「私の部屋に一枚板テーブルは置けるのか」に答えます
2022.11.2
目次
あなたの部屋にも一枚板テーブルは置ける
一枚板テーブルに使用する一枚板天板は、私ども家具蔵の各店でも多数展示しており、そのストックを見て皆さん一様に「良いなあ」「素敵だね」と感想を口にされます。
そして、その後に「でもウチには無理だね…」とその場であきらめてしまう人がいないわけではありません。
よくよくお話を伺うと、決してそのようなことは無いのですが、やはり「高級品」「住まいや空間を選ぶもの」というイメージもあるのでしょう。
一枚板テーブルは無垢材家具の人気の高まりとともにだいぶ身近な存在となっており、今では様々な住まいで見ることができます。
タイトルに対しての回答をここで出すとすれば「あなたの部屋にも一枚板テーブルは置けます」となります。
一枚板テーブルはどんな空間でも馴染み、どんな住宅にも問題なく合うのです。
いくつかのポイントを押さえれば一枚板選びは必ずうまくいく
立ち木の樹形がそのまま残って、それ自体がデザインとなる一枚板テーブルは、それゆえに壮大な雰囲気とユニークな形状であることが多く、また、たいへん希少なものであるのは事実です。
それゆえにそのようなものが果たして自宅に合うのかどうか?と考えるのは自然なことかもしれません。
しかし、それはいくつかのポイントを押さえておけば問題なく配置もでき、空間に合わなかったということもなく、一生物として長い期間使用できるものとなります。
もちろん、デザインや素材の好みはあるので、そもそも我が家に一枚板テーブルは(方向性として)合わない!ということであれば別ですが、興味がある・欲しい、という人に向けて、どこに気をつけて選ぶのが良いのか?一枚板テーブルのある暮らしが叶うのか?が今回のテーマです。
まっすぐに近い形状のものを選ぶことで空間に馴染みやすくなる
一枚板テーブルをよく見かける場所として、老舗の旅館や料亭といった場所が挙げられます。
その中には大きくうねった形状のもの、二股に分かれたようなもの、様々な形状を見ることができ、これがそのまま一枚板テーブルのイメージとなっている人も多いのではないでしょうか。
非日常な場所に置いてある一風変わったテーブル…、では自宅に置きにくいと考えるのも理解できます。
そのようなものを好んで自宅に置く人もいて、それ自体はたいへん良いことです。
そのようなものでも自然と馴染んでくれる包容力が一枚板テーブルのような自然味あふれるものにはあるからです。
しかし「自宅で毎日使う」テーブルとしてはあまり歪なものは使いづらいかもしれません。
空間に馴染む(と感じる)のも時間がかかるかもしれません。
テーブルの使用は食事を含めて毎日のことになります。
一枚板テーブルを「見た目」で探すのはある意味当然です。
しかし「毎日使うもの」としての位置づけを忘れずに、なるべく使い勝手の良い形状を選ぶことでストレスのないものとなるでしょう。
つまり、なるべく形状がまっすぐに近いものを探すことは空間を選ばない一枚板天板選びのポイントのひとつです。
比較的まっすぐ生長する樹種も多々あり、そのようなものが全然出てこないわけではありません。
そのうえで「節」「割れ」と言われる穴やひび割れが少ないものであれば、毎日の使用において決して使いづらいこともなく、いつもの空間に自然に馴染んでくれるはずです。
サイズ選びの重要性
また、併せて気を付けるべきポイントは「テーブルの大きさ」、つまり「サイズ」です。
せっかくの一枚板テーブルです。
どうせならば立派なサイズが欲しい、という方もいるでしょう。
しかし、空間に対して大きすぎると周囲の動線が不自由になってしまいます。
そうなっては、せっかくのテーブルもストレスの種になってしまうというものです。
また、意外と多いのが「小さすぎた」という失敗です。
「お店は広いから」「今使っているのがこのくらいだから」「ウチにはこのくらいで十分」
理由は様々ですが、あまり小さいと空間に相応のサイズというものもあるので見栄えがしないばかりか、ゆったり使用することができず不便だ、ということにもなりかねません。
洋服や靴と同じで、それぞれの事情に適したサイズを選ぶことは見栄え・使い勝手双方の観点からたいへん重要です。
サイズで失敗しないためには、やはりプロの力を借りることも有力な選択肢でしょう。
家具蔵では
●ヒアリングからのフリーハンドでのレイアウト提案
●間取り図を用いたプランニング
●3DCGを用いた立体的なシミュレーション
●型紙を用いての現場確認
など多様な方法でジャストサイズのテーブル選びをサポートします。
一枚板テーブルを検討する際には「サイズ選び」がそのテーブルを長い期間愛用できるかどうかを左右します。
樹種選びのポイントは
木には様々な種類があり、それぞれが持っている色合いがあります。
明るい色を持つ木もあれば、落ち着いた暗めの色味を持つ樹種もあり、その選択は空間の様子を大きく変えます。
床や建具の色味や雰囲気からどれが一番合う樹種となるのか、また、木目などの表情の強弱なども見え方に影響する部分です。
世界中に多種多様な樹種があり、自身が選んだ一枚はそのどれもが間違いのない選択となるはずです。
そのうえで自宅という唯一無二の空間に、どのような樹種や表情のものが合うのか。
あるいはその木の性質や育ち方などの背景や生き方を知る事で、共鳴共感を持つこともあるかもしれません。
自身の好みと、家具販売店のプロなどの意見を摺り合わせながら、しっかりと「これぞ」という一枚を選んでいきましょう。
家具蔵各店では希少性の高い一枚板天板を多様な樹種から数多くそろえ、他にも耳付きと呼ばれる自然形状のテーブルも多種ラインナップしています。
大自然の中で育まれたそれぞれの木の特徴も踏まえ、琴線に触れるお話しも多数ご用意しておりますのでお近くの家具蔵各店までお問い合わせください。
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