新築の完成にオーダー家具の完成を間に合わせるには?
2024.9.3
オーダー家具の完成までの流れを知る
住まいを新築する際に新しい暮らしに合わせて家具も新調したくなるものです。
いわゆる既製品で希望が満たされない場合、つまりサイズやデザイン、自身の使い勝手にこだわる場合、あるいは「せっかくであれば」と新居にぴったりの家具をオーダーすることも暮らしをより豊かにするアイデアのひとつです。
オーダー家具は自身や家族の暮らしに最も使いやすく、同時に空間に対して無駄のないサイズが叶います。
また、床材などの内装に合わせて好きな素材やデザインを選ぶことができることで全体のコーディネートを統一することも可能になります。
一方でオーダー家具は打ち合わせや完成までの時間がかかる、といった懸念点もあるのは事実。
しかし、そのオーダー家具も注文から自宅への納品までの流れを知れば、完成に間に合うのか気を揉んだりすることなく、また、何より入居後の快適な暮らしが手に入ります。
家の打ち合わせだけでも大変だし…。
完成、引き渡し、引越に間に合わないかも…。
と諦めていた方はぜひご一読ください。
気になる家具店に問合わせをする
オーダー家具販売店といってもその素材から取り扱うアイテム、デザインまで千差万別です。
まずは自分の好みや自宅の内装に合う素材、商品、デザインを精査する意味でオーダー家具販売店をリサーチしていきます。
自身のニーズを満たす、あるいは気になる家具販売店がいくつか絞れて来たら「予算感」「どのように打ち合わせを行うか」「完成までの流れや期間」などの問い合わせを行います。
完成までの期間はメーカーや商品によっても異なります。
セミオーダーであれば2週間程度で届くものもあればフルオーダー家具の場合は順番待ちで3か月から半年程かかる、というものもあります。
この段階である程度希望の納期から逆算し、いつ頃までに申し込みをすれば新居の完成に間に合うのか、目安を決めることができます。
それらが自身の計画に合えば次のステップへ進みます。
詳細の打ち合わせ
オーダー家具の打ち合わせでは自宅の間取り図面やサイズメモ、置きたい家具のイメージや要望を担当者へ具体的な要望を伝えることができると打ち合わせがスムーズに進みます。
例えばオーダーのテーブルであれば希望のサイズやデザイン。
収納家具であれば必要な収納容量。
内容物なども予め整理しておくと良いでしょう。
オーダー家具の完成イメージは図面だけでなく3DCGを使用したイメージで出来上がりをシミュレーションできることもあります。
平面図だけではイメージしづらい場合は依頼してみましょう。
イメージを確認したうえでもし要望や予算が合わない場合は担当者へ伝え、修正や再度提案を行ってもらい打ち合わせを重ねます。
細かい調整はメールや電話でのやり取りでも可能ですが、最初の段階ではある程度お店に足を運び現物を見ながら行うことをお勧めします。
図面やイメージ製作は順番待ちで1~2週間掛かる場合もあるので早め早めの行動もお勧めです。
またゼロベースから製作するフルオーダー家具の場合は1回の打ち合わせで数時間を要することもあり、同時に次の打ち合せには担当者と日程の調整も必要になってきます。
オーダー内容にもよりますが修正も考慮しながらの日程にも余裕を持っておくと安心です。
また、要望の中でもここは譲れない!という部分と、ある程度妥協しても構わないという優先順位を決めて担当者へ伝えることでより満足のいくオーダーへと近づいていきます。
大型の家具であれば搬入経路も確認をしていおきましょう。
図面や提案・見積りの確認
どのような家具を製作するのか決定した時点で設計図や見積りをもらいましょう。
ここで最終的な打合せを行い、修正点などがないかもう一度確認します。
支払い、製作
家具の内容が決定したら購入に進みます。
希望の日程まで保管が可能であるか、支払いはどのように進めるのか等の確認を行いましょう。
また家具取り付けに工事が必要な場合は予め家具取り付けを行うことを工務店やハウスメーカーへ伝えておくとスムーズです。
例えば着工後内覧が可能になる段階で採寸などを行う必要がある・重量のある大型家具で壁に取り付けるため下地を入れてもらう必要がある、など工務店やハウスメーカーとの連携が必要となる場合もままあります。
家具販売店の担当者にもある程度完成までのスケジュール感を伝えることでその後の調整がスムーズに進みます。
ご新居の完成に併せて納品
いよいよ完成した新居へオーダーした家具も納品されます。
家の打ち合わせ同様、自身のイメージや要望で思い描いた家具とのご対面です。
時間を掛けて製作された家具であれば愛着も一層湧くというものです。
このように新築でオーダー家具を希望する場合はちょうど図面が大まかに完成した頃、大体半年前から目星をつけ始めると安心です。
なかにはまだ家の図面が完成する前から家具販売店を見て廻り、希望の家具があれば購入しその家具が活きる空間を作る、という人もいます。
家具は住まう人皆が毎日目にし、触れるものです。
気に入った家具を中心に家を選ぶ、という選び方も豊かな暮らしにぐっと近づく選択かもしれません。
とはいえ、オーダーであるがゆえに失敗したくない、と慎重に考える人ももちろん正解です。
まずは今使用している家具を持って行き、暮らす中で適切なサイズや仕様を考えてオーダーするという方法は長い目で見て考えると決して遅い選択ではありません。。
食事に使うテーブルなど引っ越し当日から必要なものはある程度揃えておくべきですが、収納家具などは必要な容量やサイズを見てから選ぶことも「有り」です。
オーダー家具は時間を掛けて打ち合わせを行い、製作される分、使う人の暮らしを豊かにしてくれる家具です。
ご自身にあった無理のない方法で最適な家具選びをしましょう。
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