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間接照明の効果的な使い方や設置場所は?

2022.11.21

 

 

照明は部屋を明るくするという機能だけではなく、それぞれのシーンに合わせた演出により部屋の印象を変え、安らぎを与える効果があります。

ここ数年は特に家で過ごす時間が増え、家具や内装材を見直す機会となっています。

インテリアの仕上げは「あかり」。主照明の器具を変え、更に間接照明を加えることも検討したいですね。

住まいには昼と夜の顔があり、多くの人が住まいでの大切な時間の殆どを夜に迎えています。

ベースと、アクセントの「あかり」の量と質を使い分けて癒しと寛ぎの空間を作りましょう。

 

 

間接照明とは


 

 

これまでの一室一灯照明という方式では生活に必要な明るさを確保することが最優先でした。

部屋の広さから明るさを設定する為、いつも同じ明るさは確保できるものの用途による演出効果はできませんでした。

最近では多灯分散照明方式が増え、ダウンライトやペンダント等を分散させて配置するようになりました。

食事、読書、学習、音楽鑑賞等くらしのシーンに合わせて照明を使い分けることで、シーンごとの最適なあかりの環境を創造できるようになっています。

間接照明とは照明器具や光源からの光が天井や壁を照らし、その反射した光をあかりとして利用した照明です。

その一つに店舗や施設を始め住宅にも取り入れられている建築化照明があります。

空間全体の明るさを確保する照明で躯体に付随し、光源が直接見えないものです。

住宅で間接照明を検討する際に、以前は器具のランプ交換やメンテナンスが困難な為、躊躇することもありました。

しかし長寿命のLEDの器具での使用が可能になった為、採用しやすくなっています。

 

器具のデザインと家具に付随する間接照明


 

 

シャンデリア、ペンダントやブラケットでシェードからの光が上部にも発せられるようなデザインの器具は半間接、または間接照明と言われ、シェードの向きや素材によって光を一方向ではなく上下に配光するタイプのものです。

インテリアの仕上げに取り入れる器具ですので照明以外のインテリアエレメントとの調和を考慮して選びましょう。

或いはフォーカスしたいアートや壁面がある場合は、スポットライトやウォールウォッシャーのダウンライトを用いて周囲の壁面よりも明るく目立たせることによって対象物が浮かび上がり壁面のアクセントにしましょう。

その他に収納家具(壁面収納)の上部に器具を置き壁と天井の境目を照らし天井を高く感じさせる手法があります。

暗くなりがちな収納上部の帯状に広がるあかりで、収納の上から空間を照らします。

LEDの器具を上向きに置くことでアップライトの演出が可能になります。

また、最近住宅でもよく取り入れられるのが玄関収納の下部に器具を取り付けて床を照らす手法です。

重心の低いあかりで奥行きを感じさせる効果があり、空間全体の表情をより豊かに演出します。

このように間接照明によって光の質を上げることで、空間のグレードアップが実現できます。

 

移動可能な灯り


 

間接照明は柔らかで優しい灯りを暮らしに取り入れる手法です。

最も手軽なのはテーブルスタンドやフロアスタンドを用いる手法です。

テーブルスタンドは文字通り、サイドテーブルの上に置く、或いはローボードの上に置くタイプです。

デザインも様々ですので、フォルムそのものが空間のアクセントにもなります。

シェードから上下に配光されるものが一般的で、手元も明るくなり読書にも適しています。

またテーブルスタンドよりも小ぶりで、スタンドがないタイプのアクセントライトがあります。

ランプを覆うようなデザインが多く床に直置きするタイプやローボードの上に置くコンパクトなタイプがあります。

あかり溜まりを作ることで陰影を作り出し、光と影により空間に広がり(奥行き感)を生み出します。

どこか幻想的、あるいはノスタルジックな印象を与えます。

一方、床置きタイプのフロアスタンドもデザインは様々です。

有名デザイナーによるスタンドも人気でインテリア雑誌でも紹介されていますので、参考にしましょう。

ただし日本の住宅の場合、LDが狭いので使いにくいともいわれます。

購入前に設置スペースとスタンドのサイズの確認を忘れずに。

特にフロアスタンドの場合は動線を塞がない置き方を考えると、必然的にコーナーに設置することが多いのですが、コーナーにスタンドを置くことにより入隅が曖昧になり部屋に奥行きが出ます。

調光ができる器具は照明の明暗による演出効果を楽しむことができますのでお勧めです。

また上部に配光するアッパーライトですと天井を高く見せ広がりを感じさせてくれます。

スタンドは設置場所が限定されないので、様替えをしても新たな演出効果を生み出せます。

このように間接照明による陰影や演出により、空間の印象が大きく変わりますので検討されてみてはいかがでしょうか。

 

間接照明で失敗しないポイント


 

 

最後に、間接照明で失敗しないポイントをご紹介します。

間接照明は直接照明に比べるとやや暗い印象となります。

そのため、寛ぐ場所には向いていますが細かな作業をする環境では「暗い」と感じてしまいます。

ですので、場所に見合った照明を適切に選ぶことが重要です。

最後に最近注目されている良質な睡眠についてです。

寝室が真っ暗だと不安を感じ交感神経が高ぶる為睡眠の質が悪くなる人もいるようです。

この解決法としては間接照明のフットライトを設置する方法があります。

或いはナイトテーブルの上に調光のできるテーブルスタンドを置く方法もあります。

 

 

空間に立体感を生み出し、おしゃれを演出してくれる間接照明。

このように間接照明を有効に用いることで心身ともに安らぎを享受できますので、家具選びと間接照明を併せて考えてゆくことが大切です。

みなさんも部屋の雰囲気にあったものを選んで、自分好みの空間を作ってみてはいかがでしょうか。

家具蔵では、家具の選び方だけでなく照明をはじめとしたインテリアのご相談も承っております。

家具蔵のスタッフにお気軽にご相談ください。

 

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