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「お金を掛けるべき家具」とは?

2024.4.3

 

 

予算の制限があるなかで何に一番お金を掛けるべきか


 

 

当たり前の話ですが何かを新しく入手しようと思うと、そこには「お金」が発生します。

例外的に「誰かから無料で譲ってもらう」という選択肢はありますが、基本的にはそれが店舗であれ、個人間であれ何かを売買によって入手しようと思えばそこにお金が掛かることは必然と言えます。

それは家具においても同様です。

どのような種類の家具を購入するかによっても基準となる価格帯は変わります。

あるいは「どのメーカーのものを買うか」によっても各社の価格帯は異なり、同じメーカーであってもグレードの違いで価格が変わることは少なくありません。

一見同じに見えても作られた年代や生産国で価格が違う場合もあります。

部屋や空間、設備だけでは日々の暮らしを快適に送ることは難しく、そこには家具の存在は欠かせません。

そしてどのような家具を選ぶかが日々の快適度を高めるというには決して大げさではない話です。

一概に価格が高いものを購入すれば良い、というわけではありませんが、多額のお金を掛けることができれば快適性や空間の見栄えが上がること可能性は高まります。

しかし、多くの場合、そこに掛けることができる「予算」も(個々でその上限は異なるとはいえ)存在するはずです。

予算の制限があるなかでも何に一番お金を掛けるべきか、という問題は暮らしのクオリティを左右します。

 

どこに価値を見出して、何を重視して対価を支払うのか


 

 

家具というものは突き詰めれば「暮らしの為の道具」です。

道具としての機能を果たすことができればそこに多額のコストを費やす必要はないかもしれません。

実際にそうした考えはあり、それも一つの正解です。

一方でそこに高額(あるいは一定以上の金額)を費やす人も大勢います。

その理由は多々考えられますが、そのひとつは「暮らしの質を高めるため」ではないでしょうか。

見て美しいと感じることのできるもの、そして使っていて心地よいと感じることができるものを毎日使用することが日々も営みの質を高めるものと考えるからこそ、「お金を掛けるべきだ」と考えるのでしょう。

そこで必要なのは「どの部分に価値を見出して、何を重視して対価を支払うのか」という点をクリアにしておくことと言えます。

 

基準は暮らしの中で何を重視しているか


 

 

このような前提をふまえて「お金を掛けるべき家具」を考えていくと「自身の暮らしの中で何を重視しているか」というところに行き着きます。

食事や団らんの時間を一番に考えたいのか、寛ぎながら映画やテレビを視る時間が何よりも重要か、あるいはやはり良い眠りが全ての基本であると考えるのか。

その「重視するもの」の優先度が「お金を掛ける順番」にもなっていきます。

まず優先度として「食事や団らんの時間を一番に考えたい」という人はやはりダイニングテーブルやダイニングチェアに一番お金を掛けるべきでしょう。

来客の目に触れることが多い家具でもあるので「人に見られて恥ずかしくないものを」という考えがある人もこれに属します。

ダイニングテーブルは多くのスペースを占めるものとなることが殆どであり、空間の顔ともなる存在です。

迫力のある無垢材一枚板などは価格もそれなりにしますが、「世界に一つ」「自分が選んだ」という価値は所有する喜びを与えてくれます。

同時に使い込んでいくうちに生じる「味」は使っていく楽しみを感じることができるでしょう。

そして、誰に対しても見栄えがするものとなることは間違いありません。

 

チェア選びはとても重要


 

 

テーブルに合わせるダイニングチェアはそれ以上に重要かもしれません。

デザイナーズチェア、ショップやブランドのオリジナル、その選択肢も様々です。

ここで重視してほしいのはやはり何よりも「座り心地」と「使い勝手」、そして「頑強性」です。

座り心地や使い勝手についてはたとえ家族であっても、個々にそれぞれが求めるものが違います。

それはそれぞれに体型やその場での過ごし方が違うためです。

それぞれの「ニーズ」に合ったものを選ぶことで椅子が揃わないことがあるかもしれません。

もし統一感を重視するなら全て同じものを選ぶべきですが、「椅子は座るためのもの」という本来の存在意義に立ち返った場合、それぞれの選択肢が違っていてもなんら不思議はありません。

無着色仕上げの無垢材チェアは自然な色合いを持っているのですべて異なる組み合わせだとしても空間にすっと馴染んでくれるはずです。

また、ある程度の価格はしますが木組みで製作されたチェアはとても丈夫です。

無垢材の剛性とメンテナンス性の良さも相まって、世代を超えて使用できるコストパフォーマンスを発揮します。

 

 

家具というものはいわゆる「消費耐久財」であり、使い始めてから徐々にその使用期限は近づいていきます。

買い替えということを考えた際に「あまりコストは掛けたくないな」と考えることはある意味自然です。

一方でつくりの良い家具を選ぶことで、次の世代に受け渡すこともできるようなものでもあります。

海外でも良い家具は代々受け継がれていますが、長い目で見ると受け継ぐことができるような家具を選ぶということは環境にもやさしく、また一つの資産として考えれば決して贅沢な買いものではなく賢い選択なのかもしれません。

少なくないコストを掛けるものであれば、日頃のお手入れはどのように行うのか、修理の体制はどのようなものがあるのか、そのような点も含め時間を掛けてじっくり選ばれると良いでしょう。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 

 


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