ダイニングテーブルは家具選びの基本である理由とは?
2023.3.5
ダイニングテーブルは食事やくつろぎを家族と共に過ごすため、自宅の中心となる場所です。
この中心となる場所には使い勝手だけではなく、皆がくつろいで過ごせるように考えた大きさや配置をするのが一般的です。
しかし頻繁に買い替えをする機会が少ない家具という分野において、適切な使い勝手やサイズを的確に選ぶことは意外に難しく、どのように選択をすればよいのか分からないという声をよく伺います。
今回は自宅の中心的な存在となるダイニングテーブルを通して、家具の選び方の基本をお伝えしていきます。
適切なプランニングが大事
テーブルのサイズ選びは、一緒に使う人の人数や過ごし方、またご来客の人数やその頻度によっても変わってきます。
ただし、希望のサイズが分かってもそれがダイニングスペースに無理なく設置できるかを確認しなくてはなりません。
テーブルをイメージ通りに置いてみたものの、キッチンカウンター下の収納扉が開閉した際に邪魔になってしまう。
いざ人が座ってしまうと後ろを通るのに、その都度椅子を引いてもらわなければならない、など…。
実際にテーブルを設置してから気付く悩みは意外と多くあります。
そこで3Dインテリアプランニングを活用することをおすすめします。
3Dインテリアプランニングでは、自宅の空間を立体的にCGで再現し、そのなかに検討中のテーブルなどを配置したイメージを確認するものです。
そうすることでよりはっきりと、確実に空間と家具のマッチングが可能になります。
サイズや動線の確認はもちろん、内装や他の家具との相性なども確認できる、いわば試着のようなものです。
「きっと大丈夫」という安易な気持ちでテーブルを購入してしまうと、それが失敗であった際には使いづらさや不便を感じて暮らす日々となってしまうこともありえます。
特にダイニングテーブルのような大物の家具を選ぶ際には、3Dインテリアプランニングを活用するようにしましょう。
家具蔵ではオーダーメイドで暮らし方や空間にぴったりのサイズのテーブルを製作することが出来ます。
ダイニングテーブルは、幅はもちろん、奥行きや高さまでサイズオーダー可能です。
そんなダイニングテーブルはやはり間違いのないサイズ選びを行いたいもの。
そのために3Dインテリアプランニングを活用してみましょう。
長く使うことができるものを選ぶ
新しくダイニングテーブルを購入したり、買い替えをする際に「長持ちする」という要素でものを選ぶことはとても大切です。
そのためにはダイニングテーブルの素材選びに無垢材のものを選ぶことをお勧めします。
無垢材とはどのようなものでしょう。
表面材、心材に分かれている「合板物」とは違い、天然木そのもののことをいいます。
「木そのまま、木そのもの」であり、わかり易く言うと丸太の木から伐り出した板材のことです
無垢材は乾燥・加工に時間と手間がかかります。
木を知り尽くし、木を扱える熟練の職人でなければ、木の動きを読むことができません。
従って、扱いが非常に難しく、かつ現存する保有数からも極めて希少性の高い材料です。
一方で、多くの場所で「木のテーブル」と言われるものが「木質系加工材料のもの」です。
その代表格である合板は、大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。
合板とはベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したものこのことです。
その表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品で、こうしたものはコストパフォーマンス、量産を目的としています。
ただし無垢材とは木の質感や温もりが違います。
こうしたものは購入した時が一番良い状態で、それからは着色した部分、または張り付けた部分に傷がつくと芯材が見え、表面材も剥がれてきます。
それに対して無垢材家具の特徴は、素材が純粋に「木」そのものなので傷がついてしまった場合にも目立ちません。
傷が目立ちにくいことに加えて、長く使っていけばいくほど、その傷自体も味わいになっていきます。
そして自然素材ならではの木目を楽しむこともできます。
経年変化といって、木の色に深みがでてきたり、逆に色が少し褪せたりと独特の風合いが出てくるのも無垢材家具ならではの特徴です。
重厚感があり、それでいて頑丈なのも特徴と言えるでしょう。
一度購入したら長く使用することができ、それこそ何十年というスパンで使い続けることができます。
勿論、メンテナンスだって可能です。
無垢材家具はまさに一生ものの家具と言えます。
ダイニングテーブルを検討する際には、末永く家族と共に成長していける無垢材家具を選ぶといいでしょう。
トータルコーディネートができるものを選ぶ
いざダイニングテーブルを購入したものの、そのダイニングに置いている他の家具と色合いがちぐはぐになってしまって、なんとなく統一感に欠けてしまう…、こういったお話もよく聞きます。
これは着色している家具によく見受けられる事態です。
色合いは一見同じように見えても、製造元やつくられた時期によって、その色目や濃淡が微妙に異なるためです。
それらを並べて置いてみると違和感が生じます。
反面、無垢材で家具をつくると自然素材であるために色合いをさほど気にしなくても大丈夫です。
自然の色合いは目に優しいと言うだけではなく、徐々に経年変化により味わいを増していくため、色合わせとは異なる統一感が生まれます。
単純なカラーコーディネートとはまた異なる、全体の雰囲気の統一感、とでもいいましょうか。
また、家具メーカーによってはダイニングセットを製作していても収納家具は作っていないということもよくあります。
将来的に同じようなテイストでインテリアをまとめていきたくても、扱っている商品が少なければ、また違う家具店での購入を余儀なくされるかもしれません。
将来的なトータルコーディネートが可能な家具店を選ぶことも、ダイニングテーブルを検討する際に大切な観点になります。
家具蔵は創業70年という歴史をもち、原木仕入れ・無着色による、熟練の職人が手仕上げで家具を製作する工場直営ショップです。
専門のスタッフが一人ひとりに合った「適切なプランニング」を行い、「長く使うことのできる無垢材の家具」をご提案しています。
そして「トータルコーディネートが可能」な様々な商品を取り扱っています。
空間の中心となるダイニングテーブルをご検討の際は、お気軽に工場直営ショップ「家具蔵」へお越しください。
関連する記事
最近の投稿
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
- キッチン収納 “スライドレール“の違いや構造とは? 2024年11月4日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,574)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (617)