住まいの顔を無垢材で演出 特注の玄関収納のススメ
2022.3.22
目次
玄関はいつも皆が使う場所でもあり家の顔でもある
玄関は住む人はもちろんのこと、ゲストを招くときや宅配便を受け取る際なども含めると、一番多くの人が目にする室内空間であり、一番初めに目にする部分です。
玄関も含めて毎日使う場所はついつい「見慣れた景色」になりがちです。
ですが、玄関は家の印象を決める場所と言っても過言ではないスペースとなります。
収納機能・を上手く活用し、常にきれいにしておきたい場所です。
使い勝手だけを考えれば、いつも履くような靴が外に出ているのは仕方がないかもしれません。
常に玄関を美しく保つために収納にこだわる
ただ、たくさんの靴が出しっ放しになっている玄関は乱雑な印象を与え、見た目も損なわれるばかりか、そこに住まう人の印象も変えてしまう可能性があります。
来客時でも慌てずに済むように。
それでいて家の顔ともいえる部分を美しく保つ。
他の空間の収納同様、玄関のそれも間取りから考え、こだわりを採り入れることでその方の暮らしに合ったものが生まれます。
無垢材には「本物」の良さがある
「無垢材は見ているだけでもなんだか落ち着きますね」
家具蔵のお客様からも多くいただく言葉のひとつです。
店舗でも
「外から木の家具がたくさん見えて自然と引き寄せられるように入ってしまった」
という方も珍しくはなく、本物の木は人が語る以上に万人を惹きつける魅力を持っています。
家具蔵では、無着色の無垢材でオーダー家具を製作します。
色を塗らない無垢材には、自然だけが作り出すことのできる不規則な木目や色のグラデーションが現れます。
その木目をデザインに昇華させるまで見極めながら材料を選別し、かたちにする職人技で「使うお客様のこと」を思いながら作るからこそ、オーダー家具になった時もその自然の表情が活きてくるのです。
大事なのは5年後や10年後を想定すること
一方で一般的に収納家具には(オーダー家具であっても)様々な素材の選択肢が存在します。
その素材の代表的な仕上げには、UV塗装などの塗装もの・メラミン化粧板や木材を薄くスライスした突板を貼った突板合板などがあります。
空間によっては、壁と同じ素材や色で仕上げるほうがすっきりと見えたり、存在感が目立たなくなったり、建具と色合いを揃えたりとそれぞれのメリットもあります。
ここで想像していただきたいのは「5年後、10年後の姿」です。
大切なのはその家具の数年後の姿です。
特に玄関収納などは造り付けにすることが多いため、よほどのことがない限り買い替えをするものではありません。
使い始めはどの素材もきれいなのは当たり前ですが、使い続けていったときにどうなるか、そこまでイメージして素材を選んでいるでしょうか?
塗装や化粧板、突板合板の内部素材はMDFやフラッシュ構造の木材で作られていることが多く、それを基材として塗って・貼って仕上げる、もしくは着色して完成品となります。
表面仕上げのことを「化粧」と呼びますが、「化粧」は何らかのほころびから剥がれていってしまいます。
たとえば、傘をしまうときに扉の角にぶつけてしまったり、飾ろうとした花瓶を落としてしまったり、こうした何気ないことをきっかけに扉の表面に傷がつく、あるいは程度によっては心材が出てきてしまうかもしれません。
逆に、無着色の無垢材家具の場合はどうでしょう。
無垢材家具は使っていくうちにその色味も深い味のある色へと変化してきます。
皆さんもヌメ革の財布やベルトなどを使ったことがあるかもしれませんが、それらは使い込むほどに馴染んで色合いも深くなっていきます。
ちょうどそれと同じようなイメージです。
暮らしの中でその生活とともに年を重ねて味わい深くなっていくのが無垢材家具なのです。
そして、傷がついた場合でも、無垢材家具は当然、中まで同じ木でできています。
時間の経過の中でその傷さえも同じく経年変化していき、だんだんと目立ちにくくなっていくのです。
傷自体がなくなるわけではありませんが、それすらも使い込んだ証になっていくのが無垢材家具の大きな魅力であり、実際にお使いいただいているお客様からも、その傷も含めて家具に愛着を感じられるという意見を多くいただきます。
もちろん修理だって可能です。
買い替えや作り替えが頻繁には起こりにくい玄関収納だからこそ、素材についてもこれから先の生活をイメージしながら選ぶのが大事なのです。
希望を叶える玄関収納はオーダーで
オーダー玄関収納の打ち合わせをしていると、多くのお客様からたくさんのご要望を伺います。
その内容は様々で、
「収納力が欲しい」「花を飾れるようにしたい」「空間に合うものにしたい」…。
などなど今使っている収納家具の問題点なども含めて、せっかくであれば自分のスタイルに合った収納を作るほうが、既製品で合うものを探すより時間も手間も省くことができます。
まずは希望を書き出してプロに相談してみるというのが一番早い解決策です。
家具蔵のオーダー収納であれば、素材についても床材・壁の仕上げ材と一緒に考え、ご新築やリノベーションの方向性を損なわない玄関収納を実現できます。
自然素材が主役となった住まいが増えてきているなか、自然の木が持つグラデーションは、ほかの素材とも自然と馴染み、落ち着きのある空間を作ります。
また、最近のマンションなどでは、シューズインクローゼットを備えているところが多くなっています。
そこに靴だけでなくスポーツの道具やベビーカーなども一緒に収納している方も多いはず。
ただ、色々なものが収納できる分、普段使う靴やスリッパの収納が出し難い、結果としてそれでも収納力が足りないと感じている方も多いのが実際のところです。
その場合、それとは別に、普段使いのオーダーシューズボックスがあると便利です。
邪魔にならないよう薄型のものにしたり、場合によってはベンチのような座れる台も兼ねた収納家具にすることもおススメであり、オーダー家具はそれを可能にします。
戸建の場合では、家族用の玄関とゲスト用の玄関を別に設ける、入り口は一つでも三和土の部分を広く取り、壁で家族用の玄関スペースを仕切るなど、様々な玄関の工夫がなされています。
目的や用途を分けることにより、収納力を増やしながらゲストが来た時でも慌てずに済む美しい玄関の使い方ができるのです。
毎日家族皆で使う場所であり、多くの人の目に触れる場所でもある玄関。
そこで毎日使用する玄関収納を、こだわりのオーダー家具で考えてみませんか?
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