作業しやすい無垢材デスクのサイズとは?
2023.1.11
テレワークはもはや働き方のひとつの在り方として確立されています。
これまでよりも身近になってきましたが、いざ自宅で仕事をするにしても効率よく業務が捗らない、なんだか身体が疲れてしまう、とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
それに伴い最近では「自宅の作業環境を充実させたい」というニーズも増えてきました。
なかでも、作業場として欠かせないデスクは、サイズや機能、素材と特徴はさまざまです。
どこでどのような作業を行うかによっても選ぶデスクは変わってきます。
無垢材デスクを選ぶメリットとは
デスク天板の素材には様々な種類があります。
例えばよくオフィスで取り入れられるスチール製のものは頑丈で掃除もしやすいなどのメリットがあります。
またガラス製のものはインテリア的な観点では空間になじみやすく、洗練された印象を与えてくれるのもポイントです。
自宅にデスクを設置する場合、書斎や寝室などの個室であれば個人の好みに合わせて選ぶことは全く問題がありません。
ただしリビングスペースに設置するなど、多くの人の目に触れる場合はある程度周りのインテリアと浮いてしまわないような配慮が必要です。
無垢材はどんな空間やインテリアテイストにもよく馴染み、温かみのある雰囲気を出せる点が魅力です。
「デスクを導入するとしても自宅のインテリアに合わせたい」という場合は特におすすめです。
スチール製やガラス製はメンテナンスが楽なので不特定多数の人が使う場所には適した材ですが、触れた時の硬さや冷たさは拭えません。
例えばスチールは熱を伝える熱伝導率が高い為、触れた部分から体温を奪ってしまいます。
一方、木つまり無垢材は熱伝導率が低く、その比率はスチールと比べ483分の1と言われています。
無垢材は人から余分な体温を奪うことがないため、デスクとして使用されてもそこから身体が冷えて疲れてしまう。
ということが起こりにくいのです。
また、無垢材の中でも無着色のデスクであれば長い期間使うことができます。
着色をしたり、シート材を使ったデスクは傷がついた場合、内部材が見えることで余計に古びて見えてしまうこともあります。
かといって、作業場であるデスクを傷がつかないように使うのは困難です。
無着色であれば、傷がついても内部材も同じ色合いなので仮に傷が生じたとしても、むしろ味にもなることで気兼ねなく使うことができます。
また、経年変化により色合いも馴染んでいくため、革製品のように味わいを楽しみながら使うことができます。
さらに木材の種類によって色味や木目などイメージも変わるため、好みに合わせて選ぶことができます。
例えば明るいリビングインテリアに合わせたい、という場合はメープル材やナラ材など木肌の明るい材を選ぶと良いでしょう。
寝室や書斎など落ち着いた空間に合わせるのであれば深い色合いのウォールナット材がおすすめです。
悠々とした木目は安心感を与えてくれます。
集中でき作業がはかどりそうです。
書類を保管・管理する書棚や文具を収納するデスクワゴンなどデスク周辺の家具も同じ素材で統一するとより一層落ちつき、整った環境で仕事を進めることができます。
サイズを選ぶ
デスクのサイズはスペースの広さに合わせるのはもちろんですが、どのような作業を行うかにより決定していきます。
作業別に考えるデスクの適切な横幅サイズ
一般的に人間の肩幅は成人男性で500~550mm程度と言われています。
そこに両腕を置くスペースを100mmずつ考慮した場合最少で700mmは必要になります。
さらにマウスを使用する場合はそのスペースを約200mm考え900mmは確保したいところです。
参考資料やノートを広げる場合はあと300mm余裕があると作業効率がはかどります。
目安として、スペースが許すのであれば一般的なオフィスデスクのサイズでもある1200mmを選ぶと良いでしょう。
また、プリンターなどの設置がある場合は1500mmあれば十分なスペースを得ることが可能です。
デスクの最適な奥行サイズ
奥行はデスクトップを使用するか、ノートPCのみで可能かにより変わってきます。
デスクトップの場合はキーボードも併せて設置をするのに600~700mm必要と言われています。
ノート型PCの場合は450mmあれば十分に作業が行えます。
450mmはサイドボードや食器棚の奥行と同じサイズなのでリビングダイニングへの設置の場合も模様替えも効きやすくスムーズに取り入れることができます。
デスクの高さ
最後に見落としがちですが実はとても重要なポイントである「高さ」についてお話ししていきます。
デスクの高さを考える場合、まずはイス選びが重要になってきます。
イスの高さは座った際に両脚が床にぴったり着く高さがベストだと言われています。
座面が高すぎてしまい脚がしっかり床につかず、かかとが浮いている状態では長く作業をしていると疲れてしまいます。
そのため、まずは自分の身長にあった高さのイスを選ぶところから始めると良いでしょう。
イスの高さが決まったら今度はデスクの高さです。
デスクの高さは720mmが標準とされています。
720mmを標準に、椅子を低くした方はデスクの高さも合わせて低いものを選びましょう。自宅で仕事をしていてなぜか疲れる、作業効率が悪い。
という方は高さが合っていない可能性が高いです。
イスの高さとデスクの高さが自分にあっていれば長時間の作業でも疲れにくく快適に作業ができます。
違和感のある方はまずは高さを見直してみましょう。
選ぶデスクの材質やサイズによって作業効率や体への負担がだいぶ変わってきます。
より心地よい環境で作業できる自宅オフィスとなるようぜひ家具蔵各店へご相談ください。
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