木のぬくもりが伝わる
リビング・キッチン
vol.01 東京都 高橋邸
「友だちと一緒にキッチンに立って、皆で料理が楽しめるような家にしたかった」と語る高橋さんご夫婦。
外から見るとあまり間口は広くない土地ですが、想像以上に玄関は広々。
さらに2階へ上がると、そこにはオープンキッチンから広がる寛ぎのリビングダイニングが展開されています。
この家の設計・施工は、テラジマアーキテクツ。
設計を担当した池田大基さんは、テーマとして「人と人とのつながり」を意識したと話します。
実はこの家の中心となったキッチンは、 ご夫婦が家具蔵のハウススタジオで惚れ込んだ「キッチンと家具が一体になった空間」というコンセプトを採用しているのです。
その思いを起点として、テラジマアーキテクツと家具蔵のコラボレーションが実現しました。
無垢材キッチンとともに、無垢材ダイニングテーブルや無垢材ソファ、無垢材テレビボード(TV台収納)のほか、 壁の一部に飾り棚として埋め込まれた板にも家具蔵の無垢材が使われています。
「まさに、思いが形になった家です」とご主人が語る通り、随所にデザインの妙があり、たくさんの思いが込められているのがわかる高橋邸。
本物の木の気持ち良さと太陽の光にあふれた家は、ご夫婦と愛犬クッキー、 ここに集まる友人たちにとっても最高に居心地の良い寛ぎの場所となっています。
キッチンとダイニングの素材を統一することで、一体感のあるダイニングキッチンに。
無垢材の質感がそこにいる人を優しく包み込んでくれます。
料理中も夫婦の会話がはずむオープンキッチン。
ダイニングテーブルは気分によって縦にも横にも配置できる、ちょうどよい大きさが選ばれました。
高橋邸の大きな特徴は「くの字」に雁行した間取り。
これは空間の一端に立った時に「終わりが見えない」ことで、その奥に無限の拡がりを感じさせるという視覚的効果があります。キッチンからリビングまで見通せる空間はオープンキッチンならでは。
両端の窓とのバランスも考えた無垢材TVボード(TV台収納)「テレビボード エミネント」。
部屋を広く見せる脚付きをセレクト。
中央部に引出しを設置することで、DVD などをきれいに収納。
納品からまだ日が浅く、明るい肌色をしたチェリー材で製作しました。
ハウススタジオでひと目惚れした無垢材アイランドキッチンをベースに、すべてを自分仕様にカスタマイズ。
食洗機のパネルも同素材のチェリーで製作。
長い傘も収まる無垢材玄関収納は、床から浮かしてすっきりとした印象に。
お客様を出迎える大切なスペースに暖かさをプラスしています。
ソファはアームレスにすることで空間に軽快感を与えて部屋を広く見せています。
ソファ横の無垢材ソファテーブルはキャスターが埋め込まれた稼働タイプ。 色々な位置にもってくることができるフレキシブルなテーブルです。
リビングのソファの後ろには、印象的なブルーの壁と、玄関から2階、2階からロフトへ続く階段が。
段板と手すりを連続させるディテール、構造でもあるスチールを繊細に見せた美しいデザイン。
テラジマアーキテクツ 池田 大基さん
東京都目黒区東が丘2-12-20にある株式会社テラジマアーキテクツは地元東京、神奈川のみにエリアを絞りデザイナーズハウス設計のための綿密な打ち合わせやご要望の調整を行う事をコンセプトにしている。
【お客様の思いが形になった木のぬくもりが感じられる家】
奥行きを感じさせる仕掛けが詰まった高橋邸。
カーポートの上にはリビングからつながる広いウッドデッキ。
斜線制限によって生まれる屋根の形状を活かして2 階の上にはロフトも設けています。
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