ベッドルームに置いておきたい家具とは?
2024.7.20
目次
パブリックスペースとパーソナルスペース
住まいを構成する「部屋」は大きく分けて家族以外の人も集まることができるパブリックスペースと、個人の空間として使うパーソナルスペースの2つに大別されます。
パブリックスペースのインテリアは、自宅の「顔」とも言える場所であることから床材や壁紙、建具の風合いに至るまで一番力を入れて選び、作りあげていく感があります。
対してパーソナルスペースは「他人が見る場所」ではないことも多く、リビングダイニング空間に比べた際にはインテリアに拘らないという人も多いかもしれません。
自宅の中でのパーソナルスペース=家族以外があまり入らない場所、というとまず寝室、ベッドルームが思い当たります。
自宅というプライベートな場所でもよりその度合いが強い場所であり、睡眠という(軽視されがちながらも)重要であるものを行う空間です。
プライベート性が高いからこそ自身の好みを反映させる、あるいは冒険的な発想を試すことができる場所とも言えます。
そして、睡眠という無意識下のなかとはいえ非常に長い時間を過ごす場所。
ここにもこだわりを持ってインテリアを構成していくのはたいへん有益です。
寝室は人生の3分の1を過ごす場所である
日本人の平均睡眠時間は7時間程度であり、世界的に見ても少ないことが指摘されています。
しかし、それでも一日の3分の1近くは睡眠時間であることは間違いなく、その前後の時間を含め多くの時間を過ごしているのがベッドルームです。
ベッドの配置や品質にこだわる
寝室に必要な家具・インテリアと聞いて思い浮かぶものはそれぞれに異なるかもしれません。
ただ、間違いなく置かれるのはベッドでしょう(あるいは布団を都度用意する人もいますが)。
おそらく寝室の中で最大の占有面積となるベッドは自身が快適に就寝できるサイズを選ぶことが重要であり、そしてそれを配置できるか否かも基本的な部分ですが重要です。
「ベッドをどの向きで置くことができるか」
「クローゼットの開閉やドアの開閉に支障が出ないように」
といった配置の部分やベッド周囲を回遊する際の余裕も確保したいところです。
窓との関係、つまり光の入り方なども快適な睡眠環境を維持するためには軽視できず、なによりもマットレスやフレームの性能もしっかりと比較検討して選択したいものです。
ナイトテーブルはあると便利
そのうえで「寝室にはベッドしか置かない」という選択肢も「有り」ですが、せっかく暮らしの多くの時間を過ごす場所です。
その快適性を増進させるために他の家具やインテリアを置くことをお勧めします。
まず「あると便利」という意味ではベッド横に小型の収納家具や物が置ける台のようなものがあると良いでしょう。
ホテルに宿泊するとベッドの横に小さな引き出し付きの収納が置いてあり、その上に照明や電話が載っているのを見たことがあるはずです。
「ナイトテーブル」と総称される家具であり、就寝時に携帯電話や眼鏡などを収納(もしくは置く)し、間接照明などを配置するものはあると大変便利です。
就寝前に読む本やアロマなどのフレグランスなどを収納しておくのもよいでしょう。
収納性を求めない=目的のものを載せる台があれば良い、ということであればスツールなどで代用するのもお勧めです。
状況によっては別の用途で使用できるのでバリュー感が増します。
間接照明は心身ともに良い効果が
間接照明は雰囲気のあるベッドルームには欠かせない要素です。
インテリアとしての目的だけでなく、入眠環境を整える意味でもやわらかい灯りが効果を発揮します。
小型のスタンドをナイトテーブルなどに載せておくほか、背の高いフロアランプなどを置くのも良いアクセントになります。
姿見やドレッサーデスクで外出前の身だしなみを
いま挙げた2つはベッド以外のスペースがあまり無いケースでも比較的取り入れやすい、つまりスペースを要しないものでありぜひおすすめしたいものです。
そして、寝室の広さに余裕があるのであればこれらの家具やインテリアも取り入れることができるとよりパーソナルスペースとしての充実度が高まります。
まずは「鏡」です。
寝室にはクローゼットが備え付けになっていることも多く、WIC(ウォークインクローゼット)と間続きになっているケースも多々見られます。
洋服を着替え、身だしなみを整える場として鏡、できれば全身が写る姿見があると便利です。
「身だしなみを整える」という意味ではドレッサーデスクがあると化粧やスキンケアなどもその場で行うことができ、寝室は一気に外出の為のステーション化します。
ドレッサーはその性質上ライティングデスクの役割も兼備するのでプライベートな空間で考え事などをまとめるような場面でも役に立つかもしれません。
他にはシェルフやチェストなど飾り棚や収納を目的としたものがあるのもよいでしょう。
どのような空間でもそうですが、居心地の良い場所とは好きなものに囲まれていることは快適さとリラックス感をもたらします。
写真立てや読みかけの本や雑誌など置物一つで空間の印象もぐっと良くなることから、こだわりのベッドルームにはシェルフを置くことも一つでしょう。
また、チェストは洋服などを収納するほか、アクセサリー類、もしくはどんな時にもあると便利な防災グッズを保管する場所として便利です。
ベッドルームは究極のプライベート空間です。
お気に入りのものに囲まれた空間で香りや灯りにも癒されながら世界で一つの場所にしてみるのはどうでしょうか?
レイアウトやスペーシングを含めたレイアウトプランニングはぜひ私ども家具蔵にお任せください。
お気軽にご相談いただければ幸いです。
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