vol.110 東京都 一休庵
タモの無垢材テーブルと無垢材チェア
豊かな緑と風情ある街並みが魅力の深大寺門前町にある創業50余年の「一休庵」。
店主・内野さんは学生時代から「日本一のそば職人になる」と修行を始めた職人気質。
自家製粉の粉と石臼、名水を活かしながら打ちたてにこだわる自慢のそばを心地よく楽しんでもらうため、店舗の改装にも取り組まれました。
「食べ物でも家具でも、本物には崩れない価値がある」と言い切る内野さんは、
「木に詳しい人はいても使いこなせる人は少ないでしょう。その点、家具蔵の職人さんは素材の持ち味を存分に活かしているのがよくわかる。この家具達も、私やお客様と一緒に年を重ね、代々受け継がれるものとしたいと思っています」と語ります。
四季を楽しむことのできる2階席は「そばを自然と一緒に満喫してほしい」と、座敷を板張りにして、タモ材で製作した無垢材テーブルと無垢材チェアを。
堂々としていて、それでいて涼やかな柾目が店内の凛とした空気に調和します。