
家具蔵が提唱する「家具から考える住まいづくり」を実践したのは、埼玉県の工務店「株式会社カネザワ」の金澤会長ご夫妻。
クオリティの高い無垢材家具のプロダクトに惚れ込み、無垢材のダイニングテーブルとキッチンを家の中心に据える家の設計を依頼されました。
8人のお孫さんを含め計17人の家族と社員の集まり以外にも来客の多い金澤邸では大きなダイニングテーブルは必需品でした。
奥さまの要望はリビング・ダイニングと一体になった木のオープンキッチン。
木目の美しさもさることながら、見せる、 隠すのバランスが良くみんなで料理を楽しめるレイアウトに、
「長年の夢が叶った」
と大満足です。
そのほか、幅24センチ厚さ3センチという杉の床材、 貴重な杉の芯材をふんだんに使ったデッキテラス、檜の大黒柱、さらには珪藻土の壁と、自然素材へのこだわりもたいへん気持ちがいいものに。
仕事柄、お客さんの家はたくさん見てきたはずなのに、
「自分の家はイメージが沸かなかった」
とおっしゃる金澤さん。
それが結果的に満足のいくものになったのは家具から具体的に自分たちの暮らしをイメージできたからだといいます。
家族や友人たちが集り、それぞれの居場所を見つけてゆったり過ごせる平屋の住まいが完成しました。