KAGURA OFFICIAL BLOG

家具の素材は床と同じものを選んでよいのか?

2024.9.27

 

住まいやそのインテリアを考える際、大きく印象を左右するのは内装と家具です。

床は空間のなかでも面積が大きく、またその多くが白である壁と違って何かしら色が入ります。

住まいのインテリアを考える際に家具との相性はどうなのか?と気にされたり悩んでしまう人も多いことでしょう。

実際に家具選びを行っているお客様からも

「我が家の床にはどのような家具が合うか」

「フローリングと家具は素材や色を合わせるべきか」

と、床の色や素材と気に入った家具との相性についてご相談をいただくことがままあります。

今回は床と家具の素材や色を同じもので選ぶことについて、そのメリットや他の選択肢についても見ていきます。

 

家具の素材と床の色を合わせるメリット


 

 

床の色と家具の色は似た色合いを組み合わせると統一感のある落ち着いた印象になるのが特徴です。

例えばオークやパインなどナチュラル系の色合いは明るく爽やかな印象が強く日本の住居にも馴染みが良いものです。

北欧テイストやナチュラルテイストの家具とも相性が良いので人気も高いものとなります。

家具を床と同じくナチュラル系で選んだ場合は、同系色同士の組み合わせとなることで全体にも統一感が出てまとまりのある空間になります。

同時に空間全体が明るく開放感のある印象も強くなるでしょう。

部屋全体が明るくリラックスできる雰囲気になることは、ゆっくり家族で団欒の時間を過ごすリビングやダイニングなどに最適です。

周囲の家具やファブリックもナチュラル系の素材や、ベージュやアイボリー等の同系色でそろえると温かみのあるナチュラルなコーディネートを楽しむことができます。

ダークブラウン系の床も高い人気を誇ります。

ウォールナットやサペリなどの木材を使用した家具を合わせるのがスタンダードです。

どちらも重厚さと上品さが特徴です。

床も家具もダークブラウン系のもので統一した場合は、落ち着きのある「大人の」空間を作ることができます。

同系色が重なることでシックで高級感ある雰囲気が強調されるのです。

そこに間接照明などを取り入れて、より雰囲気のある空間を演出するのもひとつです。

また、間接照明が床を明るく照らすことで濃い色が持つ圧迫感が軽減される効果も期待できます。

自分の時間に没頭したい、静かに過ごす空間を目指したいという方、また寝室や書斎など落ち着いた気分で過ごしたい部屋のコーディネートにも最適な組み合わせです。

 

床と家具の色を敢えて合わせないコーディネートとは


 

 

それでは、敢えて床の色と家具の色を「合わせない」コーディネートを行った際にどのような効果があるのでしょうか。

まず最初に言えるのはそれは決して「間違いではない」ということです。

床と家具の色は、濃度が離れた色で組み合わせると差し色となってメリハリがある空間になります。

そのことで空間を広く見せる効果があり、むしろ積極的に導入してもよい手法です。

たとえばナチュラル系の床に、ウォールナット材などのダークブラウンの家具を合わせる。

そのことでカジュアルとラグジュアリー感が程よく合わさった印象になります。

ダークブラウン系の家具で統一した場合は悪く言えば重たい印象にも見えてしまいますが、床の色が明るければ重くなりすぎずスッキリと見えます。

さらに明るい床色は圧迫感を軽減し広々感じさせる効果も期待できます。

高級感のある落ち着いた色合いの家具が好きだが部屋が暗くなるのでは?狭く感じるのでは?と心配な人にも最適な合わせです。

また、床の色味と家具の色味のコントラストが強いほど家具のデザイン・内装のデザイン双方が映えやすくなります。

例えば一枚板テーブルなどお気に入りのダイニングテーブルをインテリアのメインにしたい場合にも存在感が増すのでお勧めの合わせ方と言えます。

 

無垢材家具という選択肢はコーディネートの幅を広げる


 

 

このような床材や床の色によって、どのような色合いの家具を合わせるかという点は空間全体の見え方やそこで感じる印象を変え、それぞれに相性というものもあります。

インテリアづくりにはルールは無いのですが、やはり「セオリー」というものはあり、それに沿ったもので構成することは違和感の無い空間づくりを作り上げることにもなります。

そのうえでそれにとらわれすぎることは本当に自身の好きなものを選ぶことができなくなるかもしれないジレンマを抱えることになるかもしれません。

そこで無着色仕上げの無垢材家具を選ぶことで床材に縛られない家具選びが可能になるかもしれません。

 

無着色仕上げの無垢材家具が作り上げる多様性と自由度


 

 

無垢材家具と言っても多々ありますが、床材に縛られない家具選びが可能になるのはあくまで「無着色仕上げ」であることが条件です。

木材には本来様々な色彩があり、無着色仕上げの無垢材家具は木の種類を選ぶことが家具の色合いを選ぶことにもつながります。

そのうえで無垢材のような自然素材は様々な色合いが入り混じり、私たちの目に「そのように」見えているものであり、その結果として「何色」と表現しているにすぎません。

様々な色彩を持っているということはどのような空間にも合うということでもあります。

また、無着色仕上げの無垢材家具は経年で色合いの変化を生じ、徐々にその色合いを変えていきます。

つまり「何色」と明確に表現することはできず、それが逆にコーディネートの多様性や自由度を高めるのです。

無着色仕上げの無垢材家具はどのような色の床材にも、そして内装材でも自然に溶け込み、自身が本当に好きな樹種、色合いのもので空間を作り上げることが可能なのです。

 

 

家具を選ぶ際、床の色や素材はその空間のイメージを決めるとても大切な要素となりますが、それが無着色仕上げの無垢材家具であれば必ずしもセオリーに沿うことはありません。

無着色仕上げの無垢材家具は、どのような空間にも調和するとても魅力あふれる素材です。

私ども家具蔵でもその際の家具選びのお手伝いができるよう、3Dを駆使したシミュレーションや、プランニングなど無料で行っております。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (144)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (368)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.