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無垢材家具の「耐用年数」はどのくらい?

2023.6.28

 

 

家具選びには長持ちするかどうか、という視点も必要


 

 

家具を新しく購入する際にはどのような点を重視するでしょうか。

デザインや機能、価格、そしてサイズといった部分の他にも「このような暮らしがしたい」と思い描きながら家具を選んでいきます。

自身の求めているデザインや機能があり、頭の中に描く暮らしを叶えてくれるものが手に入ればそれに勝るものはありません。

そして、そのような家具を手に入れた後はなるべくそれを長く使用したいものです。

そう、新しく家具を購入する際には、それが「長持ちするかどうか」という点も非常に重要なのです。

 

長持ちする家具を選ぶことで得ることができるもの


 

 

かたちあるものはいつか必ず傷みが来て、使用できなくなります。

家具も同様で、家具を買い替えなければならない場面は誰にでも訪れることであり、またその理由も多様です。

ですが、その時ができるだけ先であれば、愛着のあるものを長く使用することができ、その使いやすさや安心感をより長く享受することができます。

それには長く使うことができるつくりや素材で作られた家具を選ぶことがその答えとなります。

 

一般的な家具の「寿命」は5~10年ほど


 

 

多くの家具はいわゆる「木質系加工材料」といわれるもので作られています。

代表的なのは「合板」で、合板とはベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したもののことです。

その表面に化粧シートや突板などを圧着し加工した工業製品の総称が「木質系加工材料」です。

大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。

そもそも家具の製作を「生産」と考え、企業としての利益を追求した際には、安価なコストで多くのものをより広い範囲に流通させ、そのうえで短いサイクルで買い替えを行ってもらう方が良いでしょう。

木質系加工材料でつくられた家具は、そうした企業側のニーズを完璧に満たします。

購入する側も、安価に見た目が美しい、その時々のトレンドも反映させたようなものが手に入るので互いに良いこと尽くめな気もします。

しかし、このような家具の寿命は意外なほど短いのです。

期間にしておおよそ5~10年前後。

それよりも短い場合もあれば、場合によってはそれ以上使用できることもあることでしょう。

しかし、木質系加工材料の家具は基本的に「貼りもの」です。

表面に貼り付けている化粧材やシート材は衝撃により、意外なほどすぐ剥がれてしまいます。

また、シート材はとても薄いので、キズをつけたりしてしまうと、すぐに下の芯材が露出してきます。

これはつまるところ「傷んでいる状態」であり、決して見た目が良いものではありません。

まだ使用できたとしても、傷がついた状態を心地よく思う人はあまりいないので「では買い替え」となってしまうのです。

構造自体も決して頑丈なものばかりではなく、歪みが起きるなどの変化が起きることで、いわゆる「寿命」がくることになります。

 

無垢材家具は一生ものといえるほど高耐久


 

 

木質系加工材料の家具とある意味で対極にあるのが「無垢材家具」です。

その名の通り、無垢材=「木」そのもので作られた家具であり、ぱっと見には同じ「木の家具」に見えるかもしれませんがその剛性や長持ちするかどうかはまるで異なります。

厚みのある材を使用するので、そもそも頑丈であり、そのうえで長く使っていけばいくほど、風合いが増してきます。

経年変化によって色合いも変わっていきますが、これは着色した木質系加工材料の家具とは異なり、退色しているのではなく美しく変化しているのです。

無垢材は中身も同じ素材なので、キズなども決して嫌なものにならず、それらを修復することも可能です。

当然表面が剥がれてくることもありません。

一度購入したら非常に長い期間使用でき、それこそ何十年というスパンで使い続けることができます。

メンテナンスこそ必要な場合もありますが、それを可能とするものでもあり、一生涯使用し続けることも可能です。

無垢材家具であれば家族何代にも渡って使い続けることができ、使えば使うほど愛着が湧いてきて、長く使いたいという気持ちを持つことができるようにもなります。

 

無垢材家具がもたらす癒しとエコ


 

 

無垢材家具はメンテナンスが可能なうえ、高耐久性を誇り、長く使用できます。

キズが目立つようになったら買い換える、といった資源やお金の無駄を省くこともできるのでエコロジーの観点からも有益です。

そのうえでいわば「木そのもの」である無垢材は、自然界に存在する樹木同様に、地球温暖化の要因とされるCO2を吸収するばかりではなく、製造時のエネルギー消費量・CO2排出量が桁外れに少ないエコマテリアルでもあります。

それだけでなく、接着剤により貼り合わされた合板や集成材と違い、無垢の木材は人の健康に悪影響を与える恐れのあるような化学物質を放出しません。

そのうえで高い断熱性と吸放湿性を誇り、夏の冷房、冬の暖房などの電気代の節約にも一役かってくれます。

 

 

私たちは、日々の暮らしの中に、身近な自然のひとつである木から生まれた家具を取り入れることで、様々な効果を感じることができます。

無垢材家具の魅力についてもっと知りたい!と思った方は、家具蔵の店舗に是非一度お立ち寄り下さい。

世界各国から集まった、たくさんの銘木とそれらで作られた無垢材家具たちに出会うことができます。

無垢材囲まれた空間で、安らぎのひと時を味わってみてはいかがでしょうか。

 

家具蔵の無垢材家具作りの詳細はこちらから

 

 

 

 


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