ベッドフレームの基本的なサイズを知って間違いの無い寝室づくりを
2023.7.28
目次
日々の暮らしにおいて睡眠は欠かせないものです。
その睡眠が快適であるか快適でないか、これは人生においてとても重要なことといえます。
日々、肩こりや腰痛、疲れが取れないなどのお悩みなどを持たれている人も多いはずですが、それはもしかしたら睡眠環境による影響かもしれません。
快適な睡眠環境を得るために、まずはその土台となるベッドが重要です。
ベッドを選ぶうえではいくつかのポイントがありますが、まずは快適な寝室づくりに必要な「ベッドフレームの基本的なサイズ」についてお話ししていきます。
ベッドフレームに必要なのは「つくりと強度」
一般的にはマットレスに高さを出すことで、床面から約30センチ以下に現れる温度の変化、湿度の変化、床からのホコリの舞いから人を離すことで、快適な睡眠環境を維持する役割があります。
寝心地という部分では、マットレスだけが重要視されていることが多いのですが、実はベッドフレームの強度も大きな関わりがあります。
例えば、寝る時、寝返り、起きる時のフレームの「ギシギシ」と軋み音で不快さを感じている方は少なくありません。
睡眠環境を良くする為には、ベッドフレームのつくり、強度が実はとても重要になってきます。
日本における基本的なベッドフレームサイズ
【ベッドフレームの幅】
●フレームサイズ
シングル…幅1000ミリ~(1人用の一般的なサイズ)
セミダブル…幅1200ミリ~(1人でゆったりと寝たい方に良く、2人で寝るのは少し窮屈に感じます)
ダブル…幅1400ミリ~(2人で寝るのに適したサイズ)
ワイドダブル…幅1500ミリ~(ダブルとクイーンの中間)
クイーン…幅1600ミリ~(2人でゆったりと寝たい方や親子でも人気のあるサイズ)
キング…幅2000ミリ~(ベッドでは一番大きく、シングルサイズを2つ合わせたサイズ)
●ワイドフレームサイズ
シングルワイドフレーム …幅1200ミリ~(シングルサイズのマットレスにセミダブル幅のフレーム)
セミダブルワイドフレーム…幅1400ミリ~(セミダブルサイズのマットレスにダブル幅のフレーム)
※マットレスに対しフレーム幅が大きい為、枠を見せたフレームのデザイン性を楽しむことができます。
【ベッドフレームの長さ】
●フレームサイズ
レギュラーフレーム…長さ1950ミリ~
ロングフレーム …長さ2100ミリ~
ベッドフレームの「幅」選びのポイントは
ベッドフレームサイズを選ぶとき、寝る人数だけで決めるのではなく、寝返りの幅も大きなポイントとなります。
その人の肩幅が広いのか狭いのかを考え、その肩幅のプラス300ミリから400ミリあると無理なく寝返りがうてるようになります。
ベッドフレームの長さ選びのポイントは
自分の身長に見合ったサイズを選ぶことがなによりも大切です。
寝ている時は立っている時と違い脚を伸ばすので、その分の長さが必要となります。
一般的なベッドフレームの長さは1950ミリ程度。
身長が180センチ以上、という人はロングフレームにする事で脚を伸ばせて、ゆったりと過ごせるでしょう。
マットレスまでの高さは?
ベッドは寝ている時だけを考えるのではなく、腰を掛けた時や立ち座りがしやすいか、といった点も選ぶ際には視野に入れましょう。
一般的なマットレスは高さが230ミリほど。
それにベッドの脚の高さ(フットハイ)を加えて、マットレスまでの高さが約400ミリ~430ミリを目安に考えると快適に過ごせます。
なぜなら、その高さは椅子の座面と同じ高さになるからです。
ヘッドの種類は
ヘッドとは寝る時の頭部分で枕を置く方にヘッドボードと呼ばれるボードの事です。
ヘッドの種類は、お部屋の環境や見せ方によって様々なのでご自分に合ったモノを選びましょう。
窓から入る冷気などは壁沿いに下に流れる性質がある為、ヘッドがある事でその冷気を遮断でき、より快適な睡眠がとれると言われています。
尚、直接ベッドを壁付けせず約2センチ程度空けると、冷気や湿気を逃すことが出来ます。
「ヘッドレス」はその名の通りヘッドが付いておらずフレームのみの仕様なので壁付けが基本となります。
壁付けしないと枕が落ちるなどのデメリットはありますが、見た目はシンプルで圧迫感がありません。
「ロ-ヘッド」は枕からヘッドが少し見える程度の高さです。
見た目にも圧迫感がなく、バランスの取れたタイプと言えるでしょう。
「ハイヘッド」は枕を置いても十分にヘッドが見えるため、見た目にもインパクトがあります。
腰窓の下などにベッドを配置するならローヘッドやハイヘッドをお選びすると良いかもしれません。
部屋の広さに応じたサイズ選びが重要
サイズを選ぶ際に、部屋の広さという側面側も考えなくてはなりません。
部屋に対して、大きすぎて動線が狭く暮らしづらいなどもよく耳にします。
そこで、目安として下記サイズをお選びになると生活動線を確保でき、部屋が手狭にならずスッキリとまとまります。
一般的には4畳~6畳…セミシングルやシングル、6畳~8畳…シングル~ダブル、8畳~クイーン、キングの設置が可能です。
無垢材、無着色のベッドフレーム
世の中にはウッドフレームと言っても「無垢材」を使用したモノから、木目調のシートを貼った化粧合板、ランバー材に着色を施したものなど様々です。
しかし、着色物や化粧合板などは傷も目立ちやすく、接着材などを多用しており、その量が多い程人体に影響を及ぼす危険性があります。
その反面、無垢材はその特性として、空間に調湿効果やリラックス効果をもたらすなど健康に好影響を与えてくれます。
『眠る』ための機能が優先されがちな寝室環境のインテリアに、健康的な睡眠環境を確保し『癒し』の空間としての彩りを与えてくれます。
寝室に木の温もりが漂い、自然の力に癒される。
それこそが『無垢材のベッドフレーム』です。
人生の3分の1を占める睡眠時間。
その時間をより快適に。
家具蔵のベッドフレームは無垢材を理にかなった方法で組み上げ、無着色仕上げで自然の癒しを生かしながら日本の風土に配慮した、巧みな技が息づいています。
実際に触れて頂き、木の質感や温もりを感じてみてください。
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