しくは家具蔵各店へお問い合わせください。
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