特別企画:ハウスメーカー×KAGURAコラボレーション事例紹介 ~スウェーデンハウス~
2022.10.18
高性能な建材の開発。
それだけでなく、高い設計力によって実現される光や風の流れを計算した快適な住まい。
このようなハウスメーカー各社の取り組みはまさに日進月歩でその変遷や進化には目覚ましいものがあります。
一方で普遍的な価値観というのはいつの時代も変わらず、それは家具にも言えること。
そのような意味で、ハウスメーカーの事業は無垢材家具を専門とする私ども家具蔵の仕事ともじつに相性が良いのです。
このブログの特別企画として日本を代表するハウスメーカーの各社と私ども家具蔵が手掛けた、こだわりの空間・インテリアの実例をご紹介します。
今回は
「北欧家具やデザインが好き」
「断熱性、気密性といった機能性も大切にしたい」
と考える人が、そのモデルハウスや見学会を訪れてますますファンになってしまうというハウスメーカー「スウェーデンハウス」の事例をお送りします。
スウェーデンハウス
木製サッシの窓が印象的なスウェーデンハウス。
こちらが手掛ける住宅には北欧住宅の知恵がつまっていると言われています。
寒冷地である北欧スウェーデン。
断熱性・気密性・遮音性を、彼の地で長年培った技術によって非常に高いレベルで実現しており、これは同社の最大のセールスポイントのひとつです。
特徴のひとつである木製サッシにはトリプルガラスが組み込まれていることが多く、これと分厚い断熱材を使用することで、件の「断熱性」「気密性」「遮音性」を支えています。
体の芯から凍える真冬でも、そして日本の蒸し暑い夏の日にも、少しの冷暖房で年中快適に過ごせる高気密高断熱の家。窓をたくさん確保しても外気の影響を心配する必要はなく、24時間換気システムによって足元だけ寒いといった温度差もありません。
北欧住宅ならではの、家族皆にやさしいユニバーサルデザインを旨とするスウェーデンハウス。
そして日本伝統の匠による丁寧な仕事を大切にする家具蔵。
実はそのどちらにも自然の温もりが宿る本物の木へのこだわりと、真摯なものづくりを軸とするという大きな共通項がありました。
「思いもデザインも当社にぴったりでした」
スウェーデンハウス株式会社小平店店長の中山英明さん(左)と、同社設計グループ設計士の橋紗季子さん(右)。
「家具蔵は大好きな家具メーカーのひとつ。 どこか北欧デザインにも通じるところがあって、同時に日本の良さも感じます」
と橋さんが語ってくれました。
家族の思い出とともに年月を紡いでいく暮らし 東京都/O邸
そのようなスウェーデンハウスをO様一家が選んだ一番の決め手は“一般住宅”だったといいます。
「展示場はどのメーカーも豪華ですが、実際のお宅へ見学に行くと、“あれ?”ということが 多かったのです。
スウェーデンハウスは標準仕様のレベルが高く経年変化も楽しむことのできる住宅なので、実際に住んでいるお宅へ行ってもすごく素敵だったのです」
と奥様は仰います。
「木材も無垢のものを使っているスウェーデンハウスは、年数が経つほど味わい深くなっていくのです」
と、設計担当の橋さんも自社の家づくりと素材の扱いに自信をのぞかせます。
ご主人によれば
「もともと、どんなものでもいいものを長く使いたい性質だったので、私たちには自然な選択でした。
最初の予算は少し高めかもしれませんが、長く使っていくことを考えたら決して高くはないですよね。
家具やインテリアを選ぶ時も同じです」
とのこと。
見学したスウェーデンハウスのユーザーの方々も、もの選びにこだわる人が多く、見学先で見たテーブルやランプが素敵でその真似をして選んだものも多いのだそうです。
一方で、設計の橋さんは「家具選びはとても重要」だと言います。
「実際に家に入ると、家具はかなり大きな場所を占めています。
見た目だけではなく、生活している中でも最も人間の身体に直に触れる “主役”でもあるのです。
最初に家具にこだわっていただくと、住まいやすさは全然違ってきます。
これから家づくりをする方には、ぜひ注目してほしい部分です」
という家具販売店にとっては嬉しいアドバイスもいただきました。
取材中もずっと笑顔の絶えない〇さん一家を拝見していても、「明るく気持ちのいい空間づくり」の大切さを改めて感じた幸せな取材となりました。
高気密高断熱住宅ならではの明るく快適なキッチン。
遮音性には定評があるスウェーデンハウスですが、 ピアノを弾かれる奥様が気兼ねなく練習ができるように、さらに防音室も完備しています。
実は YAMAHAとのコラボレーションで作られた、という防音室。 木製とアルミの二重サッシとなっています。
「ソファ モデルノ」に心地よく光が落ちるように設計された階段ホールの吹き抜け。
「テーブル ピュア」と「アームチェア ヴォーグ Ⅱ」を選んだのは、実は「一般住宅」のスウェーデンハウス見学会でひと目ぼれしたのがきっかけとのことでした。
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