「過ごし方」と「過ごす時間」によって変わる椅子の選び方
2023.8.26
目次
「椅子に座って何をするのか」と「椅子に座っている時間」が重要
椅子は毎日の暮らしを支える重要な家具のひとつです。
家で寛ぐ時、作業をする時、椅子があるか無いか、そしてどのような椅子で過ごすかで身体への負担も大きく変わってきます。
その椅子はどのように選べばよいのでしょうか。
デザイン?重量?それとも丈夫さ?
どれも大事なポイントです。
しかし、それと同等に大切なのは「そこでの過ごし方」と「そこで過ごす時間」でしょう。
つまり「椅子に座って何をするのか」と「椅子に座っている時間」です。
今回は過ごし方と過ごす時間によって変わる、椅子の選び方を考えてみましょう。
「過ごし方」による椅子の選び方
適切な椅子選びはそこに座る人の過ごし方、つまり「何をするのか」によっても変わってきます。
●長時間のデスクワークや作業
まず、長時間のデスクワークや作業には快適な座り心地や身体へのサポート性が重要です。
腰部へのサポートがある椅子で、背筋をまっすぐにし正しい姿勢を保つ(ことができる)のが大切となります。
さらにこだわるのであれば腰椎を適切にサポートする機能があるものだと、より快適な座姿勢をたもつことができるはずです。
●食事の際には
次にダイニングテーブルで食事を楽しむ場合。
心身ともにリラックスできる快適なものを選びたいところです。
食事の時間は家族や友人とのコミュニケーションの場でもあり、一日の中で一番長い時間をそこで過ごす可能性もあります。
必然使用時間は増えるので耐久性も重要です。
食事の場所であることから衛生面にも優れていなくてはなりません。
汚れが付きにくく、掃除が簡単な素材を選んでおくといいでしょう。
●リラックスや休憩用
リラックス時間を確保する、あるいは効率的な休憩をとるためには、肘掛けを擁したアームチェアがおすすめです。
快適にくつろぐためには、背もたれ部は直立ではなく傾斜がついているとよりリラックス感が増します。
「過ごす時間によって変わる」椅子の選び方
椅子選びはそこでの過ごし方、つまり何をするのかだけではなく、そこで過ごす時間によっても変わってきます。
つまり「その場にどのくらい着座しているのか」という違いです。
一度の着座時間が数分という人もいれば1時間以上という人もいます。
それは状況によっても変わるかもしれません。
短時間を過ごす椅子と長時間を過ごす椅子では選ぶポイントも変わってくるのです。
長時間過ごす場合の椅子の選び方
長時間の着座の際には、その椅子に座り心地や快適性は欠かせません。
椅子はインテリアなので見た目もたいへん重要ですが、デザイン優先で選んでしまうと座りづらく長時間過ごすことができない、ということになるかもしれません。
体圧分散がしっかり計算された、つまり適切なクッションがある椅子や身体の形状を考えた板の座面の椅子を選びましょう。
スペースに問題がなければアームチェアを選ぶことをお勧めします。
腕にも少なからず重さはあり、その重さをひじ掛けに置く=預けておくことで長時間座っていても肩や腰への負担が軽減されます。
また、背もたれが身体の自然な曲線にフィットするようなものや、腰部をしっかりサポートしてくれるものが理想的です。
背もたれの高さや傾きなど、自身の身体に合っているかも確認しましょう。
人の体型はそれぞれですので、座り心地がフィットする椅子もまた個々に異なります。
最後に足裏がしっかりと地面に着くかどうか、という面も確認しましょう。
踵まで床にしっかりと着いているのが理想ですが、店舗で試座する際にもスリッパや裸足になってしっかりと確認し調整をしましょう。
そして、そのような調整をしてくれる家具販売店を選ぶことも大きなポイントになります。
短時間で離脱する場合の椅子の選び方
短時間の使用なら、逆にデザインやスタイルを重視しても良いでしょう。
自分の好みや部屋のインテリアに合ったスタイリッシュな椅子を選ぶことで気分も上がり、好みやスタイルに合ったものであれば使うたびに快適さや満足感を得ることができます。
デザインや色合いをこだわって選ぶことでその椅子を見たり使ったりすることが楽しくなることは「飽き」を生まずに長くそれを愛用することにも繋がるでしょう。
また、短時間の使用が前提であれば椅子をテーブル下に収納する、あるいは別の場所に移動することが多いかもしれません。
つまりそこではいわゆる「出入りがしやすい」椅子を選ぶと良いでしょう。
アームの長いチェアでは出入りがしづらくなるのでアームレスチェアかセミアームを選択することがお勧めです。
椅子選びの優先順位は一般的には座り心地、耐久性、軽さ、デザインの順番と言われます。
どれも大事な要素になってきますので自分自身の暮らしを振り返り優先順位を考えましょう。
家具は長く使うものですので現在だけではなく将来のことも視野に入れておくといいでしょう。
家具蔵にはお客様の様々なニーズにお応えできる無垢材チェアが多数ラインナップされています。
人間工学的な数値の計算のうえで製作された無垢材無着色の椅子はどれも心地よく長い時間座ることができます。
また、木と木で組み合わされた椅子は丈夫で長期間使用でき、万が一の際の修理も可能です。
まさしく「一生もの」ともなります。
椅子職人からはじまった私ども家具蔵。
専門のスタッフがあなたの暮らしに最適な椅子をご提案させて頂きます。
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