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マットレスの選び方とは?基準はあるのか?を解説 

2024.9.1

 

 

日本人の平均睡眠時間は、2024年現在でおおよそ6.45時間と言われています。

世界の平均睡眠時間は「6.8時間」となっており、日本は調査対象国の中で最も睡眠時間が短い国です。

また、睡眠の質に関するアンケートでは「満足していない」と回答した人が全体の40%と世界でワースト1位の結果となっています。

言うまでもなく睡眠は日々を健康に過ごす重要な要素ですが、少ない睡眠時間を伸ばすことはそう簡単ではありません。

しかし、せめて「質の良い睡眠」が確保できるのであればその睡眠時間の短さを多少なりともリカバリーできます。

多くの人がベッドを使い就寝していますがそれに付き物なのがマットレスであり、マットレス選びが睡眠の質を左右することも周知の事実です。

ここでは今一度「マットレスの選び方」について見ていきます。

 

実際に寝転がって「身体のライン」を確かめる


 

 

マットレスの種類は非常に多様で、有名メーカーも多数存在します。

その中でどれを選ぶのがベストか。

大前提としてマットレスを選ぶ際には、必ず現地で横になって「試す」ことが重要です。

大型家具販売店の寝具売り場、専門メーカーの店舗などでは実際に寝転がって、多くの場合はプロの解説を受けながら「寝心地」を試すことができます。

ここでひとつ落とし穴があるとすれば「どれを試してもたいてい良く感じる」ことです。

その場に行くまでの時間で既に多少の疲労はあるので「寝転がる」という行為自体が非常に楽に感じます。

それに惑わされずに確認すべきポイントは大きく2つです。

まずは「身体のラインが真っ直ぐになっているか」。

寝転がった際に腰が沈んでいないか、胸が張っていないか、沈み過ぎていないかを見てみましょう。

マットレスで得ることのできる「体圧分散」は体重に対して「頭:8%」「肩:33%」「お尻:44%」「足:15%」となっていて、これが効率的且つ就寝時に身体への負担が無い体圧の振り分けができる数値となっています。

例えばマットレスに寝転がった際にお尻が沈んでいる場合は本来44%が理想である負荷がそれ以上に掛かってしまっている状態です。

これは朝目覚めた時の腰の痛みや嫌悪感に繋がります。

胸が張っている場合も肩に通常以上に負荷がかかっている状態ということであり、肩こりや頭痛の原因になります。

つまり、身体の各所に負荷が正常にかかっているかを確認するために体のラインをチェックするのです。

 

腰部分に隙間は無いか


 

 

「体圧分散性」は、あくまでも「点」で体重を支えた場合に生じる体重分布の効率です。

本来、体重は「点」ではなく「面」で支えることで負担をやわらげ、長く寛ぎを与えてくれます。

もしマットレスに寝転がった際に腰部分に寝床との隙間があった場合、それは自身の身体に合っていないことを意味します。

肩と腰に大きく負荷がかかることに繋がります。

本来マットレスの役割は横になった際に生じる体の隙間を埋めることです。

人間は立った姿勢をそのまま横にした姿勢が理想的な寝姿勢と言われます。

硬い床にそのまま横になると沢山の隙間が生まれ、体重を点で支えることになり痛みを感じます。

マットレスがあることで、面で支えることができ体に負荷がかかりにくくなるわけですが、身体に合っていないマットレスでは極端な話が硬い床に寝転がっているのとさほど変わらない、ということにもなるのです。

 

マットレスの価格の違いの差は何か


 

 

どのようなものでもそうですがマットレスを選ぶ際に気になるのが「価格」です。

マットレスにおける価格の違いは内容物の違いに起因することが殆どです。

スプリングの構造を含め各社がそれぞれに工夫を凝らし、グレードに差をつけています。

しかし、どれだけ良質な内容物・内部構造であっても自身の身体に合っていなければ何の意味もありません。

例え100万円のマットレスでも身体に合っていなければ価値はなく、1万円のマットレスでも身体に合っていれば100万円以上の価値になります。

マットレス選びに価格も重要な要素ではありますが、それもふまえながら「本当に身体に合う」マットレスを選ぶことが大切です。

 

2名でマットレスを使用する際に優先するのは


 

 

夫婦やパートナーで同じマットレスを使用する、という人もいるでしょう。

それぞれ体格の差や寝姿勢の違いなどありますが、一緒に寝ることが前提の場合はできるだけ男性の方、あるいは体格が良い人に合わせたマットレス選びをしてあげると良いでしょう。

一般的に男性の方が筋肉質であり、同じマットレスを使用した場合、女性に比べて沈み込みが大きくなります。

また、筋肉量が多くなることで代謝も上がり、そのことで熱がこもってしまうため、寝心地が悪いと感じてしまうのです。

男性と女性を比べた場合(一般論ですが)男性の方が一度「寝心地が悪い」と感じるとなかなか寝付けないということが多いようです。

逆に女性は、男性に比べるとマットレスの硬さなどで寝心地に支障が出るといったことは少なく、男性優先でマットレスを選ぶことで両者に快適な睡眠が確保される可能性が高くなるのです。

 

選ぶのはマットレスだけではダメ


 

 

マットレスだけ良いものにしても、そこで得ることのできる効果はまだ不十分です。

マットレスと対になるアイテムは「枕」であり、枕選びも快適な睡眠に非常に重要であることはこれも周知の事実です。

硬めのマットレスを選ぶのであれば枕は高めに。

柔らかいマットレスであれば枕は低く。

枕の形状・構造も研究が進み様々なものが世に出ています。

マットレスを選ぶ際には必ず枕も一緒にこだわって選びましょう。

 

 

快適な睡眠を確保するためには他にも外的なものを含め、様々なものがあり今触れた枕だけでなくベッドフレームの選択も重要です。

また部屋の明るさや気温などこだわっていくとじつに多くの要素が必要となります。

そのなかのひとつがマットレスですがマットレスは就寝時の身体に直接触れ、支えるもっともたるものです。

私ども家具蔵でも日本ベッドと提携したものをご案内しているほか、他メーカーのものを含め選び方についても詳しくお伝えしています。

ぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

 

 


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