KAGURA OFFICIAL BLOG

用途とスペースで変わるデスクの幅と奥行とは?

2023.9.10

 

 

「集中できる環境づくり」がデスク需要を支えている


 

 

デスク、つまり作業机や学習机の類の家具は毎日の暮らしに無くてはならない、無いと立ち行かないというものではないかもしれません。

勉強や仕事、あるいは何かしらの作業を行うのにパーソナルなスペースとなるデスクが絶対に必要、ということは決してなく、ダイニングテーブルやリビングテーブル、あるいは住まいに備え付けのカウンターが作業スペースとなっている人も少なくないでしょう。

それでもここ数年、いわゆる「デスク需要」は特に成人を中心に増え続けています。

新築の際にワークスペースを設ける人も多く、やはり「自身が集中して作業や仕事を行うことができる場所」が必要なのだということがわかります。

多くの新築マンションにコワーキングスペースが常設されていることからも、そのニーズは明らかです。

考えてみれば学校の図書館などは静かで集中するにはもってこいの場所でした。

その環境を住まいでも、と考える人たちが現在のパーソナルデスクの需要を支えています。

 

「幅」「奥行き」の最適な設定が快適性と集中力の向上を助ける


 

 

デスクというのは言うまでもなく「天板」「脚(あるいはそれに代わるもの)」「引き出しなどをはじめとした収納(無くても成立はする)」から構成される家具です。

その大きさや部品の組み合わせ方、デザインや素材も実に様々ですが、確実に求められるもののひとつに「快適な作業性」があります。

デスクというのはいわば作業を行うための「スペース」ですから、そこに窮屈感の無い作業性が必要であり、集中を高めるためにもそれは欠かせません。

そこでは「幅」「奥行き」をどのように決定、あるいはどのように設定するかが重要になってきます。

特に奥行に関しては意外と軽視されがちな部分も多く、且つ空間における他の家具との兼ね合いも大きく関係してくる部分となります。

 

使用するパソコンによって変わる必要な奥行き


 

 

現代において、特に成人がデスクを会社仕事などで利用する場合、パソコンの使用は必須と言えます。

そこでデスクの奥行きを決定する際には「どのタイプのパソコンを使用するのか」「そこで何をするのか」は欠かせない部分となってきます。

パソコンは大きく「ノート型」「デスクトップ型」に分かれます。

ここで説明するまでもなく、ノート型はモニターとキーボードが一体となっていてコンパクト且つ持ち運びも容易なのが特徴です。

一方、デスクトップはモニターとキーボードがそれぞれに分かれていて、且つ本体となる部分も存在します。

必要な作業や用途によってもどちらを使用するかは変わり、タブレットやスマホを含め両方を兼用する人もいるでしょう。

もし、ノート型の使用が主であればデスクの奥行きは45cmもあれば事足ります。

デスクトップ型の場合でもモニタースタンドの奥行きにも影響されますが、極端に使いにくいことは無いでしょう

この45cmという奥行きは一般的な収納家具でもよくあるサイズなので、他の家具と並べて置く、あるいはデスクとリビング収納が一体型となっているものを配置する場合にも丁度良い奥行き感となるはずです。

対して、パソコンを使用するが同時にそこでノートや書類を広げて書き物も行う、という場合は奥行き45cmでは少々不便が生じます。

パソコンを開いた状態では45cmの奥行きをほぼパソコンが占有してしまうためです。

ノート型であれば都度パソコンを畳み(それも手間ですが)、空いたスペースで作業を行うこともできますが、デスクトップ型の場合はそうはいきません。

キーボードの手前にノートや書類を広げることができるスペースを確保しておかなければならず、それを考慮すると最低55cm、できれば60cm強の奥行きが欲しいところです。

実際、一般的なデスクではこのようなサイズが数多く見られます。

奥行き60cmを超えるデスクは、意外とスペースをとるのでリビングダイニングに置く際には他の家具との間隔の兼ね合い、寝室などでもドアの開閉に影響しないかなどを考慮しておく必要があります。

また、稀に室内間口を通過しない、つまり搬入ができない可能性もあるのでその点も事前の確認が必要です。

 

幅は最低70cmから選ぶ


 

 

次にデスクの「幅」ですが、これはまず人の肩幅から導き出される60cmあることは最低条件と考えておきましょう。

同時にデスクには脚があるので、脚と脚の間にしか自身の下半身は入りませんから、その点を考えると幅70cmは確保しておきたいところです。

これを最低条件として、幅が広ければ広い方が作業の快適性は高まります。

「袖」と呼ばれる左右の引き出しの使用性を考慮するなら着座したまま引き出しに手が届くようなサイズ、具体的には110cm~120cm強のものならパソコンを拡げた状態でも他に空いたスペースで書き物もでき、奥行きがあまり広くないものでも作業性が悪くなることを避けることができます。

サイズ感としても決して珍しくはないサイズで気に入ったものを探しやすいはずです。

 

合わせるチェア選びも大事


 

 

多くの場合、デスクを使用するシーンではチェアに座って作業を行います。

そのチェア選びもデスク選びには重要です。

座り心地にはそれぞれ感じ方には差があり、肘掛けがあるか無いかなどの要素も、ゆっくり落ち着いた作業が多いのか、立ったり座ったりが多いのかで変わってきます。

また、チェアの座面高とデスクの総高も重要な関係があり、ここを損なうと作業しにくく疲れやすい姿勢を強いられます。

デスクを購入する際には今使っているチェアの座面高をしっかりと把握し、店舗スタッフに伝えましょう。

また、チェアも一緒に購入する際にはデスクの総高に合った座面高のチェアを選ぶことが絶対です。

 

 

デスクという家具は何かしらの作業を行うための家具で、そこで使用できるスペースが勉強や仕事の効率を左右します。

私ども家具蔵でも、厳選した素材で熟練の職人が一台ずつ作りあげる無垢材デスクをサイズや仕様も豊富にオーダー製作しています。

より良いデスクライフを送るためのお手伝いをしますのでお気軽にお声掛けください。

 

家具蔵の無垢材デスクのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (167)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (368)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.