「10畳」のLDでの家具の適正サイズは?
2023.1.25
目次
自身に適切なサイズの家具を選ぶのは必須事項
引っ越しやリフォームといった住み替えの際に楽しみなことのひとつとして「新しい家具選び」は欠かせません。
好きなもの、この場合は好きな家具に囲まれた暮らしはやはり心地よいものです。
家具選びには多々重要なポイントが存在します。
デザインや色合いが自分の好みや内装に合うかどうか、そうそう買い替えるものではないので耐久性も重要です。
そしてサイズ選びは実際の家具の使いやすさ、そして周辺の回遊性などを含め、こちらもたいへん大事なポイントであり、これによって暮らしの快適度も大きく変わります。
自身にとって適切なサイズを選ぶことは日々の暮らしを快適に過ごすためには必須事項と言えます。
情報を持っておくことは有益で選択の失敗も少なくなる
間取りやそこに住まう人数、家族構成や暮らしのスタイルは人それぞれです。
自宅や想定使用人数に合った大きさだけでなく、それに加えて使い勝手や過ごし方まで考えたサイズこそ適正な家具サイズであると言えます。
それぞれに適正な家具のサイズは異なる以上、一般的な情報が必ずしも自身に適合するとは限りません。
とはいえ、情報を持っておくこと、知識を蓄えておくことは「いざ家具を選択する際に何も知らない」というよりもはるかに有益であり、選択の失敗も少なくなります。
10畳でテーブル・ソファ・TVボードをバランスよく配置するために
例えば「LD(リビングダイニング)」の間取りが「10畳」であるとします。
これは一般的な3LDKマンションなどでもよく目にするような広さであり、図面表記上は「LDK14畳」という表記があったとしてもキッチン部分で3畳分くらい、廊下的なスペースで1畳程度は無くなることが多いのでこの「10畳」が実質的なLDスペースの広さでもあります。
LDスペースでの定番の家具と言えば「ダイニングテーブル(とチェア)」「ソファ」「TVボード」の3点です。
テーブルなら想定使用人数がきちんと着座できるサイズ、ソファならしっかりくつろぐことのできるサイズ、TVボードなら想定のテレビが無理なく設置できるサイズのものを選ばないといけません。
そのうえで快適に過ごすことのできる家具同士の距離感をふまえレイアウトを決めていく必要があります。
過ごす時間を想定した家具選び
どのような条件の住まいにも言えることですが室内空間には広さの制限があり、それに応じて家具のサイズを決定していく必要があります。
テーブルにしてもソファにしても広い方が快適に過ごしやすいのは、明白です。
いまやダイニングテーブルも食事以外の用途で使用することも多くなり、そうなると広い方が心身ともにゆとりをもって過ごすことができます。
ソファが広いことで身体を足の先まで伸ばしてくつろぐことは言わずもがなです。
テーブルもソファも広く大きい方が快適ではありながらその両方を叶えるのは難しいこともあるでしょう。
その場合は「どこで過ごす時間が長いのか(長そうか)」を想定して家具選びを行います。
3点ともバランスよく置くことのできるサイズは
作業台も兼ねられるダイニングテーブルとゴロっとできるソファ、どちらも置きたい、そして過ごす時間も同等であるという場合。
仮にダイニングテーブルもソファもある程度の大きさが欲しいということであれば10畳のLDに置くダイニングテーブルのサイズはW1500mmまで、ソファはW1700mmまでが適正といえます。
W1500mmのダイニングテーブルはいわゆる少し大きめの「4人掛け」であり、ゲストを含め最大で大人6人は囲める使い勝手の良いサイズです。
2人家族で仕事や作業台として悠々使うもよし、また家族4人で毎日食卓を囲うにも適したサイズです。
幅1700mmのソファは十分な「3人掛けサイズ」と言われているサイズです。
適度な距離を持ち2人でゆったり座る、お子様を挟んで3人で座る。
といった場合にも適したサイズです。
このようにダイニング、リビングを同等にバランスよく使いたい人には先述したサイズであれば両方を無理なく配置することができます。
また、ソファの対面にTVボードを配置する場合は横に開口部(扉・窓)があるかどうかの兼ね合いやテレビのサイズとのバランスが重要になってきますがバランスとしてはソファと同等サイズ、大きくても~1800mmまでが良いでしょう。
ソファを大きくするのかテーブルを大きくするのかを選ぶ
仮に食事をしたあとはソファに行ってそこでくつろぐことが多い、あくまでダイニングテーブルは食事のみの使用が主、ということなら比率としてソファのサイズを大きめにして、そこからテーブルのサイズを逆算的に決定していきます。
あるいはダイニングテーブルで長く過ごすことが多い、あるいは想定されるのであればテーブルを想定使用人数もふまえできるだけ大きめに設定し、ソファのサイズを決定します。
この場合、座り心地の良い、且つくつろぐこともできるダイニングチェアを選び、ソファを置かないというのも選択肢のひとつです。
大きなテーブルは着座時での適度な距離感(パーソナルスペース)を互いに保つことができます。
そのため、お子様がある程度大きくなって家族の食事時間がバラバラとなった場合に誰かが食事をしている対面で受験勉強している、というシチュエーションでもお互いを気にすることなく各々の時間を過ごすことができる、つまり近くで誰かが何かをしていても気にならないからそれぞれが快適に過ごすことができるものになるのです。
空間の大小に関わらず、ダイニングテーブルを大きめにすることはひとつのトレンドともなっています。
テーブルを大きくする場合のサイズ想定
10畳のLDでソファを置かないケースでは、長方形テーブルの場合は使い勝手がよいサイズとして幅1650mmまたは幅1800mmサイズがオススメです。
普段2~4人で使う際に互いのパーソナルスペースを十二分に確保でき、大人数で使用することも問題ありません。
そのうえで決して空間に対して大きすぎることはないので、一人掛けのパーソナルチェアを別途レイアウトすることもでき、家族構成の変化に伴い模様替えの効くサイズでもあります。
また、長方形テーブルよりイスの引きシロを必要とするラウンドテーブル、変形テーブルは10畳のLDの場合ソファとの併用が困難ですが、ソファを置かない選択であれば余裕を持って配置が可能です。
コミュニケーションを円滑にすると言われるラウンドテーブルや変形テーブルでカフェスペースのような非日常を楽しむ空間とするのも「日々の癒し」のひとつになります。
また、ソファを置かない場合はTVボードのサイズ選びで重要なのが高さとなります。
低いTVボードを選ぶと場合によっては下に見下ろす姿勢が窮屈になってしまう可能性も。
そのような都合の良いTVボードはなかなか既製品で見つからない場合はオーダー家具という選択肢があります。
適切な姿勢、位置でテレビを視聴することができる高さ設計が可能になります。
姿勢が悪くなると身体にも余分な負荷がかかり支障がでてきます。
無理な姿勢にならないように適切なサイズのTVボードを購入しましょう。
今回はあくまで一般的な「10畳のLDに配置する家具サイズ」をご紹介しましたが「私の間取りには?」「ウチの家族の人数では?」と様々なご要望もあるでしょう。
家具蔵では間取り図面から3Dシミュレーションを製作し、更にヒアリングを行うことで住まう方に合った適切な家具サイズをご案内しております。
適切な家具サイズで配置すると暮らしもより快適になります。
お気軽にご相談ください。
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