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「テーブルとチェアの高さのバランス」を知って失敗しないダイニング選びを

2023.4.7

 

 

皆さんはテーブルとチェアを選ぶ際にどのポイントを気にしますか?

デザイン・サイズ・価格・色・素材・座り心地等々。

ポイントは多岐に渡り、人によっても重要視する部分は変わるでしょう。

そしてダイニングテーブルにはダイニングチェアは付き物です。

それを両方(もしくはどちらかでも)選ぶ場合、どんな場合でも「共通して重要視した方が良いポイント」があります。

それは「使い勝手」です。

毎日の暮らしのなかで絶え間なく使うものですから「使い勝手」はとても重要です。

「使い勝手の良いテーブルとチェア」とはどういったものでしょう?

 

 

 

ダイニングセットは椅子から選ぶ


 

 

家具蔵のお客様でも、テーブルとチェア、つまりダイニングセットをお探しの方は、まず最初にテーブルから決めていこうと考えている方が多い傾向があります。

決してこれは、間違いではありません。

空間の顔となる存在であり、大きな家具なのでサイズも重要です。

しかし、本当に「使いやすいテーブルとチェア」を選ぶコツは、まずはチェアから選んでいくことが重要なのです。

なぜならば、どんなにテーブルの雰囲気やサイズが空間に合っていてもチェアの座り心地が悪ければ、居心地が悪くなり、そこにいる時間が少なくなってしまいます。

いわば宝の持ち腐れともいえる状態になってしまうからです。

それでは、どんなチェアを選ぶのが正解でしょうか?

背もたれの構造、座面の幅、クッションタイプか板座タイプ…。

様々な要素がチェアにはありますが、必ず確認しなければいけないのは椅子に深く腰掛け、背もたれに背中がついた状態で、踵(かかと)が床面につくかどうかです。

もし、踵が床面から浮いてしまうと体重の分散ができずに、すぐに疲れてしまうことや姿勢が崩れてしまうことに繋がります。

そのため、まずは椅子の座面の高さが、しっかりと踵が床面につく高さかを確認するべきなのです。

そのように割り出された座面の高さに28cm~30cm加えた高さが、床からテーブルトップの高さになるようにしましょう。

テーブルとチェアの高さの関係性がバッチリで、食事やデスクワーク等、様々な活動を快適に行うことができるようになります。

このチェアの座面からテーブルトップまでの高さの差を「差尺(さじゃく)」と呼びます。

この差尺は「使いやすいテーブルとチェア」の関係性には切っても切れないものとなります。

 

ありがちな失敗例とその対策とは?


 

 

テーブルやチェアを買い替える理由で多いのが「椅子の座り心地が悪い」「テーブルの高さが高過ぎる(低過ぎる)」といったもの。

よくよくお話を伺うと、椅子の座り心地が悪いという場合、座面の高さが高く、お尻を深く入れて背もたれを使おうとすると踵が床につかないため、椅子の前方に腰かけて(浅座りして)踵を床につけようとすることで、背もたれに背中がつかない状態になってしまうため疲れてしまう、そのようなケースが多くあります。

例えば、デザインの美しさを重視して購入した海外製のチェアによくあることです。

また、テーブルが高過ぎる、もしくは低過ぎるという方。

ダイニングセットではなく、それぞれ別のメーカーやインテリアショップで購入したため、先述した「差尺」が適正な数値からずれてしまっている、そんな話もよく耳にします。

失敗しないテーブルとチェアの選び方は、

●テーブルとチェアを同時に購入する場合

1.チェアの座面の高さを確認(深く座って踵が床につくか?)

2.床からテーブルトップまでの高さを確認(差尺28cm~30cmのバランスが成り立っているか?)

●テーブルのみ購入する場合

1.使用中している椅子の座面の高さを計測する

2.座面の高さ+28cm~30cmの高さのテーブルを選ぶ

●チェアのみ購入する場合

1.使用中しているテーブルの床から天板トップまでの高さを計測する

2.天板トップ-28cm~30cmの座面高の椅子を選ぶ

の順番でチェックすると良いでしょう。

また、家族で長身の人と小柄な人がいる場合は、基本的には小柄な人がしっかりと踵がつく高さで椅子を作り、その椅子に合わせてテーブルの高さを決めるのがベストです。

テーブルの天板トップとチェアの座面の差尺が保たれていれば長身の人でも作業に不便をきたすことはありません。

ちなみにテーブルのみ購入する場合で、かつ使用中の椅子にアームがついている時は、購入を検討しているテーブル天板の下に補強があるか確認する必要があります。

補強がある場合は、床から補強下端までの寸法を計測し、アームが入るか確認してみて下さい。

 

どのような家具販売店で選ぶと良いか


 

快適な食卓を作るためにはテーブルとチェアの高さの関係はとても重要です。

人それぞれ身長や体格、食卓での過ごし方は異なります。

そのため、テーブルや椅子の座面の高さを1cm単位で調整出来る、そんな家具店がお勧めです。

また、テーブルとチェアの高さの重要性をしっかりと説明してくれて、お店で様々な高さが実際に体感できる家具屋だと、より安心です。

家具蔵でも様々な事例を知る経験豊富な「家具選びのプロ」がお客様一人一人に合ったテーブルや椅子のご案内しています。

まずはテーブルやチェアの購入を思い立ったら一度軽い気持ちで自分に合ったテーブルやチェアの選び方を聞いてみてください。

きっと、「目から鱗」な話が聞けるはずです。

 

自分の体にフィットする!家具の選び方無料相談会

 

 

 

 


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