vol.075 東京都 I様邸
ウォールナットの無垢材テーブルと無垢材オーダーボード

家具蔵の無垢材家具たちは数年の歳月を掛けて少しずつ買い足されていったもの。 そんな家族の歴史ともいえる家具に囲まれた生活を送るI様御夫妻。 ロンドンまで足を運ぶほどの骨董好きの二人の審美眼は、家具選びにも通じています。 「時間を経ると、合成物質でつくられたトレンド製品は汚れたり傷がついたりすると買い替えたくなる。家具蔵の無垢材家具のように天然の素材を使った普遍的なものは、そうはならない。時間の経過とともに愛着が出てきて使い込むことで自分のものになっていくんですよね」。 そんな言葉で自宅の家具を語るご主人様の目には、お気に入りの骨董を見るのと同じものがありました。
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奥様が毎日座るのがこの無垢材チェア「LDアームチェア イーズ」。 「この椅子だけ、私が座りながらいつもアームを撫でているから毎日磨かれて、特別に艶やかになっているのよ」 と微笑みながら今日も一撫で。
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長い間使い込まれた無垢材アームチェア「ヴォーグⅡ」に載せて見せてくれた手作りのブローチなどの作品。 月日と共に徐々に表情を変えてきた無垢材のウォールナットのまろやかな茶色によく映えています。
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無垢材アームチェア「DUO」は厳選されたヌメ革を使い、その風合いは無着色の無垢材フレームと同様に年月を重ねるごとに味わいが増していきます。 無垢材サイドボード(収納)の天板の上には李朝の木製の雁をはじめ、白磁などが置かれ、さながら骨董ギャラリーのよう。
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「ウォールナットのさまざまな色のグラデーションが好き」と、リビングの壁全面にも家具と同じウォールナット調の壁材を貼られた落ち着いた空間。 無垢材家具のしつらいが、しっくりと馴染み。上質な空間づくりに大きく貢献しています。

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