「森の中の幼稚園と居心地のいい会議室」
2018.2.6
みなさん、こんにちは。
史上最強ともいわれる寒波が列島を覆うこの冬。
先日、久々となる都心の大雪はまだ街の一部に残り、その凄さを物語っています。
外は痛くなるくらいの寒さが続く毎日ですが、こんな時こそ心も身体も暖まるようなひとときが欲しいもの。
そんな場所が皆さんの「住まい」であるように、家具蔵はいつも無垢材の家具を中心とした「じんわりとした暖かみのある空間」をご提案したいと考えています。
今回はある幼稚園にお邪魔して、そこで大活躍するナラの大テーブルをご紹介することとしましょう。
花と緑があふれる森のような園内の先には自然の緑や小高い丘をそのまま生かした広い庭。
そこを抜け、たどり着いたさきにはとんがり屋根の特徴ある園舎があります。
「おはようございまーす!」
とたくさんの子供たちの声、声、声・・・。
「せんせい、どこいくの?」「わたしね、それでね・・・」
子供たちの表情はどれも可愛く、元気いっぱいです。
通されたのは先生や保護者の方のための会議室。
ナラ材でつくられた大きなダイニングテーブルで髭が特徴的な園長先生がニコニコと出迎えてくれました。
「こういう緑豊かな庭を通ってきて、ここに大きな木のテーブルがあるって、とっても自然でしょ?」
園長先生は気さくに
「10年以上前、街を歩いていたときに家具蔵でこのテーブルを見かけてね。
ここで使えば、自宅に置くよりたくさんの人に使ってもらえると思って」
と気取らない笑顔で語りかけてくれます。
「最近は、このあたりも自然が少なくなっちゃって、皆さんもなかなか家に大きなテーブルも置けないし。
だから、お父さんお母さんたちもここに来て、園内の自然やこの無垢材のテーブルでホッとしてくれたらいいな、と思っているんですよ」
ここで会議をすると、居心地がいいからか、固い雰囲気にならずに議論が進みやすくなるそう。
それはテーブルやチェアの影響だけでなく、園長先生はじめ、園の職員の方々の優しい笑顔とふるまいが皆の気持ちをほぐしてくれるからではないしょうか。
園を後にする際、園児たちが
「きょうはおしゃしん、とってくれてありがとうございました」
と元気なお礼を言ってくれました。
森のなかでもひときわ際立つ大きさを誇る、銘木ナラ。
そんな木に触れて育つお子さんたちも、それを見守る保護者の方や園の方々も、とてもおおらかな気持ちで毎日を過ごすことができているのではないでしょうか。
無垢材の家具がもたらすもの。
そんなことを考えながら帰路についた訪問となりました。
宮前幼稚園様、ご協力ありがとうございました。
今後とも、この大きなテーブルでたくさんの笑顔を創り出していっていただければ嬉しく思います。
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