無垢材テーブルのデザインの代表例と特徴とは?
2024.6.10
目次
テーブル選びは重要だが様々な選択肢がある
テーブルにはその用途に応じて様々な呼称に分かれます。
ダイニングテーブル・リビングテーブル・カウンターテーブル…。
同じような用途でも名前が違うということも往々にしてあり、その種類は非常に多様です。
テーブルの素材にもたくさんの選択肢がありますが主流なのはやはり木製のものでしょう。
木製テーブルは主に無垢材テーブルとそれ以外の木質系加工材で作られたものに分類されます。
そして、そのデザインもまた多彩。
じつに多くのデザインのテーブルが世に出ており、私たちの目を楽しませてくれます。
ダイニングテーブルなどは空間における占有率も高く、いわば「部屋の顔」となることもままあります。
同時にそのデザイン・形状は使いやすさやコミュニケーション性を左右することもあり、快適な暮らしを左右すると言っても過言ではない大切なポイントです。
よく見かけるデザインはある程度絞られます。
無垢材テーブルの代表的なデザインとそれが生み出す効果、選び方のポイントについて進めていきましょう。
「長方形」の特徴とポイントは
ダイニングテーブルにおけるもっともオーソドックスな形状といえる長方形。
正円形や正方形に比べて「横に長い」ぶん、ある程度の人数で使用する際に使いやすく、また空間レイアウトがしやすい形状でもあります。
一言で長方形といっても四隅の角部の形状、(これは他のテーブルでも同じことが言えますが)や側面のデザイン・脚・天板の厚みなどでそのイメージが大きく変わることもあります。
ここでの選び方のポイントは横並びになる人同士の間隔をどの程度考慮するか、です。
ある程度互いが離れていることで「ゆとり」が生まれ、快適に長時間過ごしやすくなります。
同時にそれはテーブルを大きくすることに繋がるので壁や窓、他の家具と近くなることで圧迫感を生み出すことになる可能性もあります(あるいは物理的に回遊が難しくなるなど)。
逆にテーブルを小さくすることで空間にゆとりが生まれますが、着座した際の互いの間隔が狭くなることでテーブルの使い勝手や居心地に影響が出ることもあります。
他のテーブルにも言えることですが、長方形テーブルはその場の快適性と空間の大きさとのバランスを考慮したうえでのサイズ選びがデザイン以上に重要となります。
「楕円形」の特徴と気を付けておくべき点は
長方形からの派生形であり、同時に円形の流れを汲む「双方の良さを持つ」楕円形。
そのデザインの柔らかさは、ダイニングスペースをやさしく上品な雰囲気に見せてくれることで高い人気があります。
人の出入りなども長方形テーブルと考え方は同じであり、レイアウトもしやすいタイプと言えるでしょう。
基本的に長方形と同様に横に長いことで生じる、他の要素とのバランスは大事になってきますが注意する点としてはおおよその楕円形テーブルの脚は、取り付けられる位置がその他の長方形テーブルよりも内側に付いているという点です。
これはテーブルの脚と脚の間(脚間)の距離が狭くなることを意味し、併せる椅子の大きさとのバランスを見ていく必要があります。
「折角気に入った楕円形のテーブルを手に入れたのに、椅子を2脚並べることができなかった」という事がないように
予め合わせる椅子を決めたうえでテーブルの選択に入るのもお勧めです。
正円形(ラウンド)テーブルと正方形(スクエア)テーブルの違い
人と人のコミュニケーションは正面から向かい合うよりも斜め45度の角度で向かい合う方が圧迫感無く、リラックスした状態で会話ができると言われます。
お互いの顔が自然に視界に入る関係性は、「同じ釜の飯」を食べているような「共有感」が生まれやすくなるなど、親密度を高めるうえで有効でもあります。
その状態を叶えてくれるのがラウンドとスクエア、双方のデザインです。
ラウンド形状はそのデザインの柔らかさ・イメージの優しさや可愛さ・周囲の動線の滑らかさを実現させてくれるでしょう。
ラウンドと比べた際に隅まで物が置けるというような実用面を重視するならスクエアテーブルが良いでしょう。
同じデザインサイズを2台並列に並べることで長方形の様な使い方もできます。
どちらの場合もレイアウトした際に意外とスペースを使うという点は注意点です。
あまり大きくないサイズで椅子が2脚程度ならば、さして問題は起きません。
複数、例えば4脚以上の椅子を配置する場合、椅子が四方に出ることになり、椅子の出し引きを無理なく行うことができるスペースを確保するためにはそれなりの、しかも正方形に近いスペースが必要になることも多く、それが希望サイズの配置を妨げることもありえます。
他のテーブルについても同じことが言えますが、事前のスペース確認とテーブルのサイズのマッチングは十分に行っておく必要があります。
無垢材ならでは、を楽しむ耳付きテーブル
ここまで挙げたテーブル、あるいは「変形」と言われるような多角形などのテーブルは無垢材で無くても製作できるテーブルです。
一方、木の一番外側の自然形状をそのまま生かした「耳付き」といわれるテーブルは無垢材でないと表現できません。
人気の一枚板テーブルなども基本的にはこのカテゴリーに入ります。
テーブルの側面で個性を放つ「耳」はおおらかなカーブや凸凹感を持って視覚と触角を楽しませてくれます。
木の自然形状をそのまま活かしていることから非常に個性的な形状となることもありますので実際の空間の相性・実生活での使い勝手も考慮して見極めることも大切です。
様々な要素がある無垢材テーブルのデザイン選定ですが、何より居心地の良い空間を作りあげるには自分たちが良いと思ったものを取り入れることが一番です。
一人一人異なる適正なサイズや置き方については私ども家具蔵でも様々なツールを駆使しながら親身にご案内します。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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